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NIGEWAKA | |||
原作(Original Story): 松井優征(Yusei Matsui) TVアニメ『逃げ上手の若君』 第10話ネタバレ | |||
逃げ上手の若君 第10話 | |||
サブタイトル | 変態稚児と神力騒動 | ||
放送日 | 2024年9月14日 | ||
原作 | 第23話 - 第25話 | ||
OPテーマ | プランA (歌: DISH//) | ||
EDテーマ | 鎌倉STYLE (歌: ぼっちぼろまる) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
北条時行:結川あさき 諏訪頼重:中村悠一 雫:矢野妃菜喜 弧次郎:日野まり 亜也子:鈴代紗弓 風間玄蕃:悠木碧 吹雪:戸谷菊之介 諏訪盛高:石黒史剛 足利尊氏:小西克幸/櫻井みゆき(幼少期) 足利直義:古川慎/野村香菜子(幼少期) | |||
あらすじ | 一時的に未来が見えない時期があるのだと、頼重から打ち明けられた時行。神の力を拠りどころとする者もいるため、みなに事情を明かせない頼重は、時行の手を借りて、神力を取り戻すための方法をひとつひとつ試してゆく。諏訪大社中を駆け回り、頼重が望むとおりのものを揃えてゆく時行。しかしどれを試してみても、一向に神力が回復する兆しは見えないどころか、時行に思わぬ影響が及んできて……。神と人とが共存する最後の時代。時行は、つかの間の不可思議に触れる……。 | ||
第10話 変態稚児と神力騒動北条時行「(私が村を守りたいと望んだ結果、死んだ武士がいる)」 北条時行「(将になるなら心しないと)」 諏訪頼重「此度ことを改めて感謝と謝罪を申し上げます」 北条時行「あっいや、私の方こそ勝手な行動を」 諏訪頼重「いいえ。大助かりでした。吹雪が指摘した通り、この村は誰もが気づかなかった急所でした。これからは守りの兵を駐屯させます」 北条時行「孤児たちはどうなりますか?」 諏訪頼重「当分、諏訪大社で引き取りまする。皆吹雪と時行様に感謝していて異存はないと」 諏訪頼重「それと、時行様を危険に晒してしまった以上、私のことも正直に言わねばなりません」 北条時行「未来が…見えない時期?」 諏訪頼重「ご存知の通りおぼろげな未来ばかりですが、全く見えないとなると、いざという時困るものです。皆には内緒にしておいてください。神の力はあると思えばそこにある。それに拠り所を求めるものもいるのです」 諏訪頼重「その上で時行様。ほんの少しばかり私が力を取り戻す手伝いをしてほしいのです」 諏訪頼重「時行様にも知っておいていただきたいのです。私の力の源泉を。この世にはまだ武力や知力で測れない不可思議な力が残っていることを」 亜矢子「うなぎ?若様の命なら天竜川行って獲ってくるけど」 弧次郎「どーしたんすいきなり」 北条時行「すまない…何か…突然食べたくなって」 訪頼重《くれぐれも皆には内緒ですぞ。私が神の力を無くしていることは》 北条時行「神の力を取り戻すのになぜウナギなのです?」 諏訪頼重「以前もウナギを食べたら治ったのです。失われた神力が戻るきっかけは様々でした。過去を参考に一つ一つ試すしかありますまい」 諏訪頼重「ウナギは諏訪の名産品。冬は脂がたっぷり乗って身も柔らかく」 諏訪頼重「全身に力が漲るぅ!」 諏訪頼重「ですが神力は戻りませぬな。ウナギではなかったようだ」 「行者にんにく?」 北条時行「ちょっと食べてみたくなりまして」 吹雪「ウナギの焼けるニオイがする!どこだ!?」 「いいですよ。裏山で採ってきます」 諏訪頼重「山で修行する山伏が好んで食べる山菜です。刺激的な香りが魔を払う力を呼び起こしますな」 諏訪盛高「巫女装束…ですか。倉庫にいくらでもありますが」 諏訪盛高「何故にそんなものを?」 北条時行「いや…神社の服に少し興味が…へへ…」 諏訪頼重《神道では男も女も等しく不可欠。とりわけ巫女の役割は重要です》 諏訪頼重《今回の事は巫女たちには秘密なので、人形を使って神力を取り戻す儀式をします》 北条時行「…巫女?いやこれじゃダメだこんなの巫女じゃない」 亜也子「やばいよね」 弧次郎「あぁ。精のつく食べもん一杯食って」 弧次郎「若…性癖エグいな」 諏訪盛高「まさか…時行様があの歳でそんな高度な領域に」 風間玄蕃「分かってねーな盛高よ~坊々ほどド変態に育つもんだ」
北条時行「頼重ぇーーーーっ!」 諏訪頼重「な…なんですか血相変えて」 北条時行「ウナギおかわりしてる場合か!」 北条時行「郎党たちにとんでもない誤解を受けている!わけのわからんあなたの秘密のお使いのせいだ!」 諏訪頼重「ウナギとにんにく食べたかったもので…」
北条時行「はぁ…私は何をしているんだ。いつもの頼重殿の気まぐれな遊びに付き合わされてるだけじゃないか。第一神力など存在するのか未だに怪しい。これまで見せた力だってすべて偶然かもしれない。あれだけの軍勢を率いれるんだ。あやふやな力に頼る必要はないだろうに」 北条時行「…あ…いや…少し水を汲みに。雫こそこんな所で何を?」 雫「彼等と一緒に祈っていました。兄様の悲願成就を。諏訪の繁栄を。この世の平穏を」 北条時行「…彼等?」 雫「…そっか。兄様をここに来させたという事は父様が見せたいと思たんですね」 雫「兄様。少し屈んで」 雫「眼をつぶって」 雫「諏訪の神域に住まう神獣達」 雫「何ら力を貸してくれる事はないけど…ここで祈ると見守ってくれるんです」 北条時行「良く見たら牡丹がいるじゃん!」 雫「なんか最近転入してきたみたい」 北条時行「(幻でも見てるのか。こんなのがこの世に)」 足利尊氏「…うん、良く描けた」 足利直義「…いつもの“勘”ですか」 足利尊氏「ああ。北条の残党がそろそろ乱を起こしそうな予感がする」 足利直義「兄上の勘は昔からよく当たる」 足利直義「子供の頃宝の隠し場所を三日三晩かけて暗号にしたことがあったが」 足利直義《よし兄上でもこれは解けまい》 足利直義「京都鎌倉を我ら兄弟で盤石にすれば国内の武家はすべて足利に従いましょう」 足利尊氏「うん」 足利尊氏「ところで百は盛りすぎだ。本当は十四通りぐらいだろ?」 足利直義「それ普通勘で当てられます?」 『武とカリスマと直感の尊氏。知と冷徹と理論の直義。正反対のタイプの俊才二人だが兄弟仲はすこぶる良かった』 足利尊氏「そうだ!見てくれ直義!また御仏の絵を描いたんだ!」 足利尊氏「いやぁ御仏は良い。見てるだけで心が満ちる」 足利直義「…兄上…北山産の極上の杉板が手に入りまして。ちょうどこの部屋の板壁にどうかと思っていたのですが」 足利尊氏「おお!お前も御仏をわかってくれるか。好きに持っていけ」
足利尊氏「鎌倉のこと、万事よろしく頼んだぞ」 足利直義「(最近の兄上は勘が鋭いとかそういう域を超えている)」 足利直義「(人間なのかと疑いすらする)」 足利直義「御仏だけ保存して後は焼け」 「はっ」 足利直義「兄上の信者にこんな絵は見せられない」 足利直義「兄上は自分で気がついているのだろうか」 足利直義「御仏のことを…餌としか認識していないことに」 『鎌倉を奪った足利尊氏。その鎌倉を防衛する足利直義。天下に立った兄弟と北条時行が激突するまで…一年半を切っていた』 諏訪頼重「ははは!やはり雫は私の不調をお見通しでしたか」
北条時行「彼女は一体何者ですか。そしてあの奇怪な光景は…」 諏訪頼重「雫のことは雫のこと。いずれ彼女から話す時もあるでしょう」 諏訪頼重「おお!みるみる神力が蘇ってきた!」 諏訪頼重「気がする」 北条時行「気がする!?」 諏訪頼重「あなた様が見た神獣たちは神力がカタチを成したもの。神力とは人の目が届かないところに存在できる力」 北条時行「人の目が届かない…?」 諏訪頼重「あなた様と同じです時行様」 諏訪頼重「この世にもっと人の目が多く社会の監視が発達していたら、あなた様ほど影響力の大きなお尋ね者は存在できない」 諏訪頼重「このような不可思議も不可思議でなくなるのです」 北条時行「なっ!諏訪湖の氷が真っ二つに!?」 諏訪頼重「諏訪湖名物“御神渡り”。今は皆諏訪明神が神力で起こすと信じています」 諏訪頼重「ですが、より多くの人の目に触れれば、いずれこれも自然現象として説明される日が来るでしょう」 諏訪頼重「人が現実だけを見るようになれば神も神力も全て消えてなくなるでしょう。それが時代の流れなのです」 北条時行「頼重殿も…いつか消えて無くなるのですか?」 諏訪頼重「神の後光も完全復活!我が神力は不滅ですな!」 北条時行「後光の光源そこなの!?」 諏訪頼重「要するに私が言いたいことは今は見えない力が活躍できる最後の時代」 亜也子「あんな頼重様見たくなかった」 ≫関連記事:逃げ上手の若君キャラクター一覧弧次郎「見損なったぜ」 諏訪盛高「時行様を使って自分の趣味道具を揃えていたとは」 風間玄蕃「すげぇ」 | |||
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