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BLUE LOCK | |||
原作(Original Story): 金城宗幸 × ノ村優介 ブルーロック 第260話ネタバレ | |||
ブルーロック第260話 | |||
サブタイトル | クソ物(ブツ) | ||
配信日 | 2024年5月8日 | ||
マガジン | 2024年23号 | ||
単行本 | 30巻 | ||
登場人物 | ミヒャエル・カイザー カイザーの父親 カイザーの母親 レイ・ダーク | ||
第260話 クソ物(ブツ)『少年の名はミヒャエル・カイザー。彼は望まれて生まれた生命ではない。父は小さな舞台の演出家。母はその主演女優で、2人の愛の結晶か、あるいは情熱の過ちか、生まれた息子を母は捨てて出ていった。その後、人気女優としてスポットライトを浴びてく母を尻目に別れを告げられた父の心は壊れ、才能と共に没落する。安酒とギャンブルに溺れ暴力を振るう父のもとで少年カイザーは育てられた。幼く非力な彼に居場所はそこしかなかった』 『父の言う“働け”は何かを盗んでこいという命令だ。言われると少年は街にくり出し、食べ物や日用品を盗む生活を繰り返していた。失敗すると父に怒られるから。盗みの腕はすぐに上達した。それでも理不尽な暴言と暴力が日常で、母が置き土産につけた“ミヒャエル”という名前を少年は父から呼ばれたコトは一度もない。父は寝ても覚めても母を恨み憎んでいたクセに、かつて母からもらったという一輪のバラを大事に飾ってあるコトが少年は理解できなかった』 カイザーの父「俺ぁクソ人間なんだよ。愛した女に捨てられ…才能も枯れたクズ…不能のクソ詰まり…だがお前はそれ以下だ。俺のヘドロとあの女の強欲の残りカスから生まれた人間以下のゴミ。お前は動物以下…汚物以下のクソ物だ」 『少年は望まれて生まれた生命ではない。“いつかここを出ていこう” 大きくなるにつれ、その自我は強くなった。少年は盗んだモノの中から高価なモノを父に黙って売り捌いて自分の金にした。それは少年にとって初めての反抗だった。12歳の誕生日、“この金で何か買おう”それがきっと自分の人生の始まりな気がした。“飯?いや…なくならないモノがいい” なんでもよかった。クソ物と罵られる自分に生きてく実感をくれるならなんでも』 『球は投げれば飛んでいく。壁に当てれば返ってくる。イラついて殴っても、思いっきり蹴飛ばしても怒らないし、泣かないし、どんな時でも何も言わずそばにいてくれる』 カイザー「俺と同じクソ物…」 『少年はいつかの旅立ちを夢見ていた』 『その日、街の宝石店が襲撃された。逃亡中に捕まった犯人グループのひとりが共犯としてミヒャエル・カイザーの名を上げた。たしかにその犯人とは悪友だったが、その事件に関して少年は無実で完全に濡れ衣だった』 『ハメられた』 カイザーの父「人様のモノに手ぇ出すなって何度言や分かんだ!?このクソ物!死ね!消えろ!」 カイザー「(どの口が言ってんだよ…クソ親父…)」 警官「お父さん、息子さんのベッドの横から金庫が…」 カイザーの父「は?なんだこの金…てめぇ俺に隠れて貯めてやがったのかコノヤロウ!?何に使う気だ!?俺のだからなコレは!」 カイザー「(あぁクソ…でもいいや別に…金なんてまた貯めればいい…またはじめから…)」 警官「あとはこれサッカーボールくらいしかありませんね。部屋には証拠になりそうなモノは…」 カイザーの父「あ?てめぇ…球の中にも金隠してんじゃねぇだろなぁ!?クソ物ぅ!」 『その瞬間、少年の中で何かが壊れた。いや、壊れたというより生まれたという方が正しいたろう』 『その激情の名は存在証明(アイデンティティ)。そして少年は』 レイ・ダーク「おい小僧、フットボールは好きか?やるならここから出してやる」 『PIFA公認エージェント レイ・ダーク』 | |||
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