- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第108話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第108話 | |||
サブタイトル | 再会 | ||
配信日 | 2023年3月22日 | ||
サンデー | 2023年17号 | ||
単行本 | 12巻 | ||
登場人物 | フリーレン ヒンメル ハイター アイゼン ツァルト | ||
第108話 再会『勇者ヒンメルの死の53年前、勇者一行の旅立ちから7年後。北部高原キーノ峠』 ヒンメル「もういいだろう。戻ろう」 ハイター「どうやって戻るんですか?」 ヒンメル「木に目印を付けてきた」 アイゼン「天才だな」 ヒンメル「行くぞフリーレン」 フリーレン「(幻覚魔法の類じゃない…ここはヒンメル達と訪れた80年以上前のキーノ峠だ。…時間を逆行したのか?信じられない。不可逆性の原理を完全にぶち壊してる。でも女神様の魔法はほとんど解明されていないし…うーん…単純に考えるなら石碑に込められていた魔法は以前に触れた時間軸に戻るものだ。そこまではいい。問題は帰還方法だ。もう一度石碑に触れても何も起こらなかった。仕方ない。ここは皆に相談して…) ねぇ」 ヒンメル「どうした?」 フリーレン「(いや、そんなことしたら歴史が変わるか。最悪フェルンとシュタルクが消えてしまう) なんでもない」 ヒンメル「えー…なんなの…」 アイゼン「調子が悪そうだな」 ヒンメル「石碑の解析がうまくいかなかったんだ。仕方がないさ」 ハイター「甘い。皆さんはフリーレンを甘やかしすぎです。私達は魔王討伐の旅の途中なんですよ。こういうときはしっかり叱らないと…より道ばっかりして!そんなに魔法が好きならよそのパーティーの子になっちゃいなさい!」 ヒンメル「お母さんかな?」 フリーレン「…ごめん」 アイゼン「謝ったぞ」 ヒンメル「噓だろ…いつもはどんなに自分が悪くても謝らないのに…」 ハイター「わかればよろしい。アメちゃんたべる?」 フリーレン「いらない」 ヒンメル「結局甘やかすのかぁ…」 ヒンメル「うーん…この近くのはずなんだけど…フリーレン。探知魔法を頼んでいいか?街道への抜け道の場所が知りたい」 フリーレン「それだったら空の上から探したほうが早いかも…見てこようか」 ヒンメル「何を言っているんだ?」 ハイター「それができるならこんなことにはなっていませんよ」 フリーレン「(ああ、そうか。この頃だと飛行魔法も人類は使えないのか。魔法は気を付けて使わないと…) 不便だ」 ヒンメル「ようやく街道出たな」 ハイター「…ヒンメル」 ヒンメル「ああ。なんだこの状況は…」 ハイター「帝国の軍隊のようですね」 ヒンメル「酷い有様だな。…まるで空から落とされたみたいだ」 ヒンメル「魔族!?」 フリーレン「(いつの間に背後に…)」 ツァルト「なるほどなるほど。女神の石碑に触れたのか。時空干渉の原因はお前だなフリーレン」 ヒンメル「何の話だ?」 ツァルト「まあわからないのならそれでいい。どうせ皆殺しにするだけだ」 ヒンメル「確かに魔族との会話なんて不要か」 ツァルト「俺は七崩賢奇跡のグラオザームの配下、残影のツァルト」 ヒンメル「勇者ヒンメル」 ツァルト「へぇ(早い)」 ヒンメル「消えた?」 『偉大なる大魔法使いフランメの手記によると、魔族と人類の魔法体系には天と地ほどの差があり、才に優れた魔族の扱う魔法は熟練の魔法使いにさえ、まるでおとぎ話に出てくる“魔法”のようだと言わしめたという』 フリーレン「なるほど。確かにおとぎ話だ (…天空転移。人類の魔法体系では実在することすら証明されていない。攻撃にも使える強力な魔法。この時代の飛行魔法を持たない魔法使いなら自由落下で簡単に殺せるわけだ。残影のツァルト。こいつと魔王討伐の旅で出会った記憶は私には無い。今のヒンメル達でも一筋縄ではいかなそうだ。私が自由に魔法を使えばどうにかなりそうだけど…さてどう対処しようかな)」 『空が魔族の独壇場ではなくなった未来の魔法使いフリーレン、冷静に落下!』 | |||
← 第107話 | 第109話 → |