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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1145話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1145話 | |||
サブタイトル | ホテル連続爆破事件(後編) | ||
放送日 | 2024年12月14日 | ||
原作 | 第1094話 偶然の出会い 第1095話 3つの暗号 第1096話 四角の秘密 | ||
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ | ||
EDテーマ | 夢で逢いましょう | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 世良真純:日高のり子 メアリー世良:本田貴子 妃英理:高島雅羅 目暮警部:茶風林 高木刑事:高木渉 千葉刑事:千葉一伸 謎の老人:森しん 運転手:竹内良太 論田盛子:中友子 暮石有斗:阪口大助 林崎団司:高橋広樹 | |||
あらすじ | 世良に誘われ杯戸ホテルを訪れたコナンは、立て続けに起きているホテル爆破事件に遭遇。偶然通りかかったホテルの顧問弁護士である妃英理の力を借りて、過去の暗号を入手したコナンと世良は爆弾があるはずの部屋を6部屋に絞り込む。爆弾犯の可能性があるのは、ホテル清掃員の盛子、ベルボーイの暮石、そして暗号文が置かれていた部屋の宿泊客・林崎。爆発までのタイムリミットが迫る中、コナンと世良は犯人にたどり着けるのか!? | ||
ネクストコナンズヒント | |||
第1145話 ホテル連続爆破事件(後編)論田盛子「ええ…暗号があったという林崎様のお部屋、2114号室をベットメイクしたのは私ですけど、掃除した時には暗号なんてありませんでしたよ?まぁあの部屋はあまり掃除したくありませんでしたけどね」妃英理「それはどうして?」
論田盛子「だって、このホテル全室禁煙なのにあの人、こっそり吸ってるみたいで…私タバコの臭いダメなんで」 妃英理「林崎さんは何をされてる方なんですか?」 論田盛子「小説家さんですよ。そこそこ売れてる…締め切り近くになると、よくウチのホテルの2114号室に籠って執筆してるみたいです」 世良真純「いつも林崎さんをその部屋に泊めてるのか?」 論田盛子「ええ。タバコの臭いってなかなか取れないし、本人は打ち合わせにきた担当編集者が勝手に吸ったって言い張ってて…確か以前は別のホテルも使ってたようですか室内でタバコを吸ってる所をホテルのスタッフに見られ出禁になったらしいです」 コナン「それってどこのホテル?」 論田盛子「今騒ぎになってる爆破されたホテル。その二軒共出禁にされたって。ウチのホテルも出禁にしたい所ですけど」 論田盛子「ウチのホテルのオーナーが林崎様の大ファンで無下に断れないらしくて…今日も林崎様がチェックインの際に少し咳をしてたからって2114号室に加湿器を持っていけとフロントから指示が入って持っていきましたよ」 妃英理「その加湿器は常設ではないんですか?」 論田盛子「ええ。この部屋のお客様も咳をしてたから設置したと聞きましたけど」 世良真純「ボ…ボクもチェックインのとき風邪気味だったから」 論田盛子「オーナーのお気に入りじゃなきゃあんなクレーム男にそんなサービスしませんよ」 コナン「林崎さん、クレーム多かったの?」 論田盛子「ええ。お風呂で転んだのはタイルのせいだとか、アメニティーの数が前に泊った時と違ってるとか」 論田盛子「この前なんか“部屋の鍵を無くしたからラウンジで飯食ってる間に探しとけ”って言われて、ベッドの下から見つけるので一時間かかったってベルボーイの暮石君がボヤいてましたよ」 暮石有斗「ああ、林崎様が鍵を無くした話ですか…そりゃあ探すの大変でしたけど仕方ない所もあって」 妃英理「仕方ない?」 暮石有斗「ええ…ウチは昔ながらの古い鍵なのでキーホルダーと鍵を繋ぐ金具が外れやすくなっているので…まあ来年からウチもカードキーに変えるらしいですけど…」 暮石有斗「でも何で僕が事情聴取に呼ばれたんですか?もしかして僕が林崎様の荷物を部屋まで運んだから?」 暮石有斗「でも林崎様は常連ですから荷物と一緒に部屋に入って設備の説明をする必要がないので、僕は玄関の扉の前で林崎様が来るのを待ち、荷物をお渡しして立ち去りましたけど…だから僕には部屋の机の上に暗号なんか置けませんよ。部屋に一歩も入ってないんですから」
🔔「ピカポーン ピンポピンポピンポピンポ」 林崎団司「うるせェ!何なんだよ!」 妃英理「私はこのホテルの顧問弁護士の妃英理。この部屋で妙な暗号を見つけたっていうのはあなたよね?」 林崎団司「あ?ああ。チェックインして部屋に入ったらよォ、ゴホッゴホッ…加湿器のそばの机の上に置いてあったんだよ。ってまさかあの暗号本物の爆弾犯からの…」 妃英理「落ちついて。おそらく暗号は偽物で模倣犯でしょうから。でもその暗号をあなたが置いた可能性もあるから部屋の中を今から調べさせてくれるかしら」 林崎団司「今から?ダメだ。執筆中で散らかってて…」 妃英理「もちろん拒否しても構わないけど、もしも暗号が本物でどこかの部屋が爆破された場合、見つかるはずだった大切な何かの証拠があなたが拒否したせいで手に入れられなかったとわかれば、その煽りを受けてホテルが損害を被るんだから、民法第709条の不法行為に基づいて損害賠償請求させてもらうけど、よろしくて?」 林崎団司「わ…わかったよ。ちょっと待ってろ」 コナン「ねぇ、そんな請求できるの?」 妃英理「まあ無理でしょうね」 世良真純「(なんか昔のママみたい)」 「ちゅ…中学館の編集でーす。では…」 コナン「(とても編集部員には見えねぇな)」 林崎団司「じゃあどうぞ」 妃英理「ちょっとあなた達はそこで待っててね」 妃英理「部屋に入った時、暗号以外に気になったこととかあります?」 林崎団司「別に…ベッドスローが少しゆがんでたぐらいだよ」 コナン「ん?おじさんってミステリー書くんだね」 世良真純「どれどれ」 林崎団司「キーボードに勝手に触ってんじゃねぇ!」 暮石有斗「あの、犯人が次に電話をかけてくるまであと10分もありませんよ」 論田盛子「大丈夫なんでしょうか」 妃英理「そうよねぇ」 世良真純「どうしよっか?」 コナン「困っちゃったね」 論田盛子「そんな悠長な…」 暮石有斗「犯人はその電話で暗号の答えの部屋番号を伝えなきゃその部屋を爆破するって言ってるのに…」 世良真純「大丈夫」 コナン「もう6つの部屋に絞れてるから」 妃英理「そう。あの番号から読みとれ、なおかつこのホテルの部屋に該当するのは」 妃英理「1124号室と1214号室。1412号室と1420号室。2114号室と2410号室。とりあえずこの6つの部屋の宿泊客を犯人に気づかれないようにこっそり避難させましょ」 論田盛子「こっそりって…いいんですか?私達に話しても」 コナン「二人共犯人じゃないんでしょ!?だったらいいんじゃない」 妃英理「じゃあこの2114号室の林崎さんは怪しいから一旦スルーして、暮石さんは24階の2410号室の宿泊客に指示を。私と論田さんは14階の1412号室と1420号室の宿泊客に」 妃英理「世良さんは12階の1214号室と11階の1124号室の宿泊客に事情を話して部屋から避難させてくれるかしら?」 世良真純「OK」 コナン「そしたらボクは1階のフロントのお姉さんたちにこのことコッソリ話してくるよ」 世良真純「了解」 論田盛子「ちょっと妃弁護士?ここって私たちが向かってる14階ではないんじゃ…」 妃英理「そうね」 論田盛子「え!?この人たちは!?」 妃英理「さっき言った暗号が示す可能性があった部屋の宿泊客の皆さんよ」 妃英理「そしてこの二人が警視庁の」 目暮警部「目暮です」 高木刑事「高木です」 論田盛子「警察には頼らないんじゃ…」 妃英理「連続爆弾犯が爆破予告をしているのに警察を呼ばないワケないでしょ?要は、犯人に気づかれなければいいだけのこと。さっきの事情聴取で犯人に目星がついたから、こっそり呼んでおいた警察に対処してもらったってわけ」 目暮警部「それで英理さん、暗号は?」 高木刑事「解けたんですよね?」 妃英理「ええもちろんよ。この3つの暗号はレールフェンス暗号って言って」 妃英理「レールにジグザグに文字を配置して」 妃英理「最後にレール単位で文字をつなげることで暗号化するもの」 妃英理「キーボードのキーのことで」 妃英理「1件目の暗号の頭き「て」で、キーのアルファベットは「W」だから、暗号を「W」の形に並び替えると、「さんぜんよんひやくにじゆう」になり」 妃英理「2件目の頭は「も」で、キーは「M」だから、並び替えると、「にせんろつひやくじゅうよん」になる」 妃英理「そして今回の3件目の暗号は、頭は「ひ」で、キーは「V」だから、並び替えると、「にせんひやくじゆうよん」」 妃英理「つまり爆弾が仕掛けられているのは2114号室ってわけ」 論田盛子「そ…その部屋って林崎さんが泊ってる…」 妃英理「大丈夫。さっきメールで世良って子に向かわせたから今頃は林崎さんを説得してる」 林崎団二「またか!うるせぇ!」 世良真純「どうも」 メアリー「説得よりこの方が早い」 世良真純「そ…そうだね」
メアリー「急げ。ベッドの下だ」 世良真純「え?何で?」 メアリー「その男が言っていただろ。ベッドスローが少々ズレていたと…それがズレていたのは一度持ち上げられたから」 メアリー「そう、この爆弾を隠すためにな」 メアリー「どうやら素人が作った爆弾だな。これなら3分もかからんよ」 世良真純「じゃあボクは気絶した男を下に連れてくよ」 メアリー「警察が来ているならそいつらに引き渡せ。かすかだが室内に大麻の匂いがこもっている。タバコを吸っていたのは大麻の匂い消しのつもりだったんだろう」 論田盛子「じゃあまさか爆弾犯はベルボーイの暮石君!?」 妃英理「ええ、そうなるわね」 論田盛子「でも彼は林崎さんの荷物を運んだだけで部屋の中には…」 妃英理「部屋に入ってないというのはウソ。なぜならあの部屋に急遽設置された加湿器の位置を彼は把握していたもの」妃英理「おそらく林崎さんの荷物と一緒に爆弾のケースを部屋に運び」 妃英理「林崎さんが来る前に部屋に入って爆弾を設置し」 妃英理「机の上に暗号を置いたんだわ」 論田盛子「でもどうやって部屋の中に!?マスターキーを勝手に持ち出せばすぐにバレるし…」 妃英理「合鍵よ。ホラ、以前林崎さんが部屋で無くした鍵を暮石さんが見つけたと言ってたでしょ?」 妃英理「その時、石鹸に鍵を押し込んで、形を取り、合い鍵を作ったのよ。林崎さんはアメニティーが足りないとクレームを入れてたことがあったようだし」 論田盛子「じゃあ暮石さんは今どこに?」 妃英理「屋上よ。多分もう張り込んでる刑事に確保されて…」 千葉刑事「屋上に出る扉の所で張ってるんですが、一向に来る気配がありません」 目暮警部「暮石は本当に屋上に来るんですか?」 妃英理「そのはずです。暮石さんの狙いは林崎さんを爆弾犯に見せかけて殺害すること。前の2件と違って今回、電話で爆破予告してきたのもそのため。暗号を林崎さんの部屋に置けば、彼も容疑者の一人になるし」 妃英理「17時に電話した時に暗号の解き方と自分の部屋に爆弾を仕掛けたと伝え、罪を償うとでも言って爆発させ」 妃英理「それと同時にその部屋の真上の屋上の縁から犯行に使った携帯を投げ捨てれば」 妃英理「後でそれが回収されても爆弾の弾みで外に吹き飛ばされたと思わせられますから」 目暮警部「では前の2件の爆破事件は?」 妃英理「今回のための伏線です。林崎さんが出禁になったホテルを狙えばそれが動機だと勝手に勘繰ってくれますし」 高木刑事「警部!フロントに爆弾犯から入電、“早く暗号の答えを言え”と」 目暮警部「バカな!一体どこから」 妃英理「(そうか…携帯電話を投げ捨てられる場所は屋上だけじゃない)」 コナン「2114号室。丁度この部屋の真上の部屋だよね?爆弾犯の暮石有斗さん?」 暮石有斗「どうしてここに?」 コナン「あんたと別れた後、フロントに電話して聞いたんだ。“2114号室の真上か真下の列の部屋の宿泊客の中に眼鏡やマスクとかで顔を隠した怪しいお客さんはいなかったの?”って」 コナン「携帯捨てるなら屋上じゃなくてもいいと思ってね。そうしたら警察に言おうか言うまいか迷ってたって…この部屋の番号を教えてくれたよ」 暮石有斗「でも僕は電話をかけてきた犯人と会話してただろ?共犯者がいるっていうのかい!?」 コナン「あれは録音しておいた犯人の声に合わせてあんたが答えただけさ。スマホを3台用意し」 コナン「1台目はアプリを使ってタイマーでホテルに電話し、それに合わせて2台目に録音した犯人の声をタイマーで流す。もちろん無人のこの部屋でね」 コナン「そして会話終了と共に」 ≫関連記事:第1094話 偶然の出会い 第1095話 3つの暗号第1096話 四角の秘密 2025年劇場版『隻眼の残像』情報まとめ | |||
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