名探偵コナン | 第1139話『意地悪な弟に困る姉』ネタバレ | Detective Conan

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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1139話ネタバレ
名探偵コナン 第1139話
サブタイトル	意地悪な弟に困る姉
放送日	2024年10月19日
原作	アニメオリジナル
脚本	扇澤延男
OPテーマ	Unraveling Love ～少しの勇気～
EDテーマ	夢で逢いましょう
キャスト	役：声優
	江戸川コナン：高山みなみ 毛利小五郎：小山力也 目暮十三 ：茶風林 高木渉：高木渉 千葉和伸：千葉一伸 真壁五月：中原麻衣 真壁佑人：米内佑希 堂場諒一：関幸司
あらすじ	毛利探偵事務所に、自宅マンションに中傷ビラが貼られるようになった真壁五月が依頼に来る。マンションで張り込みをしていた小五郎は、不審な若い男を取り押さえるが……。数日後、高級マンションの一室で遺体が発見された。被害者の堂場諒一は、周りの評判が悪い人物。匿名の電話によって、容疑者として五月が警察に呼び出される。五月はアリバイを主張するが、一緒に居たはずの弟は「誰にも会っていない」と言い出し……。
ネクストコナンズヒント
第1139話 意地悪な弟に困る姉 『回想』 毛利小五郎「“505号室の真壁五月は泥棒猫。会社の上司と不倫してる”」 真壁五月「勤めから帰ってみたら、マンションのエレベーターの中にそんな紙が貼られてて…もちろん全くの事実無根です」 コナン「中傷ビラだね。悪意のある」 毛利小五郎「お任せください真壁五月さん。この毛利小五郎が必ず犯人を突き止めます」 毛利小五郎「とぼけても無駄だ。お前が乗るまでは貼られていなかったんだ」 毛利小五郎「ご存知ですか？この男」 真壁五月「真壁佑人。私の弟です」 毛利小五郎「弟！？」 真壁佑人「悪いのはこの姉ちゃんの方なんだ。儲け話に飛びついたら、逆に大借金を抱えたんだ俺。それで先週、金を借りに行ったら断られて、結果俺は…」 真壁佑人「借金取りから逃げるため夜逃げするしかなかった。金を貸してくれなかった姉ちゃんのせいで」 真壁五月「その逆恨みでこんなことを！？」 真壁佑人「姉弟ってのは助け合うためにいるはずだろ」 コナン「そんな身勝手な…」 毛利小五郎「どうします？五月さん」 真壁五月「念書を書いてもらいます」 真壁佑人「二度と姉、五月に迷惑はかけません。頑辺町6の1、ガンベ壮203号室」 『数日後』 高木刑事「被害者はこの部屋の住人、堂場諒一さん27歳。殺害されたのは今日の昼前後。室内が物色され、現金が見当たらないので、金目当ての犯行に見えはするんですが…」 千葉刑事「親の資産で遊び暮らしていたらしいですね堂場氏。やっぱり評判は最悪です。色々恨みを買っていたようで」 目暮警部「怨恨の可能性もあるか…」 『警視庁臨海警察署』 目暮警部「現場近くで不審な人物を？」 電話「今日の昼頃、痩せた女の人で口走ってたんです。何年経とうと恨みは消えないんだとかって」 目暮警部「失礼ですが、あなたは？」 電話「面倒に関わりたくないので」 千葉刑事「警部、拾えただけでも10人はいます。堂場氏に恨みを持っていただろう人物」 目暮警部「その中に女性は？今、不審な女を見かけたと匿名での情報提供があったんだ」 高木刑事「中でも強く恨んでいたと思われるのがこの女性で…」 目暮警部「フン…真壁五月」 目暮警部「堂場諒一氏は3年前、立石憲介という男性を死なせてしまった。あなたの婚約者をです」 目暮警部「その時、堂場氏とあなたの証言は対立した」 堂場諒一《いきなり飛び出して来たんだ。避けられるはずないだろ》 真壁五月《立石さんは慎重な人です。運転してた方がよそ見でもしていたとしか思えません》 高木刑事「でも、あなたの訴えは報われず、堂場氏は雇った弁護士のおかげで極めて軽い罪にしか問われなかった」 真壁五月「昨夜、ニュースで事件を知った時、私も疑われるかもしれないとは思いました。でも私ではありません。堂場さんが殺害されたのが昨日の昼なら、私は落葉台にいました」 目暮警部「この臨海エリアとは真反対ですな。どなたかとご一緒でしたか？」 真壁五月「駅の近くでバッタリ弟と出会ったんです。で…少し立ち話を…というか、ちゃんと定職に就くよう説教を」 真壁佑人「行ってませんよ俺。昨日は一日中部屋にいたんだから」 真壁五月「そんな…」 目暮警部「昨日の昼、本当はどちらに？」 真壁五月「ですから落葉台に…」 真壁五月「佑人が嘘を…私を困らせようとしているんです」 真壁佑人「警察に嘘をつくわけにはいかないよ。善良な市民だから俺」 真壁五月「あんたさえ本当のことを言ってくれれば私の疑いは晴れたのに」 真壁佑人「夢でも見てたんじゃねぇの？俺と会って説教たれてる」 真壁五月「昨日、落葉台で出会った時…」 真壁五月「つまようじを使ってたんです佑人」 毛利小五郎「ってことは近くの店で昼飯でも」 コナン「ならお店の人が佑人さんのこと憶えてるよね、きっと」 『翌日』 コナン「駄目だった。五月さんからせっかく写真借りてきたのに…」 高木刑事「毛利さん？」 千葉刑事「こっちも真壁五月さんが唱えてるアリバイの確認に来たんですが」 コナン「収穫ナシなの？」 高木刑事「彼女によると、当日この落葉台に来たのは評判のそば屋さんに行くためだったんだけど、あいにく定休日で」 高木刑事「でもせっかく初めての街にきたんだからと散歩してたって言うんでけど、裏通りばかり歩いてたようで見かけた人がいないんだよ」 毛利小五郎「あの姉弟、本当は仲がいいんじゃねぇか？」 コナン「だとしたら二人で不仲を演じてるってことになるんだろうけど」 毛利小五郎「んなことして何の得があるんだ？」 コナン「なんのために…」 毛利小五郎「そうか！だとすりゃ説明がつく」 コナン「何かわかったの？」 『警視庁臨海警察署』 目暮警部「真壁兄弟がどちらもが嘘をついている？」 毛利小五郎「姉、五月さんの当日落葉台で弟に出会ったというのは嘘。その弟、佑人君のその日は一日中部屋にいたというのも嘘。となれば、堂場氏を殺害したのが誰なのかも明らか。あの姉弟は実はこの上なく仲がいい。そこに気づけば全て読み解けるんです」 毛利小五郎「佑人君は五月さんが今も堂場諒一氏を恨めしく思っているのを知り、言ったんでしょう。“自分が堂場氏を葬ってやる”と。五月さんは引きとめたでしょう」 毛利小五郎「しかし中傷ビラが貼られ、それが佑人君の仕業と知って五月さんは驚いた。姉弟が仲違いしていると思わせるためだと気づいたからです」 毛利小五郎「仲の悪い弟が姉のために殺人などするはずがない。そう思わせることで警察の捜査から逃げ切るための伏線工作だと。当然なおさら懸命に五月さんは佑人君を引きとめたはずです」 毛利小五郎「しかし、堂場氏は殺害された。事が起きてしまった以上、佑人君を庇おうと五月さんはアリバイを偽証してやった」 毛利小五郎「二人にこの読みをぶつければ感触で必ずわかるでしょう。そして五月さんがアリバイを偽証してくれているのにどうして佑人君はそれに乗らないのかも…当人の口からきっと明らかに」 コナン「怖い人たちの電話番号も聞いてきてくれって小五郎のおじさんが」 真壁佑人「ああ…」 コナン「そうだったんですね。どうも (ズバリだ)」 コナン「おじさんの言った通りだったよ」 毛利小五郎「何言ってんだこのガキ」 小五郎(コナン)「これから述べることが事件の真相です。この真壁佑人君はただの一つも嘘をついてはいなかったんです」 小五郎(コナン)「事件当日は一日中部屋にいた。よって堂場諒一氏の殺害には一切関与していない。一方、姉の五月さんですが、落葉台で高木刑事たちが足を棒にするもアリバイの裏付けがとれなかった。当然です。そもそも落葉台になど行ってはいない」 小五郎(コナン)「真壁五月さん、あなたはその時、堂場氏のマンションで彼を殺害していたんです。そしてあなたは弟佑人君を犯人役に仕立てようとした」 小五郎(コナン)「匿名での警察の通報はあなたですね」 真壁五月「どこに自分に疑いを向けさせる人間がいるのですか？」 小五郎(コナン)「計算したんですよ。堂場氏が殺害されれば、早晩、自分も着目される。ならば敢えて疑わせ、“姉思いの弟が自分のために殺害してしまった”というところへさっさと持ち込むのが得策だとね」 真壁佑人「俺を犯人役にってアリバイがあったらムリだろ」 小五郎(コナン)「さっきコナンに確認させたことを」 真壁佑人「だからあの日、俺が一日中部屋にいたのはたまたまだよ。いきなり借金取りが押しかけてきたからで…居留守使って隠れてるしかなかったんだ」 小五郎(コナン)「結果、君はアリバイの立証が不可能になった」 真壁佑人「怖いよあいつら。誰にも教えてない俺の新しい住所を嗅ぎ付けたんだから。諦めて翌日には返したよ。別んとこから借りて」 小五郎(コナン)「たまたまではないんだ。情報提供の電話があったそうだ。あなたですよね？五月さん。佑人君の新しい住所を知っているのはあなただけなんです。それを知るために念書を書かせた」 真壁五月《恨みがあんのよ真壁に。探してんでしょ居所。教えてあげるから取り立ててやって。頑辺町の…》 真壁五月「一月前たまたま見かけたんです」 堂場諒一《死ねば良かったんだゴミ猫が！3年前の貧乏くせぇ男みたいに生きてても仕方ねぇんだよバーカ》 真壁五月「3年前、私から婚約者を奪った男がどんな人間なのか知りました。葬ってやりたいと思いました」 真壁五月「でも無理です。逃げ切れるわけがない。そんな中、中傷ビラが貼られ、弟の佑人の仕業と知った時、ひらめいたんです。逃げきるにはこの佑人を犯人役にすればいいのだと」 真壁五月「でも思惑通り毛利さんが推理してくれたと思ったのに、結局うまくは…堂場諒一をこの手で殺めました」 真壁佑人「でも…どうしてたよ姉ちゃん！姉弟なのに…俺を犯人役にしようなんて！」 真壁五月「素行が悪く甘ったれで身勝手なアンタが子供の頃からずっと嫌いだったのよ。恨めしい堂場を葬り、嫌いなアンタを犯人役にする。一石二鳥を私は狙ったのよ」 「またやったらゆるさーん」 「泣くな」 コナン「仲のいい姉弟みたいだね」 毛利小五郎「だがそれは見せかけで実は裏があると見た。いや、さらにその裏が！」 コナン「いや…だから裏の裏だと表に戻るんだってば」 ≫関連記事：名探偵コナン最新刊情報まとめ
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