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Jujutsu Kaisen | |||
原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami) 呪術廻戦 第269話ネタバレ | |||
呪術廻戦 第269話 | |||
サブタイトル | 検討 | ||
配信日 | 2024年9月16日 | ||
ジャンプ | 2024年42号 | ||
次号 | 2024年9月23日(43号) | ||
登場人物 | 虎杖悠仁 伏黒恵 釘崎野薔薇 乙骨憂太 パンダ 狗巻棘 禪院真希 秤金次 星綺羅羅 日下部篤也 冥冥 憂憂 猪野琢真 日車寛見 東堂葵 西宮桃 三輪霞 ミゲル ラルゥ | ||
第269話 検討『街角、その駄菓子屋で』 冥冥「いくら?」 『呪術高専』 禪院真希「憂太テメー!元の肉体に戻れたからってめでたしじゃねぇぞ!」 伏黒恵「あの真希さん」 禪院真希「おう恵。調子は?」 伏黒恵「頭ボンヤリしますけど、これ本当に“無量空処”の影響ですか?こんなんで済みますかね…皆に一度ちゃんと謝りたいんですけど」 禪院真希「後にしろ。それにお前が謝ることなんてなんもねーだろ」 伏黒恵「いや……」 虎杖悠仁「俺にはあるよ」 日下部篤也「発端は虎杖を殺さなかった五条のヘマだ。そんで虎杖は羂索の呪術テロの被害者だ。ちなみに俺は虎杖の死刑にバリバリ賛成派だったからな。夜蛾さんのことがなけりゃコッチにいねぇよ。でも別に間違ってたとも、ほらみろとも思ってねぇ。それぞれの真実が擦り合わさって今があるんだ。だからオマエらも罪悪感なんて持たなくていいんだよ。いい加減ガキはガキらしくしてくれ。オッサンの肩身が狭くなる」 虎杖悠仁「乙骨先輩の肉体が戻ったのはどういう理屈?」 乙骨憂太「リカちゃんのおかげだね。五条先生の肉体にリカちゃんがついてこなかった時、僕とリカちゃんの繋がりは失われたと思ったんだけど、実際は家入さんが処置した僕の肉体をリカちゃんが反転術式で修復して維持してくれていたんだ。羂索の術式が領域で焼き切れた時点で死んだと思ったんだけど…」 冥冥「そこはちょっと誤算だったよね。羂索は領域展開後も行動できていたという話だったから」 日下部篤也「複数の術式を意図的に何かしらの手段てで分けて運用できていたんだろう。多分結界術の応用だな。千年選手とぽっとでの模倣じゃそりゃ精度が違うさ」 乙骨憂太「術式が回復した後に仮死状態の僕と外付けの術式であるリカちゃんが再接触してなんとか現在に至ります。ご心配をおかけしました…」 禪院真希「そんな話はどうでもいいんだよ。問題は憂太がちゃんと立ち回っていればもっと楽に勝てたんじゃねぇかって話だよ。まずは羂索の奇襲。これはやっぱ私が行くべきだった。それから日車の“処刑の剣”作戦。これを棘の遠隔の呪言と合わせれば楽に勝てたろ。やっぱボイレコは日車に持たせるべきだった」 狗巻棘『呪言は複数同時発動はできず、録音から再生まで発動中と見做されるのでボイレコは1固まで』 東堂葵「いや真希オマエはオレの不義遊戯の術式対象になり得ない。乙骨でも俺の補助なしで奇襲を成功させられたかというとかなり際どいぞ。それに呪霊操術の暴走を食い止めるにはやはり乙骨とリカの力は必要だった」 パンダ「棘の呪言もあのタイミングだからあの反動で済んだもんなぁ。宿儺が元気な時に使ってたら反動で死んでたんじゃないか?」 狗巻棘「すじこ」 日車寛見「宿儺は遊んでいただけでいつでも俺を殺せた。乙骨がいるような状況なら瞬殺されていたさ。それに呪言は対策されやすいんだろう?乙骨の領域結界の中で外敵のいない状況で使うべきだと決めたのは俺だ。俺の領域では加害行為は不可能だしな」 日下部篤也「それでも術師始めて2か月かそこらの奴が生き残ってんだから末恐ろしいよ」 日車寛見「…生き残ってしまったと言うべきだろうな」 虎杖悠仁「……」 禪院真希「だとしても!あの助っ人外国人!アイツらが初めからいたら話は変わったろ!」 全員「それはそう」 乙骨憂太「あの二人は来ないって言ってたんだよ!ちゃんともしかしたらって言ったよね!?」 禪院真希「来たじゃねぇか」 虎杖悠仁「まあまあ乙骨先輩の呪具のおかげで指のことも隠しておけたし…」 禪院真希「んなもん軍手でもいいだろ。ホーマックに行け」 虎杖悠仁「乙骨先輩のおかげで宿儺の2度目の領域を阻止できたわけだし…」 禪院真希「だからその前になんとかなったろって話をしてんだよ」 秤金次「リカの中で待機できたのは良かったよな。五条さんの後、間をおかず宿儺を追撃できたし、裏梅を早々に宿儺から引き離せた。これは乙骨のおかげ」 東堂葵「俺の責任も大きいさ。Ms冥と協力して宿儺の領域に備えていたのに脹相と虎杖を捉えきれなかった」 星綺羅羅「術式範囲問題?」 東堂葵「いや距離よりも宿儺の呪力の問題だ。あの領域の中心は宿儺の呪力が強すぎて二人の呪力を捕捉し損ねた」 猪野琢真「俺も中心にいたけど憂憂がさっさと回収してくれたからな。俺のせいでもあるよ。脹相が助かるべきだった」 虎杖悠仁「そうなったら俺が死んでたよ。誰のせいでもない」 禪院真希「私だって憂太のせいにしたいわけじゃねぇよ。黒閃2回食らっちまったしな。だがコイツが……なんでもねぇ」 乙骨憂太「?」 三輪霞「私も肝が冷えましたよ。真希さんのマーカーと領域対策として控えてた身としては東堂先輩の術式で私だけ助かっちゃったらどうしようって」 日下部篤也「オマエ戦闘には参加しないって言ってたろ…」 三輪霞「してませんし… 言ったら日下部さん絶対反対するでしょ」 西宮桃「私は出番なくてなんか申し訳ないな…」 冥冥「何言ってるの。君の箒は乗り心地良かったよ」 秤金次「俺も裏梅片付けたら宿儺とやるつもりだったんだけどなぁ。強かったわ」 釘崎野薔薇「私はギリギリまで寝てたからなんとも」 憂憂「まあ皆さん、それぞれ反省の弁があるようですが、僕がMVPということには誰も異論はないでしょう!」 星綺羅羅「途中テンパって私置いてったくせに」 憂憂「綺羅羅さん重いんですよ」 日下部篤也「その代わりオマエは姉ちゃんが楽したからな」 憂憂「姉様はシン・陰のことでしっかり働いたでしょう!」 日下部篤也「それも美味しいとこどりだろ」 冥冥「否定はしないよ。私の命は金には換えられないからね。金に換えられないものは懸ける価値もない」 秤金次「シン・陰って“簡易領域”の門下不出の縛りの件か?」 日下部篤也「そうだ。簡易領域の一門相伝の縛りは元々考案者の蘆屋貞綱によって呪詛師への技術流出を防ぐ為に作られたんだが」 冥冥「代替わりを重ねる内にね、シン・陰流は公益性を失い、“簡易領域”はいわば営業秘密になっていたのさ」 冥冥「要は技術を独占して門弟を招き無理な縛りを科しているのさ。シン・陰は術式を持たない呪術師の拠り所でもあるからね」 ↓メカ丸式で修得した九十九から教わった東堂 「シン・陰流の技術を門弟以外に教えちゃダメって縛りのどこに無理があるんだ?」 日下部篤也「それは一部に過ぎなくて当主からの出動要請は断れなかったり色々面倒なんだわ。その中で特に厄介なのが“寿命”だな。これは呪術的な縛りや術式ってよりも限りなく呪いに近いから…眉唾ではあるんだが、シン・陰の当主は門弟から寿命を吸い奪ってる……らしい」 釘崎野薔薇「げえっ寿命!?」 伏黒恵「らしい?」 日下部篤也「シン・陰は当主が誰か分からないようになってるの。だから寿命の契約は事実存在するが、どう履行されているかは分からない。長生きしてるジジババ門下生も存在するしな。当主が死ねば高弟の中の誰かが当主になるんだけど、本人が明かさない限り側から見抜くことはできない。シン・陰のあらゆる縛りは当主しか解くことはできない。で、俺の知る限り当主の情報を持ってる奴は高弟の中にもいない」 冥冥「いなかった……だろう?」 日下部篤也「今のシン・陰の当主は俺だよ」 三輪霞「えー!」 日下部篤也「だから簡易領域の縛りや寿命の呪いはもう問題ない」 冥冥「でも少しは入門の旨みを残しておいてよ。ゆくゆくは憂憂が当主になって門弟から毎月たーっぷり月謝をいただくんだから」 三輪霞「えー!」 憂憂「姉様ったらホント守銭奴!」 冥冥「ふふ、呪術もサブスクの時代かな!」 『駄菓子屋』 「…いくら?」 冥冥「あなたの命……の話ですよ」 「なぜここが……私が当主だと……」 冥冥「ふふ、知ってる人に聞いただけですよ」 「誰も……知るはずが……」 冥冥「門弟を増やして御三家に並ぶ勢力となり、総監部ごと呪術界を牛耳るつもりだったんでしょう?」 「…………天元!」 冥冥「長い年月が必要だ。門弟から寿命を吸い上げてまで見たい景色があったんでしょう?まさに金に換えられない大きな野望だ。でもね、お金より大事なものはお金がないと守れないんですよ。簡易領域の独占がなければ死なずに済んだ術師もいたでしょう。そして今、禪院家が壊滅し今回の決戦で加茂家と五条家が共倒れずれば…なにより私の弟を傷物にしようっていうんだから、こうなるのは必然だよ」 『その代価は命。完結まであと2話』 | |||
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