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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第135話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第135話 | |||
サブタイトル | 前哨戦 | ||
配信日 | 2024年10月9日 | ||
サンデー | 2024年46号 | ||
次回 | 2024年10月23日(47号) | ||
登場人物 | フリーレン フェルン シュタルク ザイン | ||
影なる戦士メンバー 傭兵 “シュリット” 酒場の店主 “ヴォルフ” 神父 “クレスティス” シスター “ロレ” 浮浪者 “ヴァルロス” 露天商 “ガゼレ” | |||
第135話 前哨戦『酒と煙草とギャンブルと年上のお姉さんが好きな僧侶。その本領。その本懐』 クレマティス「どうしたヴァルロス、忘れ物でもしたか?」 クレマティス「…無理だな。もう助からん。せめて祈りを捧げよう。救いもあろう」 ヴァルロス「いい。死んだらどうせ無に還る。救いなどいらん」 ザイン「それ、あんたの猫か?」 ヴァルロス「そうだ。もう歳だというのに馬車の往来する通りを渡ろうとした。馬鹿な奴だ」 ザイン「見せてくれ」 ヴァルロス「…信じられん」 ザイン「…あまり懐いてないんだな」 ヴァルロス「人見知りなんだ。礼を言う。よかったら…」 ザイン「やめてくれよ。それよりも人を探しているんだ。知らないか?」 ヴァルロス「…ふむ」 ザイン「戦士ゴリラって名乗っている変な奴なんだが」 ヴァルロス「聞き覚えは無いな。だが情報収集といえば酒場だろう。行きつけがある。案内しよう」 ザイン「助かるよ」 ヴァルロス「何故その男を探している?」 ザイン「親友なんだ。幼い頃、一緒に冒険者になることを約束した」 ヴァルロス「そうが。なら良く知っているんだな。戦士ゴリラとか言ったか。そいつの本名は?」 ザイン「わかんない…」 ヴァルロス「くっくっく…なんだそれは」 ロレ「ヴォルフ、ガゼレ、今すぐ戦闘配置に」 フェルン「フリーレン様、どうかしましたか?」 フリーレン「追跡魔法を逆探知された。急いで逃げー」 フェルン「シュタルク様!」 フリーレン「伏せてフェルン。大丈夫?」 シュタルク「問題ない」 ヴォルフ「よく反応できたな。相当な距離あると思うんだけど。いい戦士だ。それだけに惜しいな」 フリーレン「この射角で撃ってきたってことは…信じられないけどあの尖塔から当てたのか。とんでもない腕前だな」 フェルン「撃ち返します」 フリーレン「あそこまでは流石に魔力探知が届かない。魔法っていうのは補正なしの目視で撃つようにはできていない。フェルンの腕なら不可能までは言わないけど、ここは街中だよ。許可できない。それにたぶんもう移動している。逆探知から攻撃に移るまでが早かった。相手は予め狙撃ポイントを決めて、不測の事態に備えていた可能性が高い。相手の探知範囲外に逃げたほうがいいね。こっち。走って」 『ヴォルフの店の前』 ヴァルロス「どけ。入れん」 シュリット「残念ながら、今日はもう店仕舞いだよ…」 ヴァルロス「それを決めるのはお前じゃないだろう」 シュリット「いいや、店仕舞いだ」 ヴァルロス「面倒な酔っ払いがいるな。他を当たろう。少し裏道を通ることになるが、隠れた穴場が…どうした?」 ザイン「…いや、悪いな。急用を思い出しちまった」 ヴァルロス「そうか、力になれなくてすまない。早く親友が見つかるといいな」 ザイン「ああ」 『影なる戦士VSフリーレン達』 ヴォルフ「ロレ、射線が通らない。有効なポイントを教えてくれ」 ロレ「あえて路地裏に逃げましたね。逃走経路が的確です。こちらの狙撃ポイントも割り出されたと考えていいでしょう」 フェルン「フリーレン様の魔法の逆探知なんて、そんな簡単にできるものなんですか?」 フリーレン「人類の魔法では難しいだろうね。本来、逆探知は未知の領分だ」 フェルン「では魔族の…」 フリーレン「いいや違う。私はこの魔法を知っている。私達は今、女神様の魔法を扱う相手と戦っている」 ロレ「どちらにせよ、大きな通りを抜けなければ彼女達に逃げ道はありません。貴方なら人ごみの中でも当てられるはずです。ヴォルフ」 ヴォルフ「戦士の妨害がなければね」 ロレ「でももう戦士は始末した。そうでしょう?」 ヴォルフ「そうだな」 フリーレン「シュタルク!」 フェルン「…フリーレン様」 フリーレン「…毒だ」 『それは僧侶の領分』 | |||
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