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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() TVアニメ『名探偵コナン』 第1149話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1149話![]() | |||
サブタイトル | 探偵団と二人の引率者(後編) | ||
放送日 | 2025年1月11日 | ||
原作 | 第1097話 引率者 第1098話 海の家 第1099話 下がれ | ||
OPテーマ | But ノーラヴ (歌: Rainy。) | ||
EDテーマ | Shooting star (歌:WANDS) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 吉田歩美:岩居由希子 円谷光彦 :大谷育江 小嶋元太:高木渉 灰原哀:林原めぐみ 赤井秀一:池田秀一 沖矢昴:置鮎龍太郎 若狭瑠美:平野文 小林先生:加藤有生子 横溝参悟:大塚明夫 九十九刑事:真仲恵吾 碓井克徳:山口りゅう 茅木舞香:沖佳苗 免田朔良:浅川悠 郡山貴起:三浦祥朗 赤井務武:山寺宏一 | |||
あらすじ | 若狭留美先生と沖矢昴の引率で、仮面ヤイバーとのコラボを行っている静岡の海水浴場へ行くことになったコナンたち少年探偵団は、事件に遭遇する。被害者は海の家店長の碓井克徳。容疑者はバックヤードの扉の鍵を持っていた店員の三人、免田朔良、茅木舞香、郡山貴起。遺体の傍で寝ていた郡山に疑いの目が向けられるが、コナンは郡山の不自然な眠気に違和感を持つ。犯人は三人のうち誰なのか? そして、若狭先生と沖矢の関係は? | ||
ネクストコナンズヒント | |||
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第1149話 探偵団と二人の引率者(後編)横溝参悟「つまりあなた方3人にはアリバイを証言してくれる人物が誰もいなく、あなた方なら誰でも犯行は可能というわけですね」![]() ![]() ![]() ![]() コナン「ねぇ免田さん、おばあさんの薬って何の薬なの?」 免田朔良「高血圧の薬よ」 コナン「なんて名前かわかる?」 ![]() 免田朔良「えーと…確かニフェジピンだったかな?」 コナン「もしかして確井さんって人もグレープフルーツジュース飲んだんじゃない?」 免田朔良「ええそうよ。パインジュースがないっていって」 ![]() 郡山貴起「だからそれが何だっつうんだよ」 灰原哀「あなたや確井さんがバックヤードで起きなかった原因かも」 ![]() 灰原哀「ニフェジピンはカルシウム拮抗薬。グレープフルーツジュースに含まれる成分がカルシウム拮抗薬の代謝を阻害して薬の血中濃度を高め、効き目を強くしてしまい、血圧を下げ過ぎてしまう可能性がある。症状は動悸、めまい、頭痛。気絶する人もいるかもしれないわね」 郡山貴起「じゃあ俺が睡魔に襲われたのはそのせいか」 横溝参悟「しかしその薬をどうやって飲ませるんだい?」 ![]() 沖矢昴「ストローかと…」 ![]() ![]() 沖矢昴「粉々に砕いた薬を詰め、再び接着剤で貼り付けておけば」 ![]() 沖矢昴「そのストローで飲んだ時に粉が口に入り、違和感はあるでしょうが、無頓着な人ならパンクの底に溜まった沈殿物を飲み込んだと思うぐらいです」 ![]() ![]() 横溝参悟「しかし確井さんがそのストローが付いたジュースのパックを都合よく手に取るとは限らないのでは?」 沖矢昴「全てのストローに薬を詰めていたんですよ。グレープフルーツジュースのパックのストロー全部にね」 ![]() 横溝参悟「でももしもそれをお客さんが飲んだりしたら」 沖矢昴「いや、私も彼らの海の家でジュースを飲みましたが」 ![]() 沖矢昴「多分氷を入れたプラスチックのカップに紙パックのジュース注いだだけ。ストローは別の太くて長いやつが刺さってましたから、薬を詰めたストローをお客さんが使うことはありませんよ。まあ他のパックに付いてたストローは犯行後、犯人が全て外してどこかへ捨てたと思いますが」 ![]() 横溝参悟「なるほど。九十九、確認を頼む」 九十九刑事「はい」 ![]() 郡山貴起「そういえば、俺は菓子をほおばって飲んだから気づかなかったけど、確井さん、ジュース一口飲んで言ってたよ」 ![]() 郡山貴起「このジュース古くねぇか?って…その後確井さんゴクゴク飲んでたぜ」 ![]() 郡山貴起「まさかお前に薬を盛られて殺されるとは知らずにな」 免田朔良「何で私なのよ」 郡山貴起「その薬を使えるのはお前だけだろうが」 免田朔良「ちょっと待って。その薬、どこかで無くしたから医者にもう一度出してもらったんだけど、それをくすねたのがあんたらのどっちかなら、あんたらにもできるんじゃないの?」郡山貴起「いい加減なことぬかしてんじゃねぇぞ」 横溝参悟「まぁまぁ…今、鑑識さんに遺体を包んでたタオルケットを調べてもらっています。それに付いた指紋とあなた方の誰かの指紋が一致すれば犯人は…」 ![]() ![]() 九十九刑事「海側から見て真ん中奥の左側の席のタオルケットが」 ![]() 円谷光彦「ちょっと待ってください。それってボクたちが座ってた席ですよ!?」 吉田歩美「ウソーでしょ!歩美たちの指紋もついちゃってるかも」 ![]() 小嶋元太「あ!」 ![]() 円谷光彦「元太君、タンクトップの肩のトコが切れて」 吉田歩美「昔のローマの人みたいになってるよ」 ![]() コナン「(ローマの人?待てよ…確か前にネットにそんな動画が…)」 ![]() 横溝参悟「ああ鑑識さん。出ましたか指紋!はい…ありがとうございました」 ![]() 茅木舞香「あの…実は私、昨夜飲みすぎて朝10時の開店時間までその席で横になっていたので、もしかしたら私の髪とか汗とかが出ちゃうかも」 ![]() 免田朔良「私も…遺体を包んでたタオルケットの結び目をほどいたの私だから私の指紋とか出ても…」 ![]() 横溝参悟「大丈夫。鑑識さんが言ってました。被害者を絞殺した時に付着したと思われる指紋と掌紋がタオルケットの端にバッチリ残っていたと」 ![]() 横溝参悟「郡山貴起さん、あなたの指紋と掌紋がね。では署までご足労願いましょうか」 郡山貴起「バックヤードで確井さんの首を絞めて殺したのは俺じゃねぇっスよ」 ![]() 横溝参悟「しかし遺体を包んでいたタオルケット、その一辺に確井さんの血痕が残っていて、その位置が確井さんの首についた吉川線と一致する上に」 ![]() 横溝参悟「その一辺の両端からあなたの指紋と掌紋が検出されているんですよ?」 ![]() 郡山貴起「そのタオルケット、店の客席に敷いてたやつだったんスよね?だったら指紋は俺がソレを敷いた時に」 ![]() 茅木舞香「ウソよ。それを敷くのは私と朔良の役目じゃん」 免田朔良「アンタ、一度も手伝ってくれたことないわよね?」 ![]() 横溝参悟「しかもあなたは朔良さんのおばあさんの高血圧の薬をくすねて、それをグレープフルーツジュースのストローに砕いて詰め、それをバックヤードで確井さんに飲ませて気絶させた疑いもある」 ![]() 郡山貴起「そのジュース、俺も飲んだって言ってんだろ?」 横溝参悟「…と思わせてどこかへ捨て、実は確井さんだけに飲ませた…絞殺しやすいように…違いますか?」 ![]() コナン「違うと思うよ」 ![]() コナン「だってさ、せっかくストローのトリックで殺そうと思ってるおじさんを気絶させたのに、殺した後そのおじさんと同じ部屋で寝てたなんて…マヌケ過ぎると思わない?それに犯人はトリックがバレないように他のグレープフルーツジュースのパックのストローを犯行後に外さなきゃいけないし」 ![]() 横溝参悟「どうだったんだ?」 九十九刑事「そのジュースのパックのストローは全て外されていました」 ![]() コナン「ほら、貴起さんが犯人ならおじさんを殺害した後、一旦部屋から出てストロー外してまた部屋に戻ったっていうの?」 横溝参悟「でもねコナン君、凶器のタオルケットには彼の指紋と掌紋が」 ![]() コナン「それって本当に首を絞めた時に付いたのかなぁ?他にも色々あるじゃない…ハチマキを締める時とか、何かを包む時とか、三角巾を結ぶ時とか」 ![]() コナン「あと…首の後ろで服の先っちょを結んでもらう時とか」 ![]() ![]() 横溝参悟「凶器は服ではなく四角い大きなタオルケットなんだよ?」 📱郡山貴起「あ、俺だ。ちょっとリーダーに代わってくれ」 ![]() コナン「まず一辺が両手を広げたぐらいの四角いタオルケットを用意して、その半分を畳み、その両端の先っちょを結んで」 ![]() コナン「2つの輪っかを作る」 ![]() コナン「その輪に両足を入れて、結び目が股に届くまで上げて」 ![]() コナン「前に来る布の角っちょを首の上まで上げたら、後ろで結ぶ」 ![]() コナン「まあ歩美ちゃんはまだ子供だからかなりダボついてるけど、大人の女の人なら出るとこが出てピッタリ着られるよね?」 ![]() コナン「茅木舞香さん?」 ![]() 郡山貴起「じゃあまさか俺にその服の後ろを結ばせたのって…俺の指紋をつけるために」 コナン「そう。舞香さんはそうやって自分が着てるタオルケットに貴起さんの指紋をつけ」 ![]() コナン「確井さんが好きだったパインジュースをクーラーボックスから取り除いて、例の薬を詰めたストロー付きのグレープフルーツジュースを彼が手に取るように仕向けたんだ。貴起さんはグレープフルーツ好きだから何もしなくても手に取ってくれるしね」 ![]() コナン「後は、そのタオルケットに確井さんの遺体を包んで、自分は持ってきておいた店の客席のタオルケットに着替え」 ![]() コナン「クーラーボックスに入ったグレープフルーツジュースのパックから薬入りのストローを外してどこかへ処分し」 ![]() コナン「前もって買っておいてどこかに隠してたパインジュースを持って戻ってきたフリをすれば、遠くの自販機から買ってきたと思わせられるってわけさ」 ![]() 九十九刑事「ボウズ…本当に小学生なのか?」 横溝参悟「確かに毛利さんがいないのに」 ![]() 沖矢昴「今のも僕です。僕の推理をこの子に話したら自分でみんなに教えたいって言うので…どうやら最近観た探偵ドラマにハマったようなんですよ」 ![]() 横溝参悟「でも、もし確井さんがグレープフルーツジュースを手に取らなかったり、飲んだとしてもうまく気絶しなかったら…」 ![]() 沖矢昴「だから何度も試したんです。貴起さんは最近よく眠くなると言っていましたから…今日やっと二人揃って気絶したので殺害を決断したという所でしょう」 ![]() 沖矢昴「まさかタオルケットのオシリの部分に元太君がつけたトルネードウィンナーの跡が付いてるのに気付かずにね」 ![]() ![]() 小嶋元太「ホントだ!拭いても落ちなかったんだよな」 円谷光彦「ボク達の指紋もついてるかも」 ![]() 免田朔良「まさか舞香…動機は弟の…」 茅木舞香「まさかって何よ…」 ![]() 茅木舞香「弟、玲輔の復讐以外の動機があるわけないじゃない!」 横溝参悟「弟?」 ![]() 茅木舞香「弟の玲輔は振り込め詐欺をやってる半グレグループに入ってて、一か月前騙した相手から金を受け取るウケコをやらされるって言ってたんだけど」 ![]() 茅木舞香「張り込んでだ刑事に追いかけられて逃走中、歩道橋の階段を踏み外して転落死」 ![]() 茅木舞香「その数日後、“弟のせいで損した分を姉のお前が払え”って言って家に押しかけて来たバカな連中の要求をビビって飲むフリしてグループに入り」 ![]() 茅木舞香「虎視眈々と狙ってたのよ。弟にウケコをやらせた確井を殺し、弟をグループに引き込んだ貴起にその罪を着せてやるってね!」 ![]() 茅木舞香「ゴメンね朔良…おばあちゃんの薬をこんなことに使っちゃって…」 免田朔良「いいわよ。舞香がやんなかったら私がやってたかもしれないし」 ![]() 横溝参悟「では後は署の方で…貴起さん、あなたも署に…あれ?」 ![]() 免田朔良「あいつバックレやがった!?でも大丈夫。グループの溜まり場もリーダーの名前も知ってるから後で警察に洗いざらい話に行くよ。どーせもうグループから抜けるつもりだったし」 ![]() 横溝参悟「では後程…」 ![]() 免田朔良「ごめんなさいね…せっかくの海水浴を台無しにしちゃって」 若狭留美「あ、いえ、でもよろしいんですか?振り込め詐欺に関わっていたのならグループのことを話せばあなたも捕まってしまうかも…」 免田朔良「ええ、望む所よ」 ![]() リーダー「こっちはそんなの望んでねぇんだよ」 ![]() 免田朔良「用があるのは私だけでしょ!?この人たちには手を出さないで!」 リーダー「そうはいかねぇな。リーダーの俺様の顔を見られちまったからよォ…」 ![]() リーダー「一人残らずブン殴って拉致っちまいな」 ![]() ![]() ![]() 若狭留美「(ジークンドー!)」 ![]() 沖矢昴「先生は下がって!子どもたちと朔良さんを安全な場所へ!」 ![]() 赤井務武《下がれ!これから見える化け物はまだ先のある小娘が命を削る相手ではない》 ![]() 赤井務武《この俺ぐらいで丁度いい》 ![]() 沖矢昴「急いで!」 ![]() ![]() ![]() ![]() 小嶋元太「開かねぇ!先生」 円谷光彦「大丈夫ですか!?若狭先生」 ![]() 若狭留美「ええ、先生なら大丈夫」 ![]() ![]() ![]() 沖矢昴「ふぅ…(5、6人足りないな…まさか子どもたちを追って…)」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 沖矢昴「これ若狭先生が?」 若狭留美「まさか…私は隠れていただけなので…仲間割れでもされたんでしょうか?」 ![]() 小嶋元太「やっと開いた」 ![]() 吉田歩美「若狭先生!無事でよかった」 若狭留美「ええ、先生運がいいから」 ![]() ![]() ![]() 第1098話 海の家 第1099話 下がれ | |||
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