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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1135話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1135話 | |||
サブタイトル | 快刀乱麻 | ||
配信日 | 2024年11月27日 | ||
サンデー | 2024年53号 | ||
登場人物 | 江戸川コナン/工藤新一 毛利小五郎 毛利蘭 安室透/降谷零 松田陳平 諸伏景光 萩原研二 伊達航 鬼塚教官 | ||
場所 | 毛利探偵事務 お化け屋敷 警視庁警察学校 コンビニ | ||
第1135話 快刀乱麻『お化け屋敷』 工藤新一「他人ん家のポストの鍵、勝手に開けてもいいのかよ?」 松田陳平「こいつは、法律の範囲を超えた超法規的措置って言ってな、お巡りさんは悪人の郵便物を勝手に調べてもOKなんだよ」 伊達航「ハハハ…ホントはダメだらか真似しちゃいかんぞ」 松田陳平「お、開いた。えーっと電気代…電気代…あった」 松田陳平「電気料金が3万円超え…どうやら俺達の読みは当たってるみてーだな」 伊達航「ああ。んじゃ、この屋敷の住人に事情聴取といくか」 『鬼塚教官と通話中の降谷』 📱降谷零「はい…ですから鬼塚教官、不審な住人がいるとの情報を得て来てみた所、正にその通りで…」 📱鬼塚教官「だーかーら、何でそれを警察学校の授業をさぼってお前らが調べなきゃならんのだ!とにかくすぐ帰ってこい。話はその後だな」 📱降谷零「いえ…多分、その住人達に我々の制服姿を目視されてしまったので、このまま我々が立ち去ると逃亡される恐れが…」 『コンビニ』 諸伏景光「えーっと砂糖と重曹と…あとは樟脳とエタノールは薬局か…」 『警察庁警察学校』 萩原研二「ホントですって!マジで鬼塚教官に頼まれたんスよ。エンジンの吹けが悪いから転がして調子を診てくれって…この頼まれ事をど忘れしてて公園でキャッチボールしてたら、すぐに行ってこいって怒られちゃって」 管理人「そ…そうか…その車、鬼塚さんが大切にしてる車なんだから傷つけるんじゃないぞ」 萩原研二「へーい♪」 『お化け屋敷』 伊達航「おうゼロ、教官は?」 降谷零「何とか丸め込んだよ。それで?この屋敷の住人は?」 松田陳平「それがよォ、呼び鈴鳴らしまくってんのに出て来ねぇんだよ」 「な、何スか?」 「警察がウチに?」 伊達航「この子達がここの庭で妙な物を見たって言うんでね」 「ああ、昨夜“お化けが出たー”ってウソ言ってたボウズ達か」 毛利蘭「ウソじゃないもん。池の中を火がついた魚がいっぱい泳いでたし」 工藤新一「煙の中からでけェ黒蛇が出てきてたぞ。それにお前、オレらの後ろに鬼が写ってる写真撮って見せて、呪われてるからもう来るなって言ってたじゃんか」 「さぁ、何のことやら…」 「こんな作り話を真に受ける暇があるんなら、もっと悪い奴を捕まえてくださいよ」 諸伏景光「じゃあ実験してみましょう。作り話かどうか。材料買ってきたんで」 諸伏景光「まずは燃えながら泳ぎ回る魚から。着物とかの防虫剤に使う樟脳をこの位の欠片にして、アルミホイルで作った板の上に並べて、その欠片一つ一つに火をつけます。アルミホイルの板にしたのは火をつけても燃えなくて、ツルツルして水に滑り込ませやすいから。よーく見ててごらん」 毛利蘭「おお!火が泳いでる」 工藤新一「コレコレ!オレらが見たのはコイツだよ」 毛利蘭「どうしてこうなるの?」 諸伏景光「水に何かを浮かべると、その何かは目に見えない表面張力って力で色々な方向に引っ張られて止まってるけど、水に溶けた樟脳はその表面張力を弱める力があって、さらに火をつけるとその部分の樟脳が溶けるスピードが上がり、進むスピードも上がるんだ」 毛利蘭「理科の先生みたい」 諸伏景光「そ、そーお?」 毛利蘭「あれ?何かコゲ臭い」 工藤新一「煙?」 新一・蘭「で、出たァ黒い蛇!」 萩原研二「ジャーン♪」 松田陳平「コレが黒蛇の正体だ」 萩原研二「用意する物は砂糖と重曹とエタノール。重曹1に対して、エタノールと砂糖を5倍容器に入れて混ぜ、砂とか砂利を敷いた鉄製の洗面器の真ん中に混ぜたそれを盛り付ける」 松田陳平「そいつに火をつけたら、砂糖が溶けてネバネバしてる所に炭酸ナトリウムの熱分解で二酸化炭素が発生し、ネバネバした砂糖を膨らませ、さらに砂糖から水分が抜けて炭みてーになって、このでけェヘビ花火になるってワケよ」 毛利蘭「何だかよくわかんないけどすっごいね」 松田陳平「勉強になったかね?少年」 工藤新一「ああ。オメーは先生には見えねぇけどな」 「それで?今の実験が何だっていうんです?それが我々がその子達にやったっていう証拠はないし、やる意味もない。そもそも鬼が写ってる写真なんて咄嗟に撮れるワケが…」 降谷零「撮れます。暗い場所が必要なので家の中に入れてくれたらの話ですが…まぁ家の中に我々を入れたくない理由が何かあるのなら仕方ありませんけど」 「じゃあどうぞ」 萩原研二「ちょい待ち。君達2人は俺と車ん中で待ってようか。危ねぇし」 毛利蘭「うん、わかった」 工藤新一「オレは行くぞ。探偵だから。アイツらが何を企んでるか知りてぇしな」 萩原研二「おいちょっと」 毛利蘭「新一ィ!」 萩原研二「ったく…男の子だねぇ」 「で、家の中でどんな実験を?」 降谷零「取りあえず照明を消してください」 「いいですけど、消すと真っ暗に…」 降谷零「はい撮れました。これが子供達が言ってた奇妙な写真の正体です」 工藤新一「それそれ!オレらが撮られた鬼の写真もそんな感じだったぞ」 松田陳平「(ガキは入れんなってハギに言ったのに…)」 工藤新一「何でそんな写真が撮れたんだよ」 降谷零「何かをカメラで撮ると、その何かはレンズを通過する時に屈折し、上下逆様に写る。それを“実像”って言うんだけど、実はレンズの中で光が反射してレンズの手前と奥に小さな実像が出来る事があって、それは“副実像”って呼ばれててね。普段、明るい場所で写真を撮っても写らないんだけど、こういう暗い場所で手前の何かに強い光を当てて写真を撮ると、この通り奇妙な写真が撮れるってワケさ」 工藤新一「すっげぇ!でもオレらが撮られた写真に写ってた鬼は上下逆様じゃなかったけど」 降谷零「それは恐らく、彼がその写真を撮った時、鬼のお面か何かを逆さにして撮ったからさ。そう、例えば…あんな風なお面をね」 工藤新一「アレだ!写真に写ってた鬼。アレとそっくりだったぞ」 伊達航「…ってことみたいなんですが、まだしらばっくれます?」 「あ、いや…」 松田陳平「それにさっきポストのそばに落ちてた電気料金のハガキを見ちまったんだけどよ、一か月3万って高過ぎるだろ?まさかアンタら…」 「一か月3万?そりゃーかかりますよ。だって我々、デイトレーダーなんでね」 「なにしろ日本とアメリカの両方でやってるから、16時から21時が就寝時間。後はずっとPCつけっ放しだから電気代くっちゃってねぇ。だから子供の声が庭から聞こえると集中できなくて仕方ないから化け物屋敷だと思わせて子供達を追っ払おうと、あなた方がさっき説明したトリックを仕掛けたってワケです。まさか全て見破られるとは思いませんでした」 伊達航「じゃあ昨日7月4日の夜も大変だったんじゃないですか?」 「え?」 伊達航「ホラ、FOMC…連邦公開市場委員会での議長発言でだいぶ長期金利が上昇しちゃって、アメリカ相場荒れてましたから」 「そ、そうなんですよ…昨夜もずっと画面に張り付いてて…なぁ?」 「え、ええ…」 「完徹っスよ」 伊達航「7月4日はアメリカの独立記念日」 降谷零「日本の市場は開いてても」 諸伏景光「祝日であるアメリカ市場は閉まってる」 松田陳平「それを知らねェのにデイトレーダーだとォ?」 伊達航「さあ、話してもらいましょうか?アンタらが一体何に電気を使ってたかを」 『外の車の中』 萩原研二「暇だねぇ…アメちゃん食べる?」 毛利蘭「うん」 『お化け騒動、早くも勝負ありー?次号、解決編』 | |||
第1136話 次号予告つながる表紙 第2弾!! 本編シリーズ解決編!警察学校の5人に次々と見破られた化け物屋敷のトリック。最後に残った謎の正体は――。サンデー1号 2024年12月4日(水) | |||
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