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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() 名探偵コナン 第1140話ネタバレ | |||
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名探偵コナン 第1140話![]() | |||
サブタイトル | 託された証 | ||
配信日 | 2025年2月12日(水) | ||
サンデー | 2025年11号 | ||
次回 | 2025年18号 | ||
登場人物 | 江戸川コナン 毛利小五郎 毛利蘭 阿笠博士 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 灰原哀 大和敢助 諸伏高明 上原由衣 南條香織 葛西七佑 北倉夕汰 伊東環姫 南條健彦 | ||
場所 | 長野県 病院 | ||
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第1140話 託された証『現場検証を終えた敢助&高明。少し様子が…?』 『病院』 諸伏高明「車で木に激突した夕汰さんの容体は?」 南条香織「手術は無事終わったそうなんですけど」 伊東環姫「まだ意識が戻らないみたいで」 葛西七佑「もしかしたらこのまま目を覚まさないかもって」 上原由衣「って何?そのマフラーとサングラス」 大和敢助「現場検証中に急に寒気がしてよォ…火や光を見るとなぜかまぶしいんだ」 円谷光彦「屍人の御燈のせいなんじゃ」 大和敢助「んなワケあるか」 諸伏高明「とにかく缶コーヒーでも飲んで落ち着いて」 大和敢助「ああ悪い…」 大和敢助「うわっ!何だこの火!?」 吉田歩美「背中から」 小嶋元太「煙が」 円谷光彦「出てますよ」 上原由衣「ちょっと背中見せて」 上原由衣「フードの裏がコゲてる」 大和敢助「一体どこから火が」 上原由衣「ん?コゲ臭い…?」 上原由衣「ウソ」 大和敢助「今度はマフラーかよ!?」 上原由衣「やっぱりこれって」 少年探偵団「屍人の御燈ィ!」 コナン「って思わせるのが今回のトリックさ」 小嶋元太「でもよ、あの刑事の手袋が燃えてたじゃんよ」 コナン「諸伏警部の差し出した缶コーヒーに手を近づけたからだよ」 吉田歩美「ただの缶コーヒーだけど」 コナン「近くでよーく見てみろよ」 少年探偵団「燃えてる!」 諸伏高明「コーヒー缶の上で燃えているのは消毒用のジェルなどに入っているエタノールという成分。それを缶の上に垂らし火をつけたんです。見ての通り、炎は無色で煙も出ませんので見えにくいですよね?」 円谷光彦「でもあの刑事さんの背中から煙が出たのはちゃんと見えました」 大和敢助「あの煙なら何度でも出せるぜ?こんな感じにな」 少年探偵団「また煙が」 上原由衣「敢ちゃん、そのジャケット早く脱いで!」 大和敢助「火なんかついてねーよ」 諸伏高明「煙の原因はフードの中に入れていた…この小銭入れですよ。小銭入れの中の水がドライアイスに冷やされて、とても小さな水や氷の粒になり、二酸化炭素と一緒に煙のように外にあふれ出る」 上原由衣「でもマフラーにはちゃんと火がついてたわよね?」 諸伏高明「それはコレを使ったからですよ。この外国製の強力なレーザーポインターをね。日本製だとレーザー出力1ミリW未満しか販売してはいけませんが、この外国製の1万ミリWを超えるレーザーポインターを敢助君のマフラーに当て続ければ、そこだけ高温になり、やがて火がつき、標的がフリース素材で表面が毛羽立っていれば、わずかな火でも表面フラッシュ現象で一気に燃え広がるというワケです」 葛西七佑「そうなんですか」 伊東環姫「バカね!そんなワケないでしょ?消毒ジェルの成分だか何だか知らないけど、撮影中、私に火がついた時そんなのなかったじゃない」 コナン「撮影準備してる時、環姫さんこっちに背中向けてたよね?あの時、小皿に垂らした消毒ジェルに火をつけたんじゃない?七佑さんからくすねた音がしない電子ライターで。“やっぱ出なかったかー”って言って手をついた時に右の袖口に火がつくように小皿を配置してね。あの後、火がついたパーカーを投げてみんながソレに目を取られてる隙に小皿やライターは雪をかけたら隠せるし」 伊東環姫「じゃあ香織の服から煙が出たのはどうなのよ?確かにあの時、香織を壁に突き飛ばしたのは私だけど、ドライアイスを入れた小銭入れなんてフードの中にあった?」 コナン「それはこの時、フードに手を入れて小銭入れを抜き取り、自分の服の袖の中に隠したからじゃない?環姫さんの右の袖の中に手が隠れてるのがその証拠」 コナン「それにパーカーのフードの裏ならちょっとした隙にコゲ目ぐらいつけられるし、アイスクリームを大量に買えばドライアイスも手に入れられるしね。そしてミニのエアコンを壊し、寒がりだからとバンの方に乗り、暖房をガンガンかければ、次に車で移動する時、暑がりの夕汰さんにミニの運転をする様に仕向けることができ、バンの運転をすることになった七佑さんのコーヒーに下剤を仕込めば体調を崩し、トイレに寄ることをミニの夕汰さんに知らせるために併走することになり、夕汰さんは会話するために窓を開ける羽目になる。その時、夕汰さんが癖で出した右腕にレーザーポインターを当てて火をつけたっていうのが真相でしょ?」 伊東環姫「あのねぇ、車で併走してたのはせいぜい10秒か15秒ぐらいよ。そんな短い時間じゃ火なんかつかないわよ」 諸伏高明「あなたが車の中から当てたんじゃありません。予めミニの車体にレーザーポインターを張り付けていたんですよね?丁度、夕汰さんが窓から出した右ヒジにレーザーポインターが当たるように」 大和敢助「火がついただけでも驚きだが、動画撮影中にアンタに火がつき、香織さんの服から謎の煙が出た後なら例の心霊現象じゃないかと大パニックだったろうぜ?」 コナン「それに環姫さん、さっきミニの尻の方にしゃがんで電話してたけど、アレって貼り付けたレーザーポインターをボクに見えないように回収するためでしょ?その時、誤ってレーザーの光が眼に入らないようにサングラスをかけてたんだよね?大和警部みたいに」 大和敢助「そのレーザーポインターを貼り付けてたデーブなら森の中で見つけたぜ?多分、アンタの指紋付きだ」 諸伏高明「雪の中に隠した小皿と電子ライターも発見済み。もう申し開きはできないと思いますが」 葛西七佑「でも何で夕汰を?」 南条香織「火事から助けてもらった命の恩人なのに」 伊東環姫「恩人なんかじゃない。私の恋人、健彦君を殺した下衆野郎よ。子供の頃、私が作ったコンパス探偵団のバッジ…アレって手作りだから全部微妙に違うんだけど、健彦君のは特別だった」 南條健彦《オレのはこの「パ」の丸を「C」にしてくれよ。キャプテンの「C」だ》 伊東環姫「火事の後、その健彦君のバッジを夕汰が持っていたから全て理解したわ。火事場で夕汰は健彦君を見つけられなかったって言ってたけど、本当は健彦君を見つけていながら見殺しにしたって。食器棚の下敷きになった彼からバッジを奪った挙句、もしかしたら私のことも奪う気だったかも」 円谷光彦「それ…違うと思います。だって夕汰さん、ボクたちにバッジを見せてくれましたから」 小嶋元太「親友のバッジだって」 吉田歩美「ヒトからこっそり取った物、見せびらかさないよ」 伊東環姫「そんなはずは」 円谷光彦「ほら、アレと同じですよ」 小嶋元太「運動会の」 吉田歩美「リレーの」 探偵団「バトン!」 灰原哀「夕汰さんは奪ったんじゃなく、健彦さんから託されたのかもしれないわね。キャプテンの証であるそのバッジを」 伊東環姫「ウソよ!そんな証拠どこにも」 大和敢助「証拠ならあるぜ?こいつが火事の日の119番通報だ」 📱《こちら通報指令センターです。火事ですか?救急ですか?救助ですか?》 📱北倉夕汰《全部です!》 📱《そちらの住所を教えてください》 📱北倉夕汰《はい…要救助者はキッチンで食器棚の下敷きになってる…》 南條健彦《た…環姫を…リビングのソファーで寝てる環姫を先に…この棚はお前だけじゃ無理…》 北倉夕汰《ああわかった》 南條健彦《環姫にかけた俺のジャケットに俺のバッジが入ってるから、もしもの時はそれをお前に…》 北倉夕汰《バーカ!何言ってんだ!環姫を助け出したらすぐに戻って来るから待ってろ健彦!》 南条香織「会ってたんだ…夕汰さん、健彦兄と…」 大和敢助「この後、火事現場に消防が駆けつけた時に丁度夕汰さんが環姫さんを抱えて出てきたが、ロッジはもう手がつけられねぇほど燃え盛ってたらしいぜ」 上原由衣「ちなみに健彦さんの頭に殴られたような痕があったけど、食器棚にぶつかった痕だろうって」 葛西七佑「でも何でこのことを夕汰は言わなかったんですか?」 諸伏高明「重荷を背負わせたくなかったんじゃないでしょうか。健彦さんが自分より環姫さんの命を優先したと…」 伊東環姫「そんな…どうしよ私…夕汰を…夕汰を…」 「あの…北倉夕汰の関係者さんですか?夕汰さんの意識戻りました!」 南条香織「良かったァ!」 伊東環姫「本当に…」 大和敢助「んじゃあ警察署に行く前に」 諸伏高明「夕汰さんに謝りに行きましょうか」 伊東環姫「はい」 『3日後 探偵事務所』 コナン「え?また長野に行きたい?小五郎おじさんが?まだ風邪治ってないのに?」 毛利蘭「そうなのよ。昨日、コナン君が長野県警で撮った写真見てたら急に俺も行くってきかなくて」 毛利小五郎「うるへー。本当は俺が歓迎されるはずだったんだよ!」 コナン「(写真ってコレね…)」 『これも、じっとしていられない探偵の性?第18号につづく』 | |||
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