- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
OSHI NO KO | |||
原作(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ TVアニメ【推しの子】 第23話ネタバレ | |||
【推しの子】第2期12話/第23話 | |||
サブタイトル | 再会 | ||
放送日 | 2024年9月25日 | ||
原作 | 第74話 - 第77話 | ||
OPテーマ | ファタール (歌: GEMN) | ||
EDテーマ | Burning (歌: 羊文学) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
星野アクア:大塚剛央 星野ルビー:伊駒ゆりえ 有馬かな:潘めぐみ 黒川あかね:石見舞菜香 MEMちょ:大久保瑠美 マネモネ・モネモネ:ゆかな 雨宮吾郎:伊東健人 天童寺さりな:高柳知葉 | |||
あらすじ | かつてゴローとさりなが生き、アクアとルビーが産まれた地──十数年ぶりに訪れた宮崎で、ゴローの痕跡を辿るアクア。一方、ゴローへの思いを胸に秘め続けるルビーは……。 | ||
第23話 再会MEMちょ「仮歌で十分商業クオリティだねぇ」 有馬かな「はー…これからこの曲をアンタたちの歌声で汚すと思うと申し訳なさしかないわね」 星野ルビー「今日も辛辣だねぇ」 MEMちょ「大丈夫大丈夫。音源はキューベースとかプロツールで調整しまくるし、音痴の歌でもそこそこ聞けるものになるよ」 マネモネ「ふぅん新曲できたんだ」 MEMちょ「うんうん、新生B小町としての初オリジナル!すごく良い曲だし如何にバズらせるか私の腕の見せ所だねぇ」 マネモネ「へぇ出来良かったんだ。じゃあ今度撮るMVはスターTだけって話だったけど、それもまとめてウチで撮っちゃう?」 MEMちょ「えっ!?スケジュール的に無理じゃない?」 マネモネ「まぁスターTの方は一日有れば撮れるっしょ。撮影から一日で編集納品したこともあるよ。コンテの方もさ、近所の川とか高原とか散歩してる時、こういう映像撮りたいなーっていう脳内コンテは結構あって、そういう私が作りたい映像でよかったらあんま準備いらないけど、どう?」 MEMちょ「それはちょっと信頼しちゃうなぁ。持つべきは優秀なクリエイターの友人だねぇ。ちょっと社長に相談してみるよぉ」 黒川あかね「お邪魔します」 有馬かな「なんで外部者がついてきてんのよ」 星野アクア「お前が慰安旅行として一緒に来たらって言ったんだろ」 有馬かな「あーもーそーだけどー!」 星野アクア「(なんの因果だろうな…またこの地にやってくることになるとは)」 斉藤ミヤコ「苺プロの斉藤です。よろしくお願いいたします」 マネモネ「こちらこそです。お忙しい中わざわざ来ていただいて」 マネモネ「んーウチは元々3Dとかエフェクト中心の会社だからってのもあるけど、私は自然が好きだからってのが一番の理由かな」 有馬かな「空気良いですもんねぇ。山に囲まれて。大きい神社も沢山あるパワースポット的な?」 マネモネ「あっ知ってる?歌や芸能の女神様でね、芸能界の人もしょっちゅう東京から参拝に来るわけさ。縁起もいいっちゅうことで意外と商談に困らない」 有馬かな「えー参拝行こ!話には聞いてたけど、私来たことなかったのよね」 マネモネ「うんうん」 マネモネ「でもその前に…今回のMVの撮影2本だからスケジュール詰め詰めなんですわ。早く衣装に着替えてスタジオに入ってもらいましょう」 星野アクア「頑張って来いよー」 黒川あかね「私達はどうする?近くに日本神話の天岩戸があるんだって。アマテラスが引き篭もって周りで神様達が宴会して外に出させたアレ」 星野アクア「神様…か」 黒川あかね「アクアくん結構オカルト好き?」 星野アクア「好きというか…まぁ…中には真実もあると思ってる」 黒川あかね「面白いよね、そういう話」 星野アクア「行きたい所がある」 黒川あかね「うん、アクアくんの行きたい所でいいよ?どこに…」 星野アクア「病院」 黒川あかね「えっどうしたの?お腹痛い?お薬のむ?」 星野アクア「そういうのじゃない」 星野アクア「俺とルビーの生まれた病院がすぐそこにあるんだ」 黒川あかね「もしかしてアクアくんの祖父母がこの辺りの人とか?里帰り出産みたいな?」 星野アクア「まぁ…大体合ってるよ。MEMはここが俺たちの故郷だって知らなかったみたいだけどな」 黒川あかね「すごい偶然だね」 星野アクア「俺も驚いたよ。ちょっと確認したいことがあるだけだからすぐ戻る」 星野アクア「すみません。この病院に雨宮吾郎という医師が居たと思うのですが」 星野アクア「ちょっと探し物。あかねは中で待ってて」 黒川あかね「いや行くよ」
黒川あかね「アクアくんは小さい頃はワンパクだったんだね。野に入り山を駆け回るっていってもこんな獣道…」 星野アクア「この辺りの筈…」 星野アクア「あかね、例えばの話だけど、15年位前にここで迷子になったペットの死骸とかって見つけられると思うか?」 黒川あかね「んー埋めたなら骨くらいは見つかるかもだけど、野ざらしなら野生動物に食い荒らされて散り散りになってると思うから厳しいかもね」 星野アクア「だよな」 黒川あかね「(アクアくん昔飼ってた犬を捜しにこんな所まで…かわいい所あるなぁ)」 星野アクア「(埋められたならお手上げだが、無理に捜す理由もない。死者の墓を暴いた所で良いことはない)」 星野アクア「色々連れまわして悪いな」 黒川あかね「ううん。アクアくんの行きたい場所に行こって言ったの私だし、勝手についてきてるだけだし」 星野アクア「これで最後だから」 黒川あかね「ここは…」 星野アクア「知り合いの家だ…といっても住人は全員もう故人で誰も住んでないんだけどな」 黒川あかね「わざわざ足を運ぶ位だから大事な人なんだよね?どんな人だったの?」 星野アクア「…雨宮吾郎。そいつには母親がいなかった」 星野アクア「産科危機的出血…子供が出来たことを親に隠してて自宅で一人で産んだが出血が多すぎた。救急車が着いた頃にはもう…そんなもんで父親が分からず祖父母の家に預けられた」 星野アクア「進路を医大に決めた時も…本当は外科医になりたかった。好きな小説に出てくる医者が格好よくてさ、憧れだったんだけど」 星野アクア「結局、人に合わせて生きるしか取り柄がない奴だった。医者になった後も無力で…」 雨宮吾郎《どうしてそういうことになるんだ!なんでさりなが亡くなるかもしれないって時に!あいつの両親は顔出さないんだ!》 《お二方とも都心部の方で働いしてる方なのですぐには…》 雨宮吾郎《それでも本当に親なのか!?母親ってのは…》 《そんなのは幻想だ。そういう親もいる。掃いて捨てるほど。最後はお前が傍にいてやれ》 雨宮吾郎《分かった。ずっと大事にする。ずっとだ…》 さりな《せんせぇ…だぁいすき…もし…生まれ変わってもきっと…》 ツクヨミ「神様はきっと優しいよね。真の意味で母を得られなかった2人と魂のない子を産んだ母親を導いてあげた」 ツクヨミ「もしかしたら、それ以上の意味があるのかもだけど」 星野ルビー「こんな所まで撮るんですか?」 マネモネ「アイドルのMVは踊りパートとドラマパートに分けて撮ることが多いでしょ?メインは全体のダンスの映像で尺を稼ぐけど、ちょくちょく個々の可愛さを切り取ったカットを挿入しなきゃいけないのよ」 マネモネ「かなちゃんもカメラを好きな人だと思って振り返って」 マネモネ「へぇ…良いカオ…かなちゃん好きな人いるんだ。どんな人?どういう所を好きになったの?」 MEMちょ「MVはコンセプトとざっくりとした流れだけ決めて、どんなものを撮るかはその場の判断になることが多いんだ。いかに被写体の可愛さを引き出すか、グラビアカメラマン的な才覚が求められるよね」 星野ルビー「へー…結構スタッフ多いんだね」 有馬かな「カメラマンに助手が2人位ついてて照明3人、美術や衣装、メイクにもろもろ制作PMとか監督も含めたら人数は10とか20人になるわよ。全体で言ったら500万以上かかってるんじゃんない?結局アイドルは搾取されるといってもお金かかる所はガッツリかかるからね」 有馬かな「こんな金にならないグループにこれだけ出してくれる社長に感謝しなさいよ。まぁ地下アイドルの撮影とかだと50万位で作ったりすることもあるって話だけど」 星野アクア「おう」 MEMちょ「アクたんおかえりー」 星野アクア「撮影は順調?」 MEMちょ「ルビーとかなちゃんのドラマパートはあらかた撮り終わってこれからダンスパート撮る感じ」 星野アクア「ん?MEMはまだ撮ってないのか?」 MEMちょ「うん、後回し」 星野アクア「なんで?」 MEMちょ「ははは!未成年者は深夜22時以降の労働が禁止されてるからねぇ。ちっとも未成年じゃない私はド深夜に撮影できちゃうからねぇ」 星野アクア「聞いて悪かった」 有馬かな「あっ衣装いいでしょ。皆で話してデザイン決めたのよ。いかにもアイドルって感じでルビーが好きそうな…」 黒川あかね「全然ダメ」 星野アクア「(そうだった。あかねは有馬のアイドル活動に否定的だったな。揉めなきゃいいけど)」 黒川あかね「ちょっとこっち来て」 黒川あかね「そんなにリボンだらしなくつけてどういうつもり?見栄張ってウエスト細く見せたいのかもしれないけどベルト締めすぎてしわになってる。ここにもホコリ。衣装さんが困るからあんまり歩き回らない」 有馬かな「これでいいわけ?」 黒川あかね「別に…及第点程度じゃない?」 星野アクア「元ファンの反転アンチって一番面倒だな」 有馬かな「アクアはどう?私可愛い?」 星野アクア「まぁ及第点はあるんじゃね」 有馬かな「素直に褒めなさいよアンタ達!」 黒川あかね「かなちゃん本当にアイドルなんだね。かなちゃんの演技が良くなった理由が分かった。“私を見て”ってずっと叫んでる。叫んでる人が居たらつい見ちゃうよね。私アイドルとかあんまり詳しくないから分からないんだけど、かなちゃんはアイドルとして売れそう?」 星野アクア「売れる」
黒川あかね「そっか…じゃあこないだみたいなデートはもう駄目だよ。かなちゃんから自慢されたよ。アクアくんとブラジリアンバーベキュー行ってきたって。今は注目度が低いからいいけど、これからかなちゃんは注目されていく。そしたら人目がある所で男女の食事は絶対ダメ。食事は最低限個室を予約してあげて欲しい。アイドルって一度の炎上が致命傷なんだからさ。役者畑の人はこの辺ちょっと緩いから男の人から気をつけてあげないと」 星野アクア「そうだな。意識が足りてなかった (そうだった。有馬はアイドル。男の影がチラつけば大低ロクなことにならない)」 マネモネ「はーい、未成年組は宿戻って。MEMは成年してるから居残りね。18歳だもんね」 MEMちょ「はぁい。私は18歳以上ですぅ」 星野ルビー「私は今日あかねおねえちゃんと同じ部屋がいいな」 星野アクア「俺はもう少し見学していくからルビーを頼むな」 黒川あかね「分かった」 星野ルビー「あっカラス。かわいー」 黒川あかね「危ないよ」 星野ルビー「知ってる?鳥目って言って鳥は夜だと全然目が見えないんだよ」 黒川あかね「違うよ。それはニワトリの話であって」 星野ルビー「このクソカラス!焼き鳥にしてやる!くっそー挑発してるなぁ!絶対捕まえてやる」 黒川あかね「おとなしく宿の人に謝る?迷子になっちゃうよ」 星野ルビー「大丈夫。この辺りなら多少は土地勘あるし」 黒川あかね「へー?」 星野ルビー「あっいや、生まれがこの辺りでね、車で結構通ったりしてたから」 黒川あかね「うん、アクアくんから聞いてるよ。丘の上の病院で産まれたんでしょう?」 星野ルビー「うん」 黒川あかね「アクアくんの思い入れのある場所なんだって言ってた」 星野ルビー「へぇ…あの場所は私にとっても大事な場所だよ」 星野ルビー「あかねちゃんもB小町入らない?」 黒川あかね「いやそれはちょっと…私は得意分野以外はてんでダメで、恋リアの時もそれは大変で…逆にルビーちゃんは役者に興味はないの?」 星野ルビー「実はちょっとある」 黒川あかね「そうなんだ。私でよかったら教えるよ」 星野ルビー「えーうれしー。でもまずはアイドル一本やり切ってからって思ってる。いつかドームでライブやって皆が知ってるアイドルになって、それで…」 雨宮吾郎《よく頑張ったな。ずっと応援してたぞ》星野ルビー「あかねちゃんは年の差っていくつまでイケる人?」 黒川あかね「ええっ?大事なのは精神年齢だと思うし、10位は全然…って何!突然恋バナ!?」 黒川あかね「ルビーちゃん、年離れた好きな人が居るんだ?」 星野ルビー「うん」 黒川あかね「どんな人なの?」 星野ルビー「すっごく優しい人。私がずーっと一人だった時に側にいてくれて、いつも励ましてくれて、せんせがいなかったら頑張って生きようだなんて思わなかった。アイドルになろうなんて思わなかった。生きる意味をくれた人」 黒川あかね「分かるな…好きな人がいるのっていいよね。ちょっと位の年の差なんて関係ないよ」 星野ルビー「そうだよね!?ちょっと位関係ないよね」 黒川あかね「どんどんアタックしてこい。なんなら私が協力するから」 星野ルビー「でも今は何処にいるか分からないんだ。突然、職場からも消えて消息不明になっちゃったんだって。どうせ大方女性トラブルでトンズラこいただけだと思うけど」 黒川あかね「いいの?そんな人で」 星野ルビー「思わせぶりな人だったんだよ。私が何度好き!結婚しよ!って言ってものらりくらり躱してさ」 星野ルビー「だけどそれでもいいの。もう一度会いたいよ」 星野ルビー「祠の裏に空間が…ここを巣にしてるんだ。追いつめたぞ」 黒川あかね「えぇ…入るの?」 黒川あかね「ルビーちゃん戻って」 黒川あかね「死体だよ、これ…白衣…お医者さんかな」 【推しの子】キャラクター一覧 【推しの子】主題歌一覧 【推しの子】コミックス一覧 | |||
← 第22話 | 第24話 → |