名探偵コナン 最新話 | 第1153話『屋久島の山姫(前編)』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1153話ネタバレ
← 第1152話		第1154話 →
名探偵コナン 第1153話
サブタイトル	屋久島の山姫(前編)
放送日	2025年2月15日
原作	アニメオリジナル
脚本	大和屋暁
OPテーマ	But ノーラヴ (歌: Rainy。)
EDテーマ	Shooting star (歌:WANDS)
キャスト	役：声優
	江戸川コナン：高山みなみ 毛利小五郎：小山力也 毛利蘭：山崎和佳奈 日高大成：塩屋浩三 北別府綾也：阪口周平 山元裕二：大西健晴 塚田太郎：豊永利行 國生香澄：真堂圭 内田アナウンサー：内田直之 横山アナウンサー：横山あさみ
あらすじ	小五郎、コナン、蘭は鹿児島県の屋久島を訪れる。縄文杉に遺体を遺棄された事件の調査のため、第一発見者であるガイド・北別府綾也の案内で縄文杉へ向かうことに。長い登山に苦戦する道中、屋久島に伝わる「山姫伝説」を耳にする。山姫は人の血を吸う恐ろしい妖怪らしい。その時、何者かに追われた人物が崖から転落するのを目撃。被害者は「山姫」と呟いたまま意識を失ってしまい……伝説模した事件の真相を求めて、行ってみっが！
ネクストコナンズヒント
縄文杉
第1153話 屋久島の山姫(前編) 北別府綾也「ようやく辿り着きました。これが屋久島の縄文杉です」 「ん？何かしら…」 「きゃあああああああ」 「臨時ニュースです。屋久杉で有名な屋久島の縄文杉の根元で女性が心肺停止の状態で倒れているのが発見されました。その後、病院に搬送されましたが死亡が確認されたとのことです」 「亡くなったのは白高良美さん27歳。屋久島で活動するNGO法人“屋久島の防衛隊”の代表を務めており、国定公園の入山規制を…」 日高大成「依頼人の日高大成です」 毛利小五郎「弁護士が送ってきたファイルによると、娘さんが亡くなられてから既に2週間が経っていますね」 日高大成「警察の話によると、捜査は滞っているようで、このままじゃ娘をあやめた犯人が見つからないと思ったんでね。なんとか犯人を見つけてほしい。よろしく頼む」 日高大成「ここが良美の部屋だ」 毛利蘭「この女性が良美さんですか」 日高大成「ああ。良美の横にいるのが塚田太郎。東京から来たよそ者で、良美の元婚約者だ」 毛利小五郎「元？」 日高大成「太郎の浮気がバレて婚約は破談になったんだ」 日高大成「それでそっちの写真に写っているのが良美の親友の國生香澄。小学校からの幼なじみだ。そして、こっちが山本裕二。ずっと良美に付きまとっていた男だ」 毛利小五郎「なるほど…容疑者たちってことですな」 日高大成「その他に怪しいのは山岳ガイドの北別府ぐらいだ。アイツはいつも良美といがみ合っとった。最初に変わり果てた良美を見つけたのもアイツだったから話を聞いてみるといい」 北別府綾也「ええ、私とお客さんが第一発見者ってことになりますね」 北別府綾也「早朝の縄文杉を見たいってお客さんがいたので、前日は近くの山小屋に泊まり、朝一番に縄文杉へと向かいました」 毛利小五郎「被害者の良美さんのことはご存じでしたよね？」 北別府綾也「そりゃあもちろん。屋久島の森防衛隊の日高良美さんと言ったらこの辺りでは有名ですから」 毛利小五郎「彼女が新しい条例案を議会に提出しようとしていたことは知っていましたか？」 北別府綾也「国定公園への入山規制を強化しようっていう条例案のことですか？」 毛利小五郎「ええ。観光客を今までの半分に減らそうとしていたようですが、そうなったらあなたたち観光ガイドさんは商売あがったりでしょう」 北別府綾也「だからって僕は彼女を殺害したりなんかしないですよ。それに、ガイドは僕だけじゃないでしょう」 毛利小五郎「でも第一発見者はあなただ」 コナン「お兄さんは誰が怪しいと思う？」 塚田太郎「それでも僕は良美を愛してたんです」 毛利小五郎「しかし婚約は破談になったんでしたよね？」 コナン「太郎さんの浮気が原因でね」 塚田太郎「愛ってものは抽象的なものだし、それがひとつとは限らない。愛が複数あったとしても、それは仕方のないことなんだ」 コナン「へー」 毛利小五郎「婚約が破談になったことで彼女を逆恨みして殺害した」 塚田太郎「そんなわけないでしょ！僕は愛してたんだ！」 毛利小五郎「屋久島でただの杉を加工して、屋久杉のフリをして売ろうとしたものの、わずか2年で事業撤退とは」 毛利小五郎「経済的にも相当な打撃だったでしょうな」 塚田太郎「大きなお世話ですよ」 毛利小五郎「もしあなたが犯人じゃないとしたら、犯人は誰だと思いますか」 國生香澄「絶対犯人を見つけてください」 國生香澄「何で良美がこんな目に遭わないといけないんですか」 毛利蘭「(この人…どこかで見たことあるような…)」 コナン「お姉さんは良美さんの親友だったんだよね？」 國生香澄「良美とはずっと一緒でした。子供の時からずっと」 毛利小五郎「それなのに親友の婚約者に思いを寄せていたんですか？」 國生香澄「そんなわけないでょ！？誰ですか！そんなこと言ったの！太郎か！あのバカがそんな噂流して」 毛利小五郎「ではそんな事実はないと？」 國生香澄「もちろんです。私は親友を裏切ったりしません」 コナン「それじゃあ誰が怪しいと思う？」 山本裕二「僕は関係ありませんよ。日高さんとは幼なじみだったけど、最近は別に交流ありませんでしたから」 毛利小五郎「あなた、過去に日高さんに付きまとっていたそうですね」 山本裕二「違いますよ。僕は彼女を見ていただけです。遠くから。人を好きになることは悪いことじゃない。そうでしょう？」 毛利小五郎「しかし相手が迷惑に思っていた場合、それは犯罪になることも」 毛利蘭「ちなみに良美さんに気持ちは伝えたんですか？」 山本裕二「もちろん…伝えてないよ。だって、それで断られたら僕の恋は終わってしまうじゃないか」 毛利小五郎「それじゃあ思いも伝えずに付きまとっていたってことですね？」 山本裕二「でも僕はやってない。絶対に」 毛利小五郎「証明できますか？」 山本裕二「できるよ」 「！！」 山本裕二「だって、僕には縄文杉までのトレッキングなんて絶対に不可能だからね」 毛利小五郎「た…確かに」 「いただきまーす！」 「なーあんた、東京から来た探偵さんなんだろ？」 「良美ちゃんの事件調べてんだろ？だったら犯人は太郎だ太郎」 毛利蘭「塚田さんが？」 「ああそうだ。元々あいつはよそ者だし、どっか信用ならねぇところがあったんだ。太郎の奴、借金こさえて会社始めたはいいけど、すぐ潰しちまって、何とかしよう皆に借金しまくって首が回んなくなったからな」 「そういや最近太郎の奴、一発逆転の秘策があるなんて言ってたけど、それも結局借金だろってみんなで話してたんだよ」 毛利小五郎「でも借金があるからって恋人を手にかけるってのはさすがに」 「それはアレだ。保険金ってやつだろ」 毛利小五郎「別れた恋人に保険なんてかけられるわけないでしょ」 「じゃあ、あれだ。フラれた腹いせにやったんだろ？」 毛利小五郎「なるほど…それはそうかもしれませんな」 毛利蘭「お父さん、そのくらいにしといて」 毛利小五郎「何でだよ」 毛利蘭「だって、明日は事件現場に乗り込むんだから」 コナン「え？」 毛利蘭「私、北別府さんにガイドしてくれるように申し込んどいたの」 『ホテル AM4：00』 北別府綾也「おはようございます。時間通りですね。それじゃあ行きましょうか。覚悟はいいですね？」 毛利小五郎「え…覚悟って…」 毛利蘭「この線路の上を行くんですか？」 北別府綾也「ええ。このトロッコ道は大正時代に敷かれたもので、終点まで約8.5キロあります」 毛利小五郎「は…8.5！？」 コナン「覚悟ってそういうことか…」 毛利小五郎「し…死ぬ…」 北別府綾也「見てください。あれが屋久杉です」 北別府綾也「屋久杉の定義は諸説ありますが、標高500ｍ以上の場所に生え、樹齢が1000年以上のものと言われています」 北別府綾也「行きましょう。縄文杉はまだまだ先ですよ」 北別府綾也「ここでトロッコ道は終わり。続いて登山道に入ります。トレッキングはここからが本番ですよ」 毛利小五郎「えっ？こ…ここからが？」 北別府綾也「着きました。これが縄文杉です」 コナン「この木の根元に倒れていたんでしょ？」 北別府綾也「そうだよ」 コナン「どこか別の場所で殺害されて、ここに遺棄されたんだよね」 毛利小五郎「警察の調べではそうなってるなぁ。それよりも何故ここに遺棄したのかだろうが」 北別府綾也「少し休憩にしまょう。水場はそっちに。展望デッキはあっちにもありますよ」 毛利蘭「私、水汲んでくる」 毛利蘭「きゃあああああああ」 毛利小五郎「蘭！大丈夫か！？」 毛利蘭「あ…あれ…」 コナン「かかし？」 北別府綾也「あんなものが何故こんな所に…あれは屋久島の山姫です」 北別府綾也「島に伝わる伝説で人の血を吸う妖怪のことですよ。黒く長い髪をした美人の妖怪で、普段は森の奥に住んでいるのですが、祭りの時期には水を汲みに森からおりてくると言われています」 北別府綾也「もし彼女の姿を見たら、彼女より先に笑わないと、体中の血を抜かれてしまうと言われています」 北別府綾也「子供が森の奥に入らないようにと昔の大人が作った創作なんでしょうけど」 毛利蘭「どどどどしてそんな妖怪のかかしが…」 北別府綾也「わからないけど…道をそれないように誰かが警告のために立てたんだと思います。これ以上先に行くなって」 コナン「おじさん、あれ」 毛利小五郎「またかかしじゃないのか」 コナン「あれは…國生さんだよ！誰かに追われてるみたい」 國生香澄「きゃああああああああ」 毛利小五郎「息がある」 北別府綾也「私が担いでおります」 國生香澄「うっ…う…山姫…」 毛利小五郎「山姫だと！？」 ≫関連記事：名探偵コナン サンデー最新話
← 第1152話		第1154話 →
Detective Conan
アニメエピソード		キャラクター	漫画
劇場版	主題歌	名探偵コナン 記事一覧