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SPY×FAMILY | |||
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) SPY×FAMILY 第110話ネタバレ | |||
スパイファミリー 第110話 | |||
配信日 | 2025年1月20日 | ||
次回配信 | 2025年2月3日 | ||
登場人物 | アーニャ ロイド ヨル メリンダ・デズモンド ドノバン・デズモンド ノーラ フィオナ・フロスト | ||
MISSION: 110『ターゲットの新事実!?それとも…』 『バーリント総合病院』 メリンダ「だから、うちの主人は宇宙人なの」 ロイド「……なるほど (“何を考えてるのかわからない人”の比喩なのか?) ご主人のどんなところを見てそう思われたのですか?」 メリンダ「それは……やっぱりいけないわ。こんなことがあの人にバレたら…」 ロイド「安心してくださいデズモンドさん。ここは診察室です。あなたに危害を加えるような人は存在しません」 メリンダ「そうじゃない…そうじゃないのよ…!」 『診察室の外』 ノーラ「奥さま?」 フィオナ「ご安心ください。フォージャー先生はとても誠実で優秀な医者です。きっとデズモンドさんも良い方に向かいますよ」 ノーラ「ですが…いえ…そうね…専門の方にお任せすべきよね…本当は私たち家人が奥さまをもっと支えてあげられたら…」 フィオナ「彼女のことを思ってらっしゃるのですね。病状にもよりますが、確かに当人と医師だけでなく、周囲のサポートが必要なケースも多いです。私も精神科の看護師ですので、もしよければあなたからもお話を伺えますか?ご本人からは言いづらいことや客観性を欠く話もあるかと思いますので」 ノーラ「わ…わかりました」 『診察室』 ロイド「そう、口からゆっくり息を吐いて…落ちつきましたか?デズモンドさん、ひとつお約束します。ボクたち医者はどんな時でも何があっても患者の味方です。もし仮にあなたが旦那さんから何かしらの被害を受けているのなら今すぐにその環境から避難することをお勧めします。しかるべき場所で息子さんたち含め保護も可能です (事によってはデズモンドの刑事責任を問えるか…?それによって奴を失脚させれば戦争計画自体を潰すことも…いやそう甘くはないだろうな。保安局や検察にはまだ統一堂派の人間が少なくない。だがここでスキャンダルの種を一粒でも得ておけば大きなカードになりえる) ですから…」 メリンダ「何もされてないわ。あの人は何もされてない」 ロイド「(そう言うように、あるいはそう思い込むように支配されているのか?) 物理的に何もされていなくても言葉や態度で傷つけられるケースもあります」 ロイド「加害があったか否か…その事実はボクにはわかりません。あなたが今、苦しんでいることは紛れもない事実です。あなたはがんばってその苦しみと戦おうとしてここへ来られた」 メリンダ「…そうよね。ここに来た時点でもう手遅れだもの」 ロイド「?決して手遅れでは…」 メリンダ「違うの。取り繕う意味がないってこと。……あれはいつからだったかしら…上の子が生まれてしばらくして…いや下の子の時だったかしら…思い出せないわ…とにかくずっと前…ある時期を境にあの人は変わってしまった。周囲を遠ざけるようになり、口もほとんど利かなくなった。ある日、気づいたわ。変わってしまったんじゃなく、宇宙人が彼になりすましているんだって」 リンダ「フフフ、おかしなことを言ってると思ってるでしょう?当然よね」 ロイド「(妄想性人物誤認症候群の一種か…?だがメリンダには脳器質的な要因はなさそうだし、事前の軽いテストでも認知機能に問題があるようには見えなかった)」 メリンダ「本物のあの人はもういないの。きっと遠い星の彼方に連れ去られてしまったんだわ。…さっき聞かれたわね。“宇宙人だと思う根拠は”って。少ない会話を重ねるうちに段々とわかってきたの。恐ろしかったわ。上の子も同じことを言っていた。主人は…あの宇宙人は…人の心が読めるの」 メリンダ「いわゆるテレパシーね。だから守秘義務なんて何の意味もないの。ここに来たこともいずれはあの人にバレるわ」 ロイド「(“心を読まれている”という妄想もよくある症例だ。あるいは、どうにもできない状況を自分の力の及ばないものに転嫁することも。だが…)」 メリンダ「私は怖いの…得体の知れない彼が…本当はあの人から子どもたちを守らないといけないのに怖くて自分を守るのに必死になってしまう。あの人が子どもたちに向き合ったり、見放したりしたら、それに従わないと…って…」 ロイド「それはお辛いでしょう。…しかし旦那さんがそうしろとおっしゃったのですか?“私の言う通りにしろ”と?」 ロイド「デズモンドさん。人と人とのディスコミュニケーションは互いの些細な認知の歪みが原因となることが多いです。冷静になって対話したら、恐れの原因を減らすことができるかもしれませんよ?一度、第三者を交えて話すといいかもしれませんね。例えば、旦那さんにも受診を勧めてみるのもひとつの手です。ボクも宇宙人を診た経験はないので自信はありませんが、ご希望であればご夫婦揃っていらしていただいても」 メリンダ「そんなこと…」 ロイド「もちろん無理にとは言いません。あなたやお子さんたちの気持ちや体調が最優先です。ただ、“話してみたら彼は友好的な宇宙人だった”なんてことがあるかもしれませんよ?」 メリンダ「良い…宇宙人…?」 ロイド「あくまで可能性の話です。慎重にその正体を見極めましょう。それと、彼が宇宙人じゃない可能性も探ってみませんか?地底人や未来人、あるいはただの超能力者の可能性も捨てきれない。次会うまでにボクも色々調べておきます」 メリンダ「次…」 ロイド「こういうものは解決までに時間がかかりますから。デズモンドさんもよければ“心を読まれたのはどんな時だったか。それによってどんな気持ちになったか”を無理せず思い出せる範囲でノートに書き出してみてください。ひとまず詳しい検査を。それといくつか軽めのお薬を出しますので、まずは体の方の調子を整えながら様子を見ましょう」 メリンダ「私は…病気…なのかしら…」 ロイド「先程も言いましたが、あなたが苦しんでることは事実です。ボクは全力で改善のためのサポートを致します。あなた自身のためにも、ご家族みなさんのためにも。それではまた来週いらしてください。お薬が合わなかったり、何か困り事がありましたら、ボクはいつでもここでお待ちしてますので」 ロイド「少々勧誘が過ぎただろうか」 フィオナ「まあさすがにドノバンは来ないでしょう」 ロイド「宇宙人による乗っ取り…か」 フィオナ「付き人の方の証言と合わせても嘘を言ってる感じではありませんでしたが」 ロイド「とりあえず情報の精査は検査結果が出てからだな」 『フォージャー家』 ヨル「おかえりなさいロイドさん。お仕事お疲れさまです。お茶淹れますね」 ロイド「ありがとうございます (ヨルさんのおかげでメリンダと接触できました)」 アーニャ「(はっ!にんむしてきた…!?)」 ロイド「(だが、“心が読める人間”?そんな奴がいるわけがない。そんな能力が存在したら諜報の世界が根底から瓦解する)」 アーニャ「(ビグッ!いる…)」 ロイド「(ドノバン・デズモンド…ますますわからん男だ)」 アーニャ「(らすぼす、アーニャとおなじちょうのうりょくしゃ…!?まじで?)」 『奇遇の一致…!?次回2月3日(月)配信予定』 | |||
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