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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第112話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第112話 | |||
サブタイトル | 信頼 | ||
配信日 | 2023年9月13日 | ||
サンデー | 2023年42号 | ||
単行本 | 12巻 | ||
登場人物 | フリーレン ヒンメル ハイター アイゼン | ||
第112話 信頼『フリーレンが未来へ戻るための情報収集。一筋縄ではいかないようです』 ヒンメル「結局あの村に女神様の石碑に関する情報は無かったな」 アイゼン「無駄足ばかりだな」 フリーレン「ごめん」 ヒンメル「いいさ。こういうのも楽しい」 ハイター「寄り道大好きですからね」 ヒンメル「褒めたって何も出ないぞ」 ハイター「はっはっはっ、褒めてはいませんよ」 アイゼン「しかしこれほど情報が無いとな」 ハイター「女神様の石碑自体が神話の時代の産物ですからね。情報が残っていたら誰も解読に苦労はしません」 アイゼン「それもそうだな」 ヒンメル「せめて文献でも残っていればな…」 ハイター「文献ですか…」 フリーレン「でも紙って寿命が短いから、管理が甘いとすぐに腐って読めなくなっちゃうよね。それで貴重な魔導書を何度失ったか」 アイゼン「俺達はそんな経験したことないぞ」 ハイター「本が腐るのが日常だなんてエルフ恐るべし…しかし文献ですか…もしかしたら修道院になら何かしら残っているかもしれません」 アイゼン「何故だ?」 ハイター「修道士の修行の一環として写本があるからです」 ヒンメル「写本?」 ハイター「古い書物を書き写して複製する作業のことです。そうして昔の文献や神話を現代へと伝えていくのです」 アイゼン「なるほどな。修道院か」 ヒンメル「この地方にもあるのかな?」 ハイター「教会とは違って修道院は人里から離れた所にあることが多いですから、あるとしても自力で探すのは難しいでしょう」 ヒンメル「なら引き返すか。村の教会で聞けばなんとかなるだろう」 『教会』 神父「ふむ、なるほど。修道院ですか…」 ヒンメル「この近くにあるのか?」 神父「それが…たどり着くのも難しい場所にありまして」 ハイター「大丈夫ですよ」 ヒンメル「まだ場所も聞いていないぞ。何故そう思う?」 ハイター「困難な道のりでも女神様が導いてくれるはずです。そう祈りましたから」 ヒンメル「我らが僧侶は前向きだな」 ヒンメル「なるほど。確かにあれは苦労しそうだな」 アイゼン「なんであんな断崖絶壁に建っているんだ?」 ハイター「修行のためです。清貧のために極限の環境で自給自足することも珍しくはありませんからね。まああそこまで極限なのはなかなかないとは思いますが…」 ヒンメル「フリーレン。飛んではいけないのか?」 フリーレン「流石に人に見られるわけにはいかないからね」 ヒンメル「それもそうだな。よし。登ろう」 ヒンメル「見ろよアイゼン。この道ほとんど崖だぞ。登りがいがあるな」 アイゼン「ああ」 ヒンメル「ワクワクするな」 アイゼン「ああ」 ハイター「まったく体力バカ共…」 フリーレン「ヒンメルなんだか楽しそうだね」 ハイター「昔からですよ。ああやってどんなことも楽しんでしまう」 フリーレン「昔から?」 ハイター「覚えていないんですか?同郷だって何度も言ったじゃないですか。まあ、フリーレンらしいですね」 フリーレン「子供の頃から一緒だったの?」 ハイター「ええ。ヒンメルは昔からまっすぐな少年で、対して私はひねくれた子供でした。彼は私が無理だと言ったことを片っ端から実現してみせた」 ハイター「私は今でもひねくれています。心のどこかで魔王を倒すことなんて無理だと、不可能だと考えている自分がいます。ですが彼ならもしかしたら魔王を倒して平和な世界を…いや、これは聞くべきことではありませんでしたね。どちらにせよ私はヒンメルに付いて行くつもりです。私は自分を信じることはできませんが、勇者ヒンメルのことは信じています」 『修道院』 アイゼン「結局何も見つからなかったな」 ヒンメル「よし次だ!」 リーレン「流石に前向き過ぎない?」 ハイター「はっはっは」 『旅は道連れ。心強い仲間達がいるからこその旅路です』 | |||
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