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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru) カグラバチ 第65話ネタバレ | |||
カグラバチ 第65話 | |||
サブタイトル | 見真似 | ||
配信日 | 2025年1月27日 | ||
ジャンプ | 2025年9号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 柴登吾 六平国重 座村清市 漆羽洋児 郎 炭 杢 イヲリ 久々李 斗斗 | ||
初登場 | 戦国与次郎 (京都殺戮ホテル総支配人) | ||
第65話 見真似『斬欲に負けた久々李』 久々李「ガマンの限界だァ!」 郎「(とりあえず座村お嬢さんの安全は確保。あとは俺らも) 時間稼いで」 六平千鉱「(居合白禊……ッくそ…まだまだ溜めが遅い…!)」 久々李「!ただの居合じゃない…今の構えは…なるほどじゃあ先程の速度の正体もそれか」 六平千鉱「白禊流!」 久々李「漆羽か座村だな。師事している者がいたなら最初からその流儀に徹しろ」 六平千鉱「師事はしていない」 久々李「…何?…くだらん嘘はつくな」 『白禊流は孤高の居合術。理屈は単純だが特殊な所作を必要とするその技の会得は最高難度。剣客・白廻逸夫が考案して以降、その免許を得たのは座村清市と漆羽洋児の二名のみ』 久々李「以降誰も習得できず絶滅寸前の、もはや伝説の剣術だ。師事せずして何故それ程形になっている…!」 『回想 座村&千鉱』 座村清市「おお俺のを一度見ただけで」 柴登吾「チヒロ君の眼は六平譲りや。お前んとこの剣術もすぐ覚えるんちゃう?」 『刀匠は鋼の組成・温度の変化を眼で見極め刀の姿へと導いてく。六平国重はその極致。妖刀の原料となった雫天石の力は本来毒だが、その安定化を唯一可能にしたのだ。石の機微を見極める観察眼。彼は眼で雫天石が安定する組成を導き出した。継承されたその特異な観察眼は戦闘に於いても活路を得る』 『現在』 久々李「あり得ない。見様見真似だと?白禊流を」 郎「チヒロ」 久々李「…おい…おいおいこれからってトコだろォオ!」 久々李「斗斗(とと)いきてるか?」 斗斗「死んでる」 久々李「座村の娘逃がしてしまった」 斗斗「おい~てか…索敵にも全くヒットしなくなった。朧げな位置すらわからない。びったりと途絶えた」 『京都殺戮ホテル』 国与次郎「当ホテルはお客様に最高級の休息を約束しております故、危険が及ぶなどもっての他。建物に組まれた結界がプライバシーをお守りします。おや、巻墨の方。ご予約は?」 『京都殺戮ホテル総支配人 戦国与次郎』 炭「また増築してるのね。このホテル内にいる限り索敵から逃れられる。でもこういう場所は限られているから、しらみつぶしにあたられるのも時間の問題」 『松ノ間』 郎「てなわけで、油断は禁物だが束の間の休息だ (さて、この子が座村さんの娘)」 イヲリ「守ってくれてありがとうございます。えっとマス…ミ?」 郎「巻墨は部隊名で個人は郎(ロウ)」 杢「杢(モク)」 炭「炭(スミ)。好きに呼んでね」 イヲリ「あの…あなたテレビで見た。テレビは殺人鬼だと…でももしかしたら誤解」 郎「誤解だよな?歌舞伎のやつだろ?千鉱は君と同じ自分より他人を優先できてしまう人間さ」 六平千鉱「いや、誤解じゃないさ。俺は君と同じなんかじゃない。人殺しだ」 郎「せっかく歩み寄ろうとしてくれたのに!」 杢「カオもこわすぎ。リラックス」 六平千鉱「ただ、いやだからこそというべきか、君の安全は守り抜く」 『回想』 郎《最優先は彼女の安全確保だ。彼女は今、座村さんのことを思い出しつつある。潜在的な座村さんへの強い執着…手がかりのない状態から封印をこじ開けるほどだ。その緩みが毘灼の追手を呼び寄せてしまった。刺激するとさらに緩みそうなので、あの子の前で座村さんの話はナシに。それで少し準備に時間がかかるが、より強固な封印を施して、座村さんのことを今度こそ完っ全に忘れてもらう。…本当にいいのかって顔だな。この工作の任務を受けた時、座村さんは言ってた》 座村清市《あの子は戦争の穢れとは無縁の子だ。人殺しの父親なんて忘れちまった方が幸せだ》 六平千鉱《封印にかかる時間は?》 『現在』 郎「24時間後、君は日常に戻れる。迷惑かけたね。怖い追手も来ることももうなくなる」 イヲリ「え、終わりですか?何も教えてくれないんですか?いかにも何か教えてくれそうな感じだったのに!私が追われてる理由とかも…あ」 久々李《座村って女はどの教室だ》 イヲリ「“サムラ”…!サムラってなんですか?」 巻墨「…………」 イヲリ「教えてください。このまま日常に戻されても困ります。大切なことを忘れた気がしたままじゃ……何も教えてくれないんですか?」 郎「俺たちは君の記憶をいじったんだ。で、どうやら君の体がその記憶を取り戻そうとしているらしい」 イヲリ「記憶…ずっと同じ夢を…これ…記憶なんですか?一体誰の」 郎「それは言えない。その記憶を封じることで君の安全が守られてきたんだ。詳細を話せば色んな勢力が君を狙うことになる。二度と学校にはいけない。安全な暮らしともおさらば。それにその記憶は君にとって幸せなものとは限らない。明日にはそのモヤモヤごとなくなってる。安心して忘れればいい」 イヲリ「忘れた方がいい?…手を繋いでた…」 六平千鉱「(俺はもし最初から父さんと一緒に暮らしていなければ学校に通えたかもしれない。命を懸けなくてよかったかもしれない。傷だらけになんてならなかったかもしれない。それでも、あの日々は過ごせて良かったと心から想う)」 六平千鉱「隊長。もし今この子の封印が解けてもホテルの中にいる内は毘灼の索敵にはひっかからないんですよね」 郎「何考えてる」 六平千鉱「どの道、明日封印までここにいるなら全て話してみればいい。“忘れた方がいい”かどうかなんて、この子自身で決めるべきだ」 六平千鉱「これから君の朧げな記憶の中の人について…座村清市について俺の知る全てを話す。24時間後、封印の準備が整って、忘れたければ忘れればいい。全てを知った上で教室に戻るかどうか決めるんだ」 郎「(でもそれでもし封印を拒んだら、毘灼、神奈備…あらゆる角度からこの子は狙われ続けることになるんだぞ)」 六平千鉱「どんな選択を取ろうと…さっき言った通りだ。君の安全は守り抜く」 『自らと重ね合わせ導いた選択』 | |||
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