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SPY×FAMILY | |||
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) SPY×FAMILY 第108話ネタバレ | |||
スパイファミリー 第108話 | |||
配信日 | 2024年12月23日 | ||
次回配信 | 2025年1月6日 | ||
登場人物 | アーニャ ロイド ヨル ダミアン メリンダ エミール ユーイン ベッキー ビル ジョージ ジーブス エルマン家執事 エッジバーグ家執事 バイロン・ブラックベル ベッキーの母 ウェズリー・ワトキンス デニス・グルーマン | ||
MISSION: 108『知られざるVIPの裏の顔』 メリンダ「どうしてヨルちゃんがここに!?」 ヨル「メリンダさんこそなぜ…え…占い師さん!?」 メリンダ「あ…そうですね。お祭りなんだから誰でも来るわよね。ご家族でいらしたのかしら。私は…えっと…婦人会でね…祭りの手伝いをしてるのだけど…えっと…これはそれとは関係のない趣味というか…ていうかお願い!このことは周りには内緒にしてて!婦人会でも一部の人にしか話してないの。私の立場でこんな道楽にうつつを抜かしてるなんて知られたら夫や周囲に悪影響が出るかもしれないでしょ?」 ヨル「わ…わかりました」 メリンダ「だったらやるなって話なんだけど、こういうのが心の慰めというか…結構前からハマってしまって…運命とか神秘とか信じちゃうタイプなの。幽霊・UFO・超能力なんかも…」 アーニャ「どきっ!」 メリンダ「いい齢して笑っちゃうでしょ?ああ恥ずかしいわ。なんてダメな人間なのかしら」 ヨル「そんなことないです。周りにご迷惑がかかってないなら、好きなことを続けるのは素敵なことじゃないでしょうか?私は趣味とか持ってないので羨ましいくらい」 メリンダ「ヨルちゃん…ていうかこんな所来るなんてヨルちゃんも占いとかに興味ある!?信じる系なの!?嬉しい!」 ヨル「わっ?いや私は付き添いで…」 アーニャ「(まずい。なかよしせんそうまけてしまう) あ~アーニャ、うららってほしいな~」 メリンダ「あらあら迷える子羊ちゃんは娘ちゃんの方だったのね。何を覘てほしいの?」 アーニャ「じなんとなかよしになれるほうほう」 メリンダ「次男…ってもしかしてうちのダミアンのこと…かしら?」 ヨル「お祭り一緒に回ってたんです」 メリンダ「えっ来てるの!?ジーブスのやつ…!なおさら私がここにいることを言わないで頂戴!お願いね!アーニャちゃんもお願いよ!占う代わりに!ねっ!?」 アーニャ「…うぃ」 メリンダ「(私がダミアンを祭りに連れてきたと夫に思われたらどうしましょうどうしましょう…いえさすがにジーブスがちゃんと伝えるかしらね…そうよね。ああもう嫌ああもう嫌)」 アーニャ「…うららい…」 メリンダ「ああごめんなさいね。準備するわ (消えてほしいわダミアン。ああでもあの子と祭り回れたらどんなに楽しいでしょう。いいえ、でもこうしてあの子と仲良くしようとしてくれる子がいるだけで私は嬉しいわ嬉しいわ)」 アーニャ「おおっ!とらんぷでばとる?」 メリンダ「戦わないわ。このカードで色々と覘ていくのよ。“ダミアンと仲良くなれるかどうか” “その方法”よね。まずは現在・過去・未来から読んでいきましょうか。現在のカードは“カップル4”の正位置。つまりどういうことかというと…うーんと…わからないわ。ごめんなさい。本当に初心者なの。わかりやすそうなこれから見ましょう。周囲の状況“死神”…つまり…あなたのすぐ側には死神がいるわ。アハハ、そんなわけないわよね。ごめんなさい。えーっと、これが結果…先の未来?“星”の逆位置だから…星…星…“未来永劫アーニャちゃんは星(ステラ)が取れません”ってことかしらね」 アーニャ「ががーん!」 メリンダ「嘘よ嘘!そんなことないわ。きっとあれよ!ステラを取ればあの子と仲良くなれる…ってことかしら?違うかしら?」 アーニャ「がんばれじなんのはは」 メリンダ「アーニャちゃんはダミアンのことが好き?」 アーニャ「いじわるしてくるからきらい」 ヨル「アーニャちゃん!」 メリンダ「フフフ、そうなのね。ごめんなさい。でも仲良くなろうとしてくれてるのよね。ありがとう」 メリンダ「(きっとこの子の方がダミアンのことをよく知ってる。私は構ってあげられなかった。私の弱さ…母親としての不甲斐なさ…ダメよね。ちゃんと向き合わないと)」 メリンダ「(いいえダメよ!あの人の意に反してはいけない。私ごときが。ダミアン…ダミアン…?知らないわ。どうでもいい。この占いもどうでもいいわ。私には関係ない)」 ヨル「あのっ…大丈夫ですか?顔色が…」 メリンダ「ごめんなさい。ちょっと疲れがたまってて…」 ヨル「お忙しいのですね」 メリンダ「違うの。ちょっとその…いえ何でもないわ。確かに働きすぎかも (言えないわ…夫に怯えてるだなんて…)」 アーニャ「(じなんのはは、らすぼすにいじめられてる?) じなんのおうちはみんななかよし?」 メリンダ「………ッ」 ヨル「アーニャさん突然何を…」 メリンダ「ごめんなさい。終わりにしましょう。気分がすぐれないから帰宅するわ」 ヨル「そ…それがいいです。送っていきましょうか」 メリンダ「ありがとう。大丈夫よ」 アーニャ「(このかんじ、まえにもあったきがする…?)」 ヨル「そうだ。あのメリンダさん…」 『BEER GARDEN』 ベッキー「あ!アーニャちゃんどうだったー?」 アーニャ「アーニャのちかくにしにがみいることわかった」 ベッキー「ええっ!?なにそれ怖っ!」 ヨル「(違うんですアーニャさん。私は鎌など使わないので死神ではありません)」 ベッキー「私は“年上はやめなさい”なんて言われたわ。あの占い師ったらてんでダメね。アーニャちゃんは?死神じゃなくて恋愛は何て言われた?」 アーニャ「んーと…おうちによんだり、よばれたりすると、いいかんじっていってた」 ダミアン「誰がおまえなんか家に呼ぶかーッ!」 ベッキー「別にダミアンのことだなんて言ってないでしょ。何?意識しちゃってんの?」 ダミアン「バッ…そん…フガッ…フンガ!」 「?」 ヨル「そんなことおっしゃってましたっけ?」 アーニャ「………」 ロイド「(さてとそろそろメリンダの方を探りにいくか。ここを抜け出す口実を考えねば)」 アーニャ「(はっ…じなんのはは、もうかえっちゃったことちちしらない…!) あ~アーニャいつまでもこうしてみんなであそんでたいな~かぞくいっしょでみんなとあそべるちゃんす、めったにないな~たのしいな~」 ロイド「(…確かにこんな機会はそうないな…来ている確証もない上、手に入る情報も少なそうなメリンダを捜すよりも、この場に留まって彼らの情報を集めた方が得策か…)」 『黄昏は一日中シャカシャカした』 ロイド「帰るか」 『シャカ疲れ』 アーニャ「ふんばふんば♪」 ヨル「アーニャさん、お面買ってもらえてよかったですねー」 ジーブス「フォージャーさま、今日は大変お世話になりました」 ロイド「こちらこそ」 ヨル「私が言うのもなんですが、アーニャさんと遊んでくれてありがとうございました」 エミール「いいなー優しそうな母ちゃんで…うちなんて怒ってばっかだぜ」 ユーイン「あいつ確かお母さんはほんとのお母さんじゃないって言ってたよな」 ダミアン「ケッ、いい齢して手なんかつないでガキ丸出しだぜ。恥ずかしいやつ」 アーニャ「…じなんのははも、じなんのことすき」 ダミアン「は?急に何の話だよ!?大体てめーに何がわかるんだ!」 アーニャ「われはしっている。ふんば」 ダミアン「そのムカつくお面外せ!バッカじゃねーの!何ごっこだよ!ほんとガキだぜ!」 ジーブス「坊ちゃまも先日、王になられておりましたが?」 ヨル「きっとそうですよ。メリンダさんはダミアンさんのことが好きです」 ダミアン「~~~ッ…フンガァ~~~!」 ジーブス「坊ちゃま、走っては危険です」 アーニャ「ふんがふんが」 ジーブス「今日は本当にありがとうございました。坊ちゃまを連れ出してよかった。では失敬」 アーニャ「…ちち?」 ロイド「お祭り楽しかった?」 アーニャ「いっぱいたのしかった!」 ロイド「…そうか」 『バーリント総合病院』 部長「フォージャーくーん」 ロイド「こんにちは部長」 部長「VIP診療の扱いには慣れたかい?」 ロイド「はい。というかVIPでも一般の患者さまでもやることは同じで、一人一人と丁寧に向き合うだけですから」 部長「(くっ…いちいち爽やかなやつだ) 実はアポなしで来患があるんだが、フォージャーくん頼めるかい?みんな怖がって引き受けてくれないんだ」 ロイド「え…そんなに大御所の方が…」 部長「大御所というか厄介というか…あれだよほら…元首相(デズモンド)夫人」 メリンダ「ヨルちゃんに言われたから来てみたけど、病院って苦手だわ。この薬品の匂い…」 『回想』 メリンダ《病院?》 ヨル《はい。うちのシュジンが精神科医?でしてもしよろしければ…ですが》 メリンダ《…そうね。ヨルちゃんがそう言うのなら考えてみるわ》 ヨル《あっ、でも殴打療法といって殴られることもあるかもしれないのでお気をつけてください》 メリンダ《ええっ!?イヤよ。絶対行かない!》 『現在』 メリンダ「…殴られるかしら」 「殴られませんよ」 部長「で、“殴られるなら帰る”とか、訳のわからんことを口走ってるそうだ。かなりの強めの被害妄想を持ってると見た。相手が相手だけに慎重にならなざるをえない。どうだ、頼まれてくれんか?統一党総裁夫人を診たからって現政府に睨まれたりはせんから安心しろ (いざとなったら全部コイツのせいにしよう)」 ロイド「…もちろんです。お任せください」 『思惑詰まった診察開始…ッ!次回1月6日(月)配信予定!』 ≫関連記事:デズモンド家キャラクター一覧 | |||
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