名探偵コナン | 第1113話『執事になった理由①』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1113話 ネタバレ 感想 伊織無我 執事になった理由 Detective Conan Chapter 1113
名探偵コナン 第1113話ネタバレ

名探偵コナン 第1113話

名探偵コナン 漫画 1113話 扉絵 服部 和葉 紅葉 新幹線 Detective Conan Chapter 1113
サブタイトル執事と謎
配信日2023年6月7日
サンデー2023年28号
サンデー2023年28号 秘書 大岡 名探偵コナン 1113話 Detective Conan Chapter 1113
単行本114巻
登場人物江戸川コナン
服部平次
遠山和葉
大岡紅葉
伊織無我
鶴城議員
鶴城議員の秘書
場所新幹線車内

第1113話 執事と謎

服部平次「あーくそ!また紅葉の勝ちや!やってられへんわ」
伊織無我「ではカルタはいかがでしょうか?取り札と読み札、どちらもご用意しております。読手は僭越ながら紅葉様の執事である私めが」
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服部平次「こんな狭いトコでカルタなんかできるかボケェ」
伊織無我「でしたらアフタヌーンティーのご用意でも」
遠山和葉「って言うか、アタシは蘭ちゃんに大事な話ある言われて東京に行くんやけど、アンタは何で新幹線に乗ってんの?」
大岡紅葉「平次君は葉っぱちゃんの付き添いですか?」
服部平次「そうや」
大岡紅葉「用がないと乗ったらあきまへんの?」
服部平次「まあ鉄子とかやったら構へんけど」
大岡紅葉「ほんなら丁度明日、東京で百人一首の試合があるからってコトにしときましょか?」
服部平次「何や、試合があるんか?頑張りや」
大岡紅葉「おーきに♡」
服部平次「でもおかしいなァ…この新幹線ほぼ満席でオレらの席やっと取れたっちゅうのにガラガラやん」
大岡紅葉「(当たり前です。“平次君がこの新幹線で東京に行こォとしてる”て伊織が聞きつけたすぐ後に空いた席をみんな予約して平次君が乗車券を買いに来はったタイミングで二席だけキャンセルしたんですから。望み通り平次君の隣の席いただきました。伊織、ご苦労さんです)」
「うわっ!悪いな兄ちゃん。よろけちまってよォ…ポケットにティッシュ持ってるぜ」
伊織無我「いえ、お構いなく」
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伊織無我「申し訳ございません。私は少々席を離れますので私が戻るまで服部様、紅葉お嬢様をよろしくお願いします」
服部平次「ああ構へんで」
大岡紅葉「どうぞよろしゅう♡」
『トイレ』
伊織無我「(さすがに濡らしたハンカチで拭いただけじゃビールのシミは落ちないか。とりあえず袖をまくってごまかすか)」
大岡紅葉《小も大も兼ねるんです。元気にウチを守ってもらわなあきませんし》
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伊織無我「(ん?スマホの忘れ物?) もしもし?私はこのスマホの持ち主ではありませんが、もしもこのスマホをお探してでしたら」
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📱「いや、お前にかけているんだよ。公安の伊織さんよォ。おっと今は大岡家の執事だったか」
📱伊織無我「どちら様でしょうか?」
📱「そのスマホのそばにインカムも置いてある。それを耳に着けてスマホはポケットにしまえ」
📱伊織無我「どなたかわからない方の指示には従えませんが」
📱「じゃあコレ見たら従う気になるんじゃねーか?お前がいた席の向こう側を見たらなァ…どうだ?従う気になったか?」
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📱伊織無我「それで要求は?」
📱「その前にお前のスマホの電源を切って通路のゴミ入れに捨てろ。お嬢様にメールでも打たれたら困るからな。スマホを捨てたらお前の席の前の車両、14号車へ向かえ。ドアが開いたら一番手前の右側の席の奥に中年の男が座っている。とりあえずぐっすり眠ってるその男を起こしてくれ」
📱伊織無我「いやそいつは不可能だ。この男性は既に絶命している」
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📱「その通り。さっきおれ達が殺したからな。さすが公安だ。死体を見ても声一つあげねぇ」
📱伊織無我「まさかこの遺体の処理をしろとでも言うんじゃないだろうな」
📱「そんなオヤジの死体なんざどーでもいい。その男が持っているはずのUSBメモリー、そいつを見つけたらスマホが置いてあった洗面台に置き、お前はその死体の横で待ってろ。USBメモリーの中身を確認したらお嬢様は解放してやる。終点東京まであと2時間足らず。お嬢様をその男のようにしたくなければ頑張るんだな」
伊織無我「(心臓を刃物で刺されている。凶器は恐らくさっきお嬢様の後ろで見せた血まみれのナイフ。遺体にかなり抵抗した痕跡が残っているのを踏まえると、最初は被害者にナイフを突き付けてUSBメモリーを出させようとしていたが、抵抗されナイフの取り合いになり、思わず刺してしまい、命が尽きるまで口を手で押さえ続けた。だが、目当てのUSBメモリーが見つからず困っていた所にどこで知ったか元公安の私がいるのに気づき、お嬢様を人質にしてUSBメモリーを探させようと企てたって所か。ん?ボールペン?)」
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伊織無我「(血がついてる。何かを書き残そうとしたのか?だが遺体の周りには何かを書いた痕跡はないし、遺体は手帳や紙のような物は何も所持していなかった。唯一持っていた紙はこの乗車券だけだが何も書かれていない。まあ何かを書いた紙とかがあったらもう犯人達に奪われているだろうが)」
📱「どうだ?見つかったか?」
📱伊織無我「いや、靴の中も調べたがUSBメモリーは見つからなかったよ」
📱「じゃあやっぱりその男の手荷物の中か」
📱伊織無我「手荷物?そういえば被害者の席はここじゃないようだが」
📱「ああ。その男の席の周りには割と人がいたから脅すのに都合が悪くてよ、トイレから出た所をナイフで脅して空いていたその席に連れ込んだのさ。その男の本当の席はその車両の前から2列目の向かって左の窓側の席だ。席に置いてあるアタッシュケースが奴の手荷物だ。鍵が付いているが元公安なら開けられるだろ?」
伊織無我「(簡単に言ってくれる)」
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伊織無我「(衣服にタオルにヒゲソリにハブラシなど一般的な旅行者の荷物だな。手帳…表紙の裏のポケットに同じ名刺が数枚入っている。つまりあの被害者の名刺。フリーライターか)」
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伊織無我「(手帳の中は速記文字…早稲田式だな。書き込みがある最後のページには“鶴城疑惑の真相の証拠を入手”と書いてある。鶴城疑惑といえば、収賄の疑いがかかった鶴城議員の秘書が全ての罪は自分にあると遺書を遺し投身自殺した…)」
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服部平次「アンタ何してんねや?こんなとこで。アンタ、紅葉の執事やろ?全然戻って来ぇへんから心配しとったで。ちゅうか、その席も荷物もアンタのとちゃうやろ?」
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📱「おい?何だそのガキ。上手く誤魔化して追い払え」
伊織無我「実は車内で古い友人に会ったんですが、名古屋で下車した後で荷物を車内に忘れたことに気がついたそうで、その荷物を見つけ預かっておいてくれと電話で頼まれまして。だから本当に友人の荷物かどうか開けて確かめていたんですよ。納得されましたか?」
服部平次「それやったらしゃーないのォ。用が済んだから早よ帰って来いや」
伊織無我「ええ」
📱服部平次「あ、コナン君か?やっぱりオレらの思た通りやで」
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📱コナン「ああ。間違いねぇな」
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