名探偵コナン | 第105巻1117話『紅蓮髑髏の伝説②』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1117話 服部平次 和葉 紅蓮髑髏の伝説 Detective Conan Chapter 1117
名探偵コナン 第1117話ネタバレ

名探偵コナン 第1117話

名探偵コナン 漫画 1117話 扉絵 服部平次 紅蓮髑髏の伝説 Detective Conan Chapter 1117
サブタイトル折檻部屋の謎
配信日2023年8月30日
サンデー2023年40号
単行本105巻
登場人物江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
服部平次
遠山和葉
哲進和尚
賢哲
頓哲
勘哲
村田潤
場所鷲雄山 昇楽寺
名探偵コナン 漫画 1117話 紅蓮髑髏の伝説 犯人 登場人物 僧侶 Detective Conan Chapter 1117

第1117話 折檻部屋の謎

『鷲雄山 昇楽寺 折檻部屋』
哲進和尚「何じゃ？何事じゃ！？」
遠山和葉「お坊さんが…知らんお坊さんが倒れてはって…」
毛利蘭「もしかしたら急にいなくなったっていう…」
哲進和尚「勘哲！？勘哲じゃないか！？」
服部平次「ちゅうことはやっぱりこの坊さんが5日前に急に姿をくらましたっちゅう…」
賢哲「ええ…かなりやつれてるけど勘哲かと…」
頓哲「でもさっき賢哲とこの部屋の掃除に来た時は何もなかったのに」
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賢哲「それで？勘哲は大丈夫なんでしょうか？」
服部平次「いや、もう息はない。死んでから一日近く経ってんで。死因はたぶん…目ェの下が窪んでて唇が乾ききってる上にこの無精ひげの生え具合からすると…」
毛利蘭「やっぱり紅蓮髑髏に」
遠山和葉「魂吸われてもうたんとちゃうの！？」
コナン「違うと思うよ。今、平次兄ちゃんが言ってたのは脱水症で亡くなったんだろうってこと」
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コナン「たぶんこの人、どこかに閉じ込められて4日間ぐらい飲まず食わずだったんじゃないかなぁ？それに口の周りにガムテープが貼ってあった跡がついてるもん。きっと犯人は閉じ込めてる間、声を出させたくなかったんだよ。化け物がガムテープなんか使わないでしょう？」
服部平次「それにや、外は土砂降りやのに、その遺体は全然濡れてへんし、さっきここに掃除に来た時に何もなかったっちゅうんなら、あんたら3人の中の誰かがこの寺の中のどっかに監禁して殺したその遺体をついさっき担いで階段登ってこの部屋に運んだっちゅうこっちゃ。今、グルっと見た感じやと隠し扉はなさそうやし…ん？」
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服部平次「(オレのお守りや。何でこんな所に…)」
コナン「とりあえず警察を呼んだ方がいいんじゃない？」
賢哲「では私が…あっ！」
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毛利蘭「大丈夫ですか？」
勘哲「え…ええ…」
頓哲「変だなぁ？掃除のバケツは片付けたはずなのに…」
哲進和尚「とにかく慌てずに警察を」
賢哲「はい」
コナン「(遺体のそばに何か落ちてる。何だ？木？木くずか？)」
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『監禁されている毛利小五郎』
毛利小五郎「(ん？な！？何だここは！？確か折檻部屋で何か見た……までは覚えているんだが…ん？床に何か……)」
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毛利小五郎「(おいおい何だ何だ！？何かがいっぱいいる！？マジで何なんだここ！？)」
『コナン＆平次』
哲進和尚「何じゃと？この雨で警察がすぐには来られない！？」
賢哲「はい。かなり道がぬかるんでいて、後一時間はかかると」
服部平次「ほんなら警察待ってる間聞かせてもらおうか？言うてたよなァ？森ん中で人魂と遺体見た人がおったって」
哲進和尚「ちょうど一か月ぐらい前の夕方のことじゃ。この近くの森の中の石段を人魂が昇って行くのを見た登山客が恐る恐る階段を登ってみたら、上には焼死体が転がっていたという話じゃよ」
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コナン「それで？その遺体が誰かわかったの？」
賢哲「歯の治療痕から村田潤っていう仏像研究家だとわかったとニュースで言ってたよ。確かこの寺にも来てたよね？」
頓哲「ああ。ウチの観音像を見てイチャモンをつけてた。“とても拝む気にはならんわい”って」
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服部平次「そんなに出来の悪い仏像だったんか？」
哲進和尚「いやいやとんでもない。あれは鎌倉時代の仏師、同慶が彫った重要文化財にもなろうかという観音像じゃよ。なのにあの男、難癖つけよって…きっと罰があたったんじゃ」
賢哲「そういえばあの日、“後で和尚に話がある”って言ってましたけど」
頓哲「なんの話だったんですか？」
哲進和尚「結局あの後、姿を見せなんだわい」
服部平次「とにかくその仏像見せてもらおうか」
『監禁部屋』
毛利小五郎「(くそっ、スマホが鳴ってるのに出られねぇ。ん？ってことは俺のスマホ盗られてねぇのか？俺を監禁した奴は相当焦ってたってわけだな。尻のポケットに入ってるからなんとか取り出せるはず…よーし…スマホを何とか…俺の目の前に持ってきて、足の指で起こして、カメラにして…)」
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毛利小五郎「(後は撮った写真をメールに添付して蘭に…くそっ…うまく押せねぇ…)」
『仏像を見ながら…』
服部平次「へー立派な仏像やんか」
哲進和尚「そうじゃろそうじゃろ。代々この寺に伝わる有難い観音像じゃ。北海道から沖縄までこの像目当てで来られる方も少なくないわい」
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服部平次「ちなみに、この像の管理はどないしてるんや？」
哲進和尚「毎日金庫に入れておるよ。4人で代わる代わる…」
賢哲「いや、勘哲がいなくなったので」
頓哲「3人ですけど」
哲進和尚「まあ安心せい。それも今週までじゃよ」
賢哲・頓哲「？」
『外に出て…』
コナン「オメーのお守り見つかったのかよ？」
服部平次「ああ。折檻部屋に落ちとったわ」
コナン「え？遺体があったあの部屋に？」
服部平次「こんな風にビョーンって細い一本の線みたいに落ちてたで。お陰で足で踏むまで気ィ付かへんかったし…ん？ちょっと黒くなってる。何でや？」
コナン「足で踏んだからなんじゃねーか？オメーの靴下の裏、黒く汚れてるし」
服部平次「それ言うならお前もや」
コナン「え？マジで？」
服部平次「(でも一体)」
コナン「(どこで黒く…)」
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服部平次「あ…あの時や！」
コナン「人魂追っかけて階段を駆け上がった時！(ん？メール…) おっちゃんからだ！」
服部平次「メールは真っ白やけど写真が添付されてるで」
コナン「これは！？」
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『蘭＆和葉』
毛利蘭「ダメだ…お父さんどこにもいない。どこにもいないよ」
遠山和葉「蘭ちゃん…」
毛利蘭「きっと紅蓮髑髏に食べられちゃったのよー！」
遠山和葉「そんなんおらんってコナン君言うてたやん」
服部平次「和葉、お前タブレット端末持ってきてたやろ？」
遠山和葉「うん。アタシのバッグの中に入ってると思うけど」
服部平次「ほな、ちょっと借りるで」
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遠山和葉「蘭ちゃん大丈夫や。蘭ちゃんトコのオッチャンきっと見つかるで。平次キラキラしてたもん。あらアタシがいっちゃん好きな…謎がみーんな解けた時の顔や」
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