薬屋のひとりごと | 第75話『鬼灯(後編)』ネタバレ | ビッグガンガン最新話

KUSURIYA
原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ
薬屋のひとりごと 漫画 第75話 ネタバレ 感想 羅半 ラハン ビッグガンガン The Apothecary Diaries chapter 75
薬屋のひとりごと 第75話ネタバレ

薬屋のひとりごと 第75話②

サブタイトル鬼灯(後編)
ビッグガンガン2024年 Vol.10
配信日2024年9月25日
登場人物壬氏(ジンシ)
馬閃(バセン)
羅漢(ラカン)
子昌(シショウ)
初登場羅半(ラハン)

第75話 鬼灯(後編)

『馬閃からの報告は…』
馬閃「壬氏さま、報告です」
壬氏「どうした馬閃」
馬閃「先ほど羅漢さまが後宮に乗り込もうと突撃なされました。どこぞで外部に漏れたようです」
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壬氏「(あの片眼鏡(モノクル)軍師はなんてことしやがる) それで」
馬閃「子昌の足取りが現在掴めておりません」
壬氏「そうか (楼蘭が後宮を出た今、父である子昌もまた主上に仇なす者として扱われる。いますぐ楼蘭を探しに飛び出したいくらいだが情報が少な過ぎる) はあ~…」
馬閃「壬氏さま」
壬氏「(客人の前でみっともない格好をするなと)」
羅半「失礼します。はじめてお目にかかります。漢羅半(カンラハン)と申します」
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壬氏「(苗字が漢、さらに名が“羅”とくれば…茘(リー)という国には苗字と別に古くから皇族よりそれぞれ家に与えられた字がある。そして外廷内で名前に“羅”がつく者は二人しかいない) 軍師殿の養子が私に何の用か?」
羅半「これをお見せしようと思いまして」
壬氏「(いやに誇らしげな自慢顔だが中身は誰でも見られる金銭出納帳だ)」
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羅半「どうでしょうか?養父は飛発の出所がわからないのが気持ち悪いようで、気になるから調べろと言われ、とりあえず先日処刑された者たちの周りを洗ってみました。すると少し面白い流れが見えてきたのですよ。少々数が膨大になりますので私が目につく範囲で抜き取りました」
壬氏「(ただ抜き取っただけではない。ずいぶんわかりやすく並べたものだ。ここ数年で明らかに金額の推移が大きくなっている部署がある)」
羅半「おかしいでしょう?干ばつも蝗害もなかったのに穀物の値段が上がるなんて。市井の値も調べてみましたが、ここ数年のうちで一番安定していました」
壬氏「(穀物の値上がりに便乗して他のものも少しずつ値上げしている。穀物の値自体は大した値上がりではないが、量が膨大になればその差額は相当なものになる。つまりこの男は誰かがその差額を横領しているのではと言いたいのだろう)」
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羅半「それからなぜか鉄の値も上がっているんです。これは金属全体の価値が上がっているんですが、どこかで大きな像でも作っているのでしょうか?」
壬氏「(抜け目のないところが養父そっくりだな)」
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壬氏「(金属の需要が高まる派手な事業か。例えば、権力を示す象徴を作る場合、鍋や農耕具まで集められ溶かされて使われる。それ以外に価値が上がる理由は…)」
羅半「私ならもっと詳しく調べることができます。ここ数年の流通も、その流れがどこに集約しているかも」
壬氏「(最初からそれを言うために来たのか。含みのある目だ) そちらの要求はなんだ?」
羅半「…では、養父が先ほど壊した後宮の壁の修理代を少し勉強していただけませんか?」
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壬氏「いいだろう (騒ぎから短時間でここまでしてくるとは…やはり羅の者は侮れない)」
第75話①第76話
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