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WIND BREAKER | |||
原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii) WIND BREAKER 第168話ネタバレ | |||
ウィンドブレイカー 第168話 | |||
サブタイトル | 色づき | ||
配信日 | 2025年1月15日 | ||
掲載サイト | マガジンポケット | ||
登場人物 | 桜遥 楡井秋彦 杉下京太郎 桐生三輝 梅宮一 柊登馬 椿野佑 水木聡久 桃瀬匠 | ||
第168話 色づき『風鈴高校 屋上』 梅宮一「ん~今日もいー天気…おお杉下!今日も畑見にきてくれたのか。いつもありがとうな」 杉下京太郎「…いえ…」 梅宮一「今年はいっぱい実がついたな。まだまだ食えるぞ。街の人にもあげたらめちゃくちゃ喜んでくれてさ、上手くいってよかったよ」 杉下京太郎「あの…オレ…やめます」 梅宮一「え!?風鈴を!?」 杉下京太郎「え!?あ…いや…そうじゃなく…えっと…その…い…今までのやりかた…いやそうじゃなくて…すみません」 梅宮一「大丈夫!ゆっくりでいい。焦らなくていい。うまく話そうともしなくていい。聞かせてくれ。お前の言葉で」 『回想 杉下&楡井』 楡井秋彦「あの時の桜さんの何を羨ましいと思ったんですか?杉下さんは何が欲しいんですか?」 杉下京太郎「オレは…ボウフウリンのために、梅宮さんのために役に立ちたくて…でもあいつの方が役に立ってて、だからイラついた…たぶんそれが…お前の言う羨ましいってことなんだと思う」 楡井秋彦「うんうんやっぱりやっぱりそうなんですね!つまり杉下さんが欲しいものは桜さんよりもいや…誰よりもボウフウリンの役に立てる自分ってことですね」 杉下京太郎「…………」 楡井秋彦「(うおおおお思った通りだ!) さすがは中学時代からボウフウリンに参加し、梅宮さんに忠誠を誓う狂信者…あの…聞いていいですか?なぜそこまで梅宮さんとボウフウリンのために」 杉下京太郎「…なぜって…オレは考えることも話すことも苦手で…そのせいで毎日大変だったオレを梅宮さんが助けてくれた」 杉下京太郎「それに梅宮さんの作った場所にいる人はそのままのオレを受け入れてくれた。その人達のため梅宮さんが作った場所のため何かしたいと思うのは当たり前のことだろ」 楡井秋彦「そうだったんですね!実はオレも風鈴の人に助けてもらったのがきっかけでここに来たんです。ふふふ杉下さんと同じで嬉しいです。でもオレと杉下さんだけでなく、風鈴に来る人達はみんなこの場所を守りたい人なんですよね。本当偶然なんですけど、クラスのみんなとも話してたんです。桜さんに負けないように頑張ろうって。だから杉下さんも一緒に頑張りましょう。梅宮さん達がいなくなってからもここをずっと守れるように」 杉下京太郎「い…いなくなる?」 楡井秋彦「卒業…しますよね。3年生ですし」 杉下京太郎「(あぁ…オレはこんなことも頭にないほど何も考えてないんだな)」 『現在』 杉下京太郎「このままじゃオレはあいつに勝てない。誰よりもこの場所を守ることができない。だから、だからオレは面倒くさいことも、苦手なことも、楽をするとこも、全部やめます」 梅宮一「そっか…いいな。めっちゃ楽しみだな。頑張れよ!」 梅宮一「だってよー。いやーこっちにみんないるって気付かなくてよかったよ」 柊登馬「桃瀬なんて絵描くのそっちのけで聞いてたもんな。それにしても感慨深いものがあるな、あの杉下」 椿野佑「ほんとねー。第一歩って感じ」 梅宮一「いやーつくづく桜には感謝だなー」 柊登馬「…だな。どこまでいってもオレたちは…とくに梅宮は憧れの対象でしかなかった」 椿野佑「そーねー。競ったり張り合ったりは成長に必要なことだけど、アタシたちはそういう存在になれなかったものね」 梅宮一「本当によかったよ」 梅宮一「やっぱり広くて高いことはいいもんだな。な、柊!」 柊登馬「…てめー」 「?」 | |||
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