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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第107話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第107話 | |||
サブタイトル | 女神の石碑 | ||
配信日 | 2023年1月18日 | ||
サンデー | 2023年8号 | ||
単行本 | 11巻 | ||
登場人物 | フリーレン フェルン シュタルク ヒンメル ハイター アイゼン | ||
第107話 女神の石碑『勇者ヒンメルの死から31年後。北部高原キーノ峠』 フリーレン「入国審査は三週間待ちだってさ」 フェルン「随分待たされるんですね」 フリーレン「黄金郷のマハトが討たれて、城塞都市ヴァイゼがある程度機能するようになったからね。北部高原の治安も良くなって、商人や冒険者の往来の条件がそれなりに緩和されたみたい。もともと海路での入国が主流で、北部高原から入ってくる人は少なかったから、入国審査の人員も足りてないんだうね」 シュタルク「丁度混雑に巻き込まれちまったってことか…」 フェルン「また足止めですか」 シュタルク「とはいってもこの場所何もないぞ。どうやって暇潰すんだよ」 フリーレン「そこは問題ないかな。実は私行きたい場所があるんだよね」 フェルン「…女神の石碑ですか」 フリーレン「女神様は知っているよね?」 フェルン「もちろんです。聖典に出てくる天地創造の女神様。昔よくハイター様に読み聞かされました」 フリーレン「女神様は自らの魔法を込めた、十の石碑をこの大陸に残したとされている」 シュタルク「その内の一つがこの近くにあるってことか」 フリーレン「だから石碑に込められた魔法を解読したいと思ってね」 フェルン「私の記憶違いでなければ、十の石碑は有史以来未解読だったと思うのですが」 シュタルク「だとしたら相当時間が掛かるんじゃねぇか。何十年も足止めされるのはごめんだぜ」 フリーレン「リベンジがしたいんだよ。入国審査が終わるまでに解読できなければ諦める」 シュタルク「リベンジ?」 フリーレン「前回は魔王討伐の旅の途中に立ち寄ったんだけどね。森の中を三日三晩さまよった先にあったから、皆マジギレしてて詳しく調べられなかったんだよね」 フェルン「これからそこに行くんですよね?私達もマジギレしていいですか?」 フリーレン「しかも石碑を調べた後の記憶が曖昧なんだよね。一週間くらい記憶が抜け落ちている気がする」 シュタルク「その石碑危ない物じゃねぇだろうな」 フリーレン「とにかく石碑の道は険しいよ。気合入れて行こう」 『女神の石碑』 フェルン「ようやくたどり着きましたね」 シュタルク「これが女神の石碑か。崩れちまってるな」 フリーレン「でも魔力は残っている。ん?下の方に字が彫られている。前来たときは無かったのに…」 フェルン「最近のものではありませんね」 フリーレン「フィアラトール…?」 フェルン「聖典に出てくる名称ですよね?ほら時巡りの鳥の章に出てくる…」 フリーレン「うーん…そこまで聖典に詳しくないからよくわかんないや」 フェルン「それでよく女神の石碑を調べようと思いましたね…私にはあれほど本を読めって言ってたのに」 フリーレン「あれあんまり面白くないんだよね。とりあえず解析しよう」 フリーレン「んん?」 ヒンメル「どうだ、フリーレン。何かわかったか?どうした?」 フリーレン「…わからない」 ヒンメル「そっか、わかんないか…」 ハイター「帰っていいですか?」 アイゼン「帰り道わからんぞ」 ヒンメル「えぇー…何?」 フリーレン「実体か。ヒンメル今、何歳?」 ハイター「まったく。また寝ぼけて…」 ヒンメル「23だよ」 フリーレン「ふーん。なるほど」 『勇者ヒンメルの死の53年前、勇者一行の旅立ちから7年後。北部高原キーノ峠』 | |||
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