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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru) カグラバチ 第60話ネタバレ | |||
カグラバチ 第60話 | |||
サブタイトル | 黄泉がえり | ||
配信日 | 2024年12月9日 | ||
ジャンプ | 2025年2号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 柴登吾 漣伯理 薊 神奈備 座村清市 漆羽洋児 巻墨 (隊長) 巻墨 (女) 巻墨 (男) | ||
第60話 黄泉がえり『11月10日 am3:14 神奈備本部』 薊「以上が漣伯理が聞いた漆羽と座村の会話の内容だ」 「契約者を殺す…か」 「よりによって座村…厄介なやつが乱心してくれたな」 「飛宗と酌揺、2本の妖刀が敵の元で使用可能となったか…依然としてこちらの突破口は…」 「漣伯理の容体は?」 薊「会話について報告できるくらいには肉体的に良好。ただ、妖術を司る神経の損傷が見られた。今まさに集中治療中だが、完治する保証はない」 「望み薄か」 「彼はよくやってくれた。我々の読みが甘かったとしか…」 「残るは真打か?封印の進行はどうなってる」 薊「順調。5分の3ってところか」 「漣伯理による転送の道が断たれた今、使うことも選択肢に入ってくるか?」 「待て待て。焦んな。空見だろ。ありゃ梟だ。各支部から連絡も鑑みてありゃあ…日本全土に展開してる。広い分、デカい玄力出力じゃないと感知できないだろう。さしずめ妖刀探知機ってとこだろうな。座村の“毘灼に妖刀で勝手はさせない”ってのは、俺は信頼に値すると思うぜ。他の契約者二人はうまく隠せたんだろ?」 「ああ。“すば琉”は店ごと」 「英断だ。あのおっさん、寿司握らせとかないとジッとしてくれないしな」 「契約者二人を新たに隔離した今、数日は情報戦膠着状態だ」 「その間は毘灼と座村は互いに精神をすり減らしてくれる。そこをわざわざ真打なんかでド派手に壊す必要はねぇ。こちらにもリスクがあるし、それは奥の手だ。やるべきは守りを固めつつ奇襲だ」 『チヒロの病室』 柴登吾「どうやチヒロ君…整理つくわけないか。怪我の具合は」 六平千鉱「漆羽さんが死んだ…殺された…座村さんが…敵…俺は…斬られて…俺も死にかけた」 柴登吾「いや、君は一度死んだ。心拍が止まって、明確に一度死亡を確認した。刃の届いてた肺と肝臓は死亡の数分後に回復…傷口も血液が少し足りんくらいで身体はぼ元通りになった。とんでもない奇跡か…あるいは」 六平千鉱「命滅契約も切れてる (なら本当に俺は…) 淵天はどこに」 柴登吾「君の黄泉がえり…俺は座村の意図的な仕業やと思ってる」 六平千鉱「意図的って…そんなこと…」 柴登吾「飛宗の応用か…そこの結論は出せてないけど…」 六平千鉱「仮にできたとしてもなんのために…一度殺すなんて」 柴登吾「一つは俺への当てつけ。“いつか死なせるぞ”ってメッセージ。もう一つは君と淵天の命滅契約を切り、復讐をやめさせるため」 六平千鉱「それで柴さんは当てつけを見事に喰らったわけですか」 柴登吾「そういうことや。…俺は守られへん…2回目や」 六平千鉱「そもそも座村さんが意図的かどうかの根拠は…」 柴登吾「座村が君を殺す理由はない」 六平千鉱「…じゃあ漆羽さんが殺されなきゃいけない理由ってなんですか。父さん達が隠した罪って一体…」 柴登吾「それは」 巻墨「よう六平千鉱。初めまして。座村さんから話は聞いてたぞ」 六平千鉱「(子供?)」 巻墨「俺は忍衆“巻墨”の隊長。三年間、座村さんの護衛だった。安心してくれ。俺たちもマジでわけのわからない状況だ。戦闘態勢に入る間も無く伸ばされちまって。護衛もクビだと。お友達のことは?」 六平千鉱「ハクリの容体なら聞きました。無事ではあると…」 巻墨「奴は目覚めて漆羽さんを死なせてしまったと自分を責めていた。そして巻墨に“チヒロを頼む”と。どの道、任務なんだが、少し前から私情でも動くようにしててな。俺たちの命はあいつ(ハクリ)に救われた。あいつが再び起きるまでに問題は少しでも解決しときたい」 六平千鉱「漆羽さんは本当に殺されたんですかね」 柴登吾「君が生き返ったからな…もしやと思って死体処理部に連絡してもらったけど、漆羽の方は時間が経って既に解剖に回されてた。管轄外の人間の関与は基本的に認められんけど、特別ってことで今交渉中や。でも向こうから音沙汰がないってことは期待はせん方がいい」 六平千鉱「いや。信じない。前提が何もわからないんだ。なぜこんなことになってるのか…納得いかないことが多すぎる」 巻墨「わかるぞ。ムカつくよなぁ。何も知らずに蚊帳の外、座村さんの真意もはっきりしねぇ。子供扱いしやがって」 柴登吾「チヒロくん」 六平千鉱「柴さん、今更止めるなんてあんまりだ。俺はもう人を殺した…何人も…知らないままでいいはずがない。父さんの教えなんだ。少しずつ自分の目で学んでいかないと。教えとください。何があったのか。そして真実がどうあれ座村さんにもわからせる。俺ももう地獄に堕ちていいんだと」 巻墨「同じ方向を向いてるようでよかったぜ。2日休め。その後、そんなお前にとっておきの任務だ。話つけに行こう」 柴登吾「一回目はおそらく形見ってことで温情で見逃された。二回目殺されたら座村は確実に淵天を奪うぞ。…覚悟の上か (ごめん六平…座村…俺が大人やったら、あの時すでに力尽くにでも止めてたよ)」 六平千鉱「すぐそこにおいてたのか…二度と死にません」 柴登吾「約束やぞ」 『神奈備』 「武力的な脅威は毘灼より座村だな。なら編成すべきは座村の討伐部隊…人手はあるのか」 「一人生き返ったろ。それに」 「音も匂いも削いだ隠密。座村と唯一共闘できる部隊。裏を返せば唯一座村の天敵と成り得る」 『巻墨&チヒロ』 六平千鉱「コートボロボロじゃないか。これ使うか?」 巻墨「これは巻墨の正装。忍装束だ」 巻墨(隊長)「気合い入れようぜ」 | |||
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