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OSHI NO KO | |||
原作(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ TVアニメ【推しの子】 第22話ネタバレ | |||
【推しの子】第2期11話/第22話 | |||
サブタイトル | 自由 | ||
放送日 | 2024年9月18日 | ||
原作 | 第71話 - 第73話 | ||
OPテーマ | ファタール (歌: GEMN) | ||
EDテーマ | Burning (歌: 羊文学) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
星野アクア:大塚剛央 星野ルビー:伊駒ゆりえ 有馬かな:潘めぐみ 黒川あかね:石見舞菜香 MEMちょ:大久保瑠美 カミキヒカル:宮野真守 | |||
あらすじ | 宮崎旅行を前に買い物へ行くアクアとかな。スマートにエスコートされ、舞い上がるかなだったが……。一方、父親を探し出すという目的を失ったアクアが、あかねに打ち明けた話の内容は─ | ||
第22話 自由星野アクア「宮崎か…そうだな行くか」有馬かな「今回は2泊3日の長期滞在よ。準備とかできてるの!?キャリーケースとか持ってる?」 星野アクア「いや事務所に転がってるの使うからいい」 有馬かな「そんなのだめよ!役者は撮影で地方ロケも多い。アイドル活動にも必需品。キャリーケースは私たちの相棒よ」 有馬かな「まぁアンタは右も左も分からないだろうし、私も午後たまたまオフだし?この地方ロケのベテランが直々に選んであげても」
星野アクア「ずっと本読んでたから全然大丈夫」 有馬かな「百貨店とか行けばあると思うけど…待たせちゃったし、ここは私が出すから」 「俺が出すよ」 「えーでも」 「こういう時は男が出すもんだろ」 有馬かな「(まあ流石にね…遅刻してきた身だし…世の中は男女平等だし)」 「お会計1432円になります」 「はい。どうぞ」
星野アクア「どういうのがおすすめ?」 有馬かな「なんと言っても容量は大きい方が良いでしょうね。この辺りの好きな色選んだら?」 星野アクア「んー…じゃあ白にするか」 有馬かな「(白…私のサイリウムカラー!なんでその色にしたのか聞きたい!自意識過剰ってわかってるけど、わかってるけどもしかしたらって思っちゃうじゃない)」 星野アクア「荷物キャリーケースの上乗っけるからよこせ」 有馬かな「わかってないわね。バッグも含めてファッションなのよ?それを女子から奪うなんてわかってない」 星野アクア「うるせぇうるせぇ」 有馬かな「(わかってない…わかってないのに…)」 星野アクア「さて用事も終わったし解散するか」 有馬かな「えっ!でももう19時だしちょっとお腹すいちゃったかも…」 星野アクア「そうだな…肉いいか?」 有馬かな「肉すき!」 有馬かな「この店は予約しないと厳しいわよ。いつも混んでて…」「はい、2名様ですね。お待ちしておりました」 有馬かな「(予約してるじゃん!さっきの会話なんだったの!?予約してるじゃない!私が帰ろうって言ったらどうするつもりだったの?しかも動線も完璧で、私の空腹加減を問わない食べ放題ブラジリアンバーベキュー)」 有馬かな「手慣れてない!?女の子扱いに手慣れ過ぎてない!?」 星野アクア「そうか?」 有馬かな「やってることが金持ってるアラサーの業界人のそれよ!?あんた…エスコート能力思ったより高いわね」 星野アクア「まぁ俺は芸能事務所社長の所で生まれ育ってるわけで」 有馬かな「それにしても高校生離れしてるわよ。今までこういう感じで女の子転がして来たんじゃないの?」 星野アクア「してねーって (ここ十数年は)」 有馬かな「芸能界に年の差恋愛多いのは、こういうデートに慣れちゃうからなんでしょうね」 星野アクア「まぁこういうのは金持ってから覚えるものだし…でも相手に楽しんで貰おうと思ってプラン組めば自ずとこういう感じになるんじゃね?」 有馬かな「(楽しませようと…してくれてたんだ…) そんなこと言っちゃって…あかねとはどうするつもりなの?」 星野アクア「そろそろ答えを出そうと思ってる」 有馬かな「…そう」星野アクア「ずっと俺は恋愛とかしてはいけないと思ってて、だけどもう良いのかもと思ってて、だから今更だけどちゃんと考えてるって言うか…」 有馬かな「別にいいでしょ。恋愛の自由は基本的な人権よ」 星野アクア「アイドルが言うセリフじゃないけどな」 有馬かな「今はあんたの話をしてるの」 星野アクア「そうだったな」 星野アクア「じゃあタクシー呼んどいたから行こうか」 黒川あかね「はいチーズだっておじさんみたい」 星野アクア「(言わないのか今の子は)」 黒川あかね「どういう加工しようかな」 星野アクア「前から気になってたんだけど、なんで顔をツブツブさせるの?」 黒川あかね「えっ可愛くない!?」 星野アクア「多分男は皆キモイって思ってるぞ」 黒川あかね「寝不足でも肌がキレイに見えるし結構良いんだよっ」 星野アクア「(あかねとの今後も考えなきゃいけない。父親捜すという目的を失った今、あかねを手元に置いておく必要もなくなった。こいつの賢さは使える。そんな俺のエゴで縛り付ける必要も無くなった。けれど…いやだからこそだ。あかねみたいな若くて未来のある子をいつまでも…)」 黒川あかね「でもいいなー宮崎旅行…」 星野アクア「あんまり行かないのか旅行?」 黒川あかね「うーん国内はあんまり…年末年始は毎年家族で海外とか行くけど」 星野アクア「(滅茶苦茶育ちいいタイプだ)」 黒川あかね「私、仕事で修学旅行もいけなかったし同世代が皆でーって旅行は一度も行ったことない。いいなぁ」 星野アクア「じゃああかねも行くか?」 黒川あかね「えっいいの?」 星野アクア「ああ。どうやら東ブレ慰安旅行も兼ねてるらしいしな」 星野アクア「それに…あかねとはそろそろじっくり話をしなきゃいけないと思っていたし」 黒川あかね「じっくり話…アクアくんはそろそろ私と別れたいんだ…言い回しが下手だよ。それじゃ私でも察しちゃう。でもこんな気持ちのまま旅行の日まで過ごさなきゃいけないのはやだよ。そういう話をするなら今からしよう」 黒川あかね「今ガチからもう半年くらい?色々あったけど、あの番組楽しかったよね。アクアくんと一緒に居る間はまだあの時間が続いてるみたいで楽しかった」 星野アクア「俺は…いつまでもあかねを縛っておくのは良くないと思っている。これは番組の形式上始まった関係で本物じゃないから」 黒川あかね「そうだよね。本当の恋人じゃないもんね。キスだって番組の中でしたあの一回きりだし、手だって一度も繫いだこと…こんなの不自然な関係だもんね。いずれはそういう話はすると思ってた」 黒川あかね「私はもう必要ない?何かの役に立てた?知ってるよ。君は私が何かしらに利用できそうだから側にいたことくらい。そういうずる賢い所があるってのは最初から知ってた」 黒川あかね「アクアくんにキスされてイヤじゃなかったのは君が優しいって知ってたから…私アクアくんとならキスだって、Hだってやじゃないよ?」 星野アクア「あかね、それはなんていうか、俺に騙されている」 黒川あかね「騙されてるって何?」 星野アクア「それは言っても分からないと思うし」 黒川あかね「ほら!そうやって誤魔化してさ…!素直に思ってる事言ってよ!キスもしない交際とか意味ないって思ってるんでしょ!」 星野アクア「思ってねぇよ」 星野アクア「思って…ねぇよ?」 黒川あかね「思ってる感じじゃん!」 黒川あかね「勿論あるよ!」 星野アクア「自信ない感じじゃねぇか。な?あかねからそういうの感じたことがない」 黒川あかね「わかんないよそんなの!今まで男の人と付き合ったことないんだから」 星野アクア「そうなん?」 黒川あかね「そうだよ。だから分かんないよ。私たちの関係がどんなのかなんて」 星野アクア「もうそれはいいんだよ。俺は母親を死に追いやった男を、俺の父親を捜していた。そいつはおそらく芸能界に居て、そいつを捜すために芸能界に入った。見境なしにDNA検査を今まで百人近く」 黒川あかね「百…結構お値段掛かったんじゃない?」 星野アクア「500万は使ったと思う。カントクの所で貰ったバイト代とか番組のギャラ全部使っても足が出たから…こそこそネットで内職したりな」 星野アクア「その結果、俺の異母兄弟が見つかった」 星野アクア「俺の父親は他の女と結婚してて母親とは不倫だったらしい。だけど父親はもうこの世にいなかった。無理心中だったらしい」 星野アクア「どうした?」 黒川あかね「いや…ごめんね。結構ヘビーな話だったからちょっと体調が…ごめんね。私帰る」 黒川あかね「(DNA、異母兄弟、結婚、無理心中、クズ男…)」 黒川あかね「(アクアくんは心のどこかで終わりにしたいと思ってたんだ。だからこんな簡単な抜け穴に気付かない」 星野ルビー「でね、今度宮崎にロケ行くんだよ。懐かしいよね。私達が生まれて以来ずっと東京だったし…あとね、お兄ちゃん最近ちょっと明るくなったっていうか、憑き物が落ちたみたいな…やっと立ち直ってきたのかな…でもそれはママを忘れるってことじゃなくてきっと…また来るね」 【推しの子】キャラクター一覧 【推しの子】主題歌一覧 【推しの子】コミックス一覧 | |||
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