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BLUE LOCK | |||
原作(Original Story): 金城宗幸 × ノ村優介 ブルーロック 第281話ネタバレ | |||
ブルーロック第281話 | |||
サブタイトル | 進化の方程式 | ||
配信日 | 2024年10月30日 | ||
マガジン | 2024年48号 | ||
登場人物 | 絵心甚八 帝襟アンリ 潔世一 ジュリアン・ロキ ミヒャエル・カイザー 糸師凛 烏旅人 七星虹郎 時光青志 チャパ ミシュラン ルノワール | ||
第281話 進化の方程式『絵心が語る進化の過程。我々はこうして歴史を紡いできた』 絵心甚八「生命は原則として父と母から半分ずつ遺伝子のコピーをもらって生まれてくる」 絵心甚八「しかし稀にコピーエラーでその両親にはない特徴を持った子が生まれるコトがある。例え凄く小さかったり、速かったり、感じやすかったり。大低の場合そのコは、他のと違うから仲間外れや競争に負けて遺伝子を残せず淘汰される。でもごく稀にその特徴がたまたま有利な環境に適合するコトがある。その遺伝子が自然淘汰で数を増やし、突然変異だったハズの特徴がやがてその種の標準になっていく。そんな遺伝子のサイクルが繰り返されて、元々の種とは全く違う生き物になる。これが進化だ」 帝襟アンリ「へぇー、知らなかった。まぁ要するにピチューがピカチュウになるってコトですね!?」 絵心甚八「アンリちゃん、大人になって勉強しないバカは淘汰されるよ」 帝襟アンリ「は…はい。善処します。で…でも…進化とサッカーにどんな関係があるんですか?」 絵心甚八「うんまぁここからは才能に対する俺の持論だけど、人間社会のあらゆる進化も本質は同じだと思うんだ。他とは違う特別な特徴を持って生まれてきた人間は、そのせいで理解されなかったり、生き辛かったりする。でもそれは人類の進化の遺伝子かもしれない。その尖った部分や凹んだ部分が生む身体や心の表現を世界に投げかけるコトが人間にはできる。そしてその中で、時代や環境に適合した革命的な表現が世界の標準を変えるコトがある。その種を持つ者を俺は“天才”と呼ぶ」 絵心甚八「しかし革新は現代社会において天才ひとりで成し遂げられるものでは決してない。だから天才の種を見つけて、価値を理解し、世界に伝える別の才能が必要。その実現性や再現性を高めて、世界の標準にしていく。それを成す者を“秀才”と呼ぶ」 帝襟アンリ「なるほど…天才が持ってる突然変異の才能が世界の皆の者になってく。それってさっきの遺伝子の進化の話と一緒だ」 絵心甚八「そう。そうやって人類はずって文明の進化を遂げてきたと俺は考える。そしてそれはフットボールも同じ。規格外の身体能力やスーパープレイヤーを放つ突然変異の天才が特異点の存在となり、それを分析し戦術を生み出したり、対策するためにデータを駆使し、秀才は新しい論理でプレーを新設計する。そうやってフットボールは進化してきた」 帝襟アンリ「それが進化の方程式」 絵心甚八「あぁ。気付け潔世一。世界は天才だけで回ってるワケじゃない。秀才と天才は両輪なんだ。そして秀才には秀才の世界一への覇道がある」 『RESTART!!』 潔世一「(天才に勝てる論理がない。天才たちみたいな理屈を超えたブッとんだプレーを今ここで急にやってみろっつったってできないし想像も湧かない。つーか思えば俺はずっと秀才の戦い方をしてきただけかもしれない。誰かの才能を自分なりに分析してパクッたり、予見したりしてアレンジしてギリギリ勝ってきただけのハイエナ的成り上がり…自分ひとりじゃオリジナリティの欠片も生み出せない。正真正銘のNo.2クソ秀才。戦場は天才たちだけで回ってる。そのスーパーなゴールを世界は待ってる。No.2な俺にパスは来ない。もう自分で奪うしか…)」 潔世一「(いややっぱ規格外すぎ…!無理じゃんこんなの。俺と天才側の間には遺伝子レベルで越えられない才能の壁がある。神さまは不平等だ)」 カイザー「どこまでクソ不平等なんだよ、クソ神おッ!」 潔世一「(は!?カイザー!?なんで俺と同じ…フザけんなよ。お前も天才側だろ!?俺と違って天才同士でやり合えてるクセに…あれ…?いや…もしかしてお前、秀才側か!?)」 『根底を覆す新たな発見。秀才への理解で突破口は導けるか』 | |||
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