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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru) カグラバチ 第66話ネタバレ | |||
カグラバチ 第66話 | |||
サブタイトル | 真実 | ||
配信日 | 2025年2月3日 | ||
ジャンプ | 2025年10号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 座村イヲリ 座村清市 郎 炭 杢 昼彦 斗斗 戦国与次郎 | ||
第66話 真実『封じられた記憶…』 『京都殺戮ホテル チヒロ&イヲリ&郎』 『別に不満というか今は今で穏やかでイイ感じだよ。でもただずっと漠然とした寂しさが…』 イヲリ「この人は私にとってなんなんですか?サムラ…セイイチって…」 六平千鉱「君の父親だ」 郎「おやつあげる」 イヲリ「…いや私、父親に会ったことは…」 郎「混乱するよね。君は本当は父親と暮らしたこともある。巻墨の工作によって忘れているだけ。今登録されてる名前や出生は全て偽装。君の本当の名前は座村イヲリだ。記憶を封じることで君の安全を」 イヲリ「…?でもなんでそんな…私の安全とどう関係が…あれ?なんか見たこと…」 六平千鉱「存在自体は知ってるかもな。教科書にも載ってる。君はどこまで習った。“斉廷戦争”についてどこまで知ってる?」 「二十二年前、南東の海域に突如“小国”が現れた。後に妖刀の原料となる“雫天石”。その原産国であるその小国の民には、生まれながらに雫天石への適正があった。彼らは未加工の石を使用しても弾けることのない肉体を持つ。侵攻が始まった。一年五か月。六平国重による妖刀開発。剣聖と五人の剣士の躍動を以てして、侵攻から一年五か月後、敵は討伐された」 イヲリ「その英雄の一人が私の父親?」 郎「そうだ。中でも座村さんは最速の剣術の持ち主。敵の弱点を摑んでおけば、その最速の剣を意のままにできる…そう考える輩によって娘である君は人質として最適なんだ。君が座村の娘であることさえ知らなければそういった危険が及ぶことはなくなる。それを実現すべく座村さんの頼みで君の記憶を封印した」 イヲリ「顔も思い出せない…座村清市…お父さん…」 イヲリ「さっきから“座村さん”って…近い人なんですよね。今はどこで何してるんですか」 郎「座村さんも君のことは忘れてしまっている。君に何かあった時は巻墨が守るようにと」 イヲリ「強いなら…じゃあ一緒に居て危険から守ってくれればいいじゃん!なんで」 六平千鉱「君を引き離した理由は“身に危険が及ぶから”だけじゃない」 郎「世間一般の評価は英雄だが、人の評価というのは多面的で一生付き纏う。当人がどれほど人のために戦ったとしても、“座村清市の娘として生きる”ということは、あまりに多くの苦難が伴う」 郎「無理もねぇな。数刻前まで普通の女子高生だったんだ。今は混乱してる。受け入れられるはずもない。母親のことは」 六平千鉱「言わなくていいですね。帰る場所は残しておいてあげたい。彼女の真実は棘だ。真実に生きたいのは当然の欲求だと思う。でも上塗りされた平凡も真実と同じくらい尊いものだ。どちらに進むかはあの子次第。まだ時間はある。ゆっくり考えればいい。俺たちは備えるのみだ」 『京都殺戮ホテル 三十五階 杢&炭』 杢「今日は徹夜だなあ」 炭「今度こそ完全に座村さんの記憶を封印する。イヲリちゃんの全ての情報を書き出さないと」 杢「てかなんで屋上?」 炭「館内は妖術禁止だから。このホテルは裏社会の人間びっしりの緊張状態。安易に刺激し合わないためのホテル側の規約」 杢「目立つとホテル中の筋モンを敵に回しちまうわけか」 炭「だけじゃない。このホテルの従業員は皆、総支配人、戦国与次郎の門下。礼玄一刀流の免許皆伝。敵に回すと面倒だ」 『一階玄関広間 昼彦&斗斗』 昼彦「ありがと斗斗さん。かなりきつい監視だったよ」 斗斗「またすぐ座村に見つかると思うけどね。ちんたらできないよ。それに妖刀は絶対禁止」 昼彦「使わないよ。ほら」 斗斗「簪?それしか持って来てないの?」 昼彦「で、座村の娘はこの建物内にいんの?」 斗斗「わからん。隠れてそうなとこはあと数箇所あるし、久々李にも周ってもらってるけど…ま、探すしか」 従業員「お客様、管内では全面的に妖術の使用は禁止と」 昼彦「今、酌揺抜いたことで座村にさらっと殺られるだけだ。奴を直接見たからわかる。剣術頑張ってみるよ。斗斗さんはお茶してて。良い踏み台になれよ殺戮ホテル」 『妖刀も妖術もなくただその剣技で』 | |||
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