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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)![]() TVアニメ『名探偵コナン』 第R152話/第516話ネタバレ | |||
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名探偵コナン 第R152話/第516話 | |||
サブタイトル | 風林火山 迷宮の鎧武者 弐 | ||
放送日 | 2025年3月29日 | ||
原作 | 第613話 - 第618話 | ||
第59巻-File5「百足」 第59巻-File6「鎧武者」 第59巻-File7「兵法」 第59巻-File8「風林火山」 第59巻-File9「戦」 第59巻-File10「陰と雷」 | |||
OPテーマ | But ノーラヴ (歌: Rainy。) | ||
EDテーマ | Shooting star (歌:WANDS) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 毛利小五郎:神谷明 毛利蘭:山崎和佳奈 服部平次:堀川りょう 遠山和葉:宮村優子 大和敢助:高田裕司 虎田直信:藤本譲 虎田達栄:滝沢ロコ 虎田由衣:小清水亜美 虎田繁次:田中一成 龍尾為史:丸山詠二 龍尾盛代:巴菁子 龍尾景:中原茂 龍尾綾華:本間ゆかり 甲斐玄人:山野井仁 | |||
あらすじ | コナン、蘭、小五郎と平次、和葉はそれぞれ依頼を受け、長野県を訪れる。聞き込み中に合流した二組は、事件を追う長野県警の大和刑事に出会う。その夜、留守番をしていた蘭と和葉は、鎧武者を目撃。話を聞いていた綾華が怯えて姿を消してしまう。その後、発見されたのは綾華の遺体だった。犯人の痕跡がない不可能犯罪。二件の事件と同様に置かれたムカデの死骸。これは武田信玄の隠し金山を荒らすものへの祟りか? 連続殺害事件か? | ||
ネクストコナンズヒント | |||
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虎田家&龍尾家 | |||
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第R152話/第516話 風林火山 迷宮の鎧武者 弐毛利小五郎「まあ、その遺体を降ろす前にすでにあんたの足跡がついてたって場合もありますが…ですよねぇ、やけに到着の早い刑事さん?」 大和敢助「フン…虎田家の連中に聞きてぇことがあって家に行ったんだが…みんなこの龍尾綾華を捜しに林へ出たと使用人が言うから来ただけよ」 毛利小五郎「百足がなんで武田信玄?」 ![]() 龍尾為史「信玄公は戦場で伝令役を務める者達を“百足衆”と呼び、百足の旗差しを背負わせていたんです」 ![]() 虎田繫次「そうか!どこかで百足の絵を見たことがあると思ったけど、祭りでやる戦で誰かがその旗を差していたのをみたんだ」 虎田達栄「ええ、信玄の埋蔵金ですわ。ウチの倉からそれらしい書物や地図が出てきて以来、繫次さんは夢中になっているんです。先日亡くなった2人とその綾香さん…そしてそこにいる龍尾景さんを巻き込んでね」
![]() 龍尾景「確かに僕たちは繫次に頼まれて埋蔵金探しを手伝っていましたけど、私利私欲のためじゃない。本当に見つかったらいい村起こしになると思って…それに何で綾華まで祟られなきゃいけないんだ…採掘場に差し入れを持って行ってたぐらいなのに」 ![]() 大和敢助「祟りなんかじゃねぇぜ。こいつは歴とした殺しだ」 ![]() 大和敢助「龍尾綾華のウエストポーチには携帯電話が入ってねぇ。トイレにこもってたっていうその間にまんまと呼び出されたんだ…連続殺人犯にな」 ![]() 大和敢助「まあ自分の屍を晒したくなきゃ、1人でうろつかねぇこった。特に埋蔵金を探してたっていうあんたら2人はな」 ![]() 服部平次「ホンマにその鎧武者、ここに立っとったんやな?」 毛利蘭「うん」 コナン「廊下や地面に何本か落ちてたぜ」 ![]() 服部平次「そうか!この細いビニールヒモを束にして兜に付けたら、その障子に映ってた影は武田信玄の諏訪法性の兜に見えるっちゅうわけやな」 ![]() 服部平次「犯人はそないして武田信玄の祟りを煽りたかったっちゅうこっちゃ」 服部平次「裏の門の先まで続いてるやんけ」 毛利蘭「そういえば鎧武者の話をした時、繫次さんが言ってたよ。祭りで使う鎧なら誰も使ってない部屋に置いてあるから誰かが持ち出すのは簡単だけど、その鎧の兜に毛はついてないから違うねって」 ![]() 毛利小五郎「んじゃ外部から侵入した誰かがその鎧を持ち出して信玄の影を作ったってことか」 ![]() 服部平次「もしくは、そう見せかけるためにこの家の誰かがわざと草履の跡をつけよったか」 ![]() 遠山和葉「それにその話をした時、繫次さん言うてはったよ。鎧なら景さんの家にも置いてあるけど、兜にフサフサはついてへんかったって」 コナン「え?鎧、向こうの家にもあるの?」 遠山和葉「うん」 毛利蘭「きっと和葉ちゃんを危ない目に遭わせたくないのよ」
![]() 虎田由衣「其の疾き事…風の如く…好きなんでしょ?あの色黒の少年のコト。山のように腰を据えてじっくり待つのもいいけど、その想いが熱い内に風のように素早く行動するのも一つの手」 ![]() 虎田由衣「ボヤボヤしてると、気持ちを伝える前にその相手が目の前から消えて、取り返しのつかなくなることもあるんだから…私のようにね」 ![]() ![]() 服部平次「変や」 コナン「ああ、綾華さんの口を塞いでた…」 服部平次「赤いっちゅうことは武田の赤備えか?」 龍尾為史「ああ」 コナン「この家、武田に縁でもあるの?」 龍尾為史「いや、私や母が信玄公の大ファンでね、大金はたいて買ったんだ」 ![]() 龍尾為史「亡くなった息子の康司君や虎田家の義郎君も信玄が好きでねぇ、よく見にきていたよ。もう1人の息子の景はそうでもないが」 ![]() コナン「ねぇ、どうして同じ息子なのに康司さんは君付けで景さんは呼び捨てなの?」 龍尾為史「ああ、康司君は景の後に生まれた私の娘の婿、入り婿なんだ」 ![]() 龍尾為史「まあ娘は随分前に交通事故で他界したんだが、結婚する前から康司君は景の同級生で、よくウチに遊びに来ていたので、昔のまま君付けに。康司君も景のことを“兄さん”とは呼んでいなかったよ。同級生といえば、虎田家の義郎君や繫次君も景と同級生なんだが、繫次君は義郎君のことを“兄さん”と呼んでいたなぁ」 龍尾為史「あ、いや…義郎君は虎田家当主の直信さんの姉の息子で、その姉が夫と共に早死にしたので養子に引き取り、小さい頃から兄弟同然で育てられたそうだから」 ![]() 服部平次「ちゅうことは、今回死んだ3人は虎田家とも龍尾家とも血ィがつながってないっちゅうわけやな?」 ![]() 龍尾盛代「その昔、孫子が説いた兵法じゃ」 ![]() 服部平次「そうか!竜巻で大ケガして見殺しにされた義郎さんは風」 ![]() コナン「縛られて山のように盛られた土に埋められて撲殺された康司さんは山」 ![]() 服部平次「林ん中で口塞がれて木に吊るされとった綾華さんは」 毛利小五郎「風林火山!?それになぞらえて犯人は殺人を重ねてるっていうのか」 ![]() 服部平次「よう思い出してみ。まずは竜巻で大ケガした虎田義郎さんを、助けを呼ばんと見殺しにしよった一番目ェの事件」 ![]() 服部平次「竜巻ゆうたら風…つまり“疾き事 風の如く”の風や」 ![]() 服部平次「次に、縛って土に埋めた龍尾康司さんを撲殺した2番目ェの事件。縛ったんは動かれへんようにするためで、その土が山みたいに盛られてたっちゅう事は…」 服部平次「ほんでさっき龍尾綾華さんが林の木の枝に吊るされとった3番目ェの事件。あの猿轡が声を出さんと静かにしとけっちゅう意味やったら…」 服部平次「ああ。おまけにその3人の遺体のそばに“百足衆”を暗示する百足が置いてあったっちゅうことは、この連続殺人犯…かなり武田信玄に執着してるみたいやのォ」 毛利小五郎「でも何で武田信玄なんだ?」 服部平次「さあな…今んトコ確実にわかってんのは、風林火山にはまだ“火”ィの字が残っとって、犯人は間違いなくもう1人誰かの命を狙うてるっちゅうこっちゃ」 ![]() ![]() ![]() 服部平次「やっぱりここにおったんか。奥さん亡くして動揺してる時に練習やっても身ィ入らへんで」 ![]() 龍尾景「いや、祭りが近いのに鍛錬を怠るわけにはいかないさ。流鏑馬の射手は力の限り守り抜くと甲斐先輩の墓前で誓ったから。それが妻、綾華の望みでもあったしね」 ![]() 龍尾景「それに的を外したのは心を乱していたからじゃない」 ![]() 龍尾景「ホラ、的を立てている地面…少しズラした跡があるだろ?」 コナン「なんで?」 ![]() 虎田由衣「村の名誉が懸かってるからよ。この祭りは代々二つの村で共同して行ってる行事で、祭りの一番の華である流鏑馬の射手はたった一人。つまり予選を勝ち抜いて、この村の代表になった景さんを決定戦前に潰せば、祭りの主役は向こうの村の射手になり、一年中、大きい顔ができるってわけ。甲斐さんから数えて10年以上、祭りの射手はこっちの村人だから」 ![]() 服部平次「その予選ってどんなんや?」 龍尾景「祭りと同じ会場の神社の境内に的を等間隔に10個立て、的中率を競うんだ。勝負がつくまで何度も」 ![]() 虎田由衣「そう…6年前のあなたと甲斐さんも二人揃って全射的中、暗くなってきたから勝負は次の日に持ち越されたのよね?そのまま甲斐さんは姿を消して一週間後に私が遺体で発見したけど…」 ![]() 龍尾景「ああ…次の日に予選をやってたら僕は負けてたよ。あの引き分けの後も練習でひと汗かきに行くっていう甲斐先輩に比べ、僕の方は疲れ果てて動く気にもなれなかったから」 服部平次「けど最後の祭りん時は外したんやろ?」 ![]() 龍尾景「あれはきっと隣町の連中の陰謀だよ。先輩に恥をかかせるために祭りの的をわざとズラしていたんだ。今のようにな。後で調べたらその祭りの最後の的は1m近くズラされていたからな」 コナン「そのこと誰かに言った?」 龍尾景「もちろん、その頃から祭りの運営に関わってている僕の父の為史や虎田家の達栄さんにも抗議したけど、何かの手違いだって謝られるばっかりで…この事は祭りの品格を損なう恐れがあるから他言しないでくれとも…だから誰にも言わなかったけど、もしも僕の時に同じことをされたら」 ![]() 虎田由衣「そうとも知らずに直信義父さんは甲斐さんを烈火の如く怒ってらしたわね。“儂の顔に泥を塗りおって”と…」 服部平次「何で泥やねん?」 服部平次「へー…なんやかんやでみんなその甲斐っちゅう人と関わっていたんやなァ」 大和敢助「ああ、そしてそいつら全員、この連続殺人の容疑者ってわけよ」 大和敢助「さっき木に吊られていた龍尾綾華の周りの土を10m四方念入りに調べたが、駆けつけた連中の足跡や馬の蹄の跡、スクーターや車のタイヤの跡しか残っていなかった」 ![]() 大和敢助「つまりだ、東京や大阪からやって来た部外者のお前らを除けば、この犯行が可能な輩は…虎田家の直信、達栄、繫次、由衣と…龍尾家の盛代、為史、景の7人ってこった」 ![]() コナン「8人だよ」 服部平次「あんたの足跡やその杖の跡も残ってたやろ?刑事さん」 ![]() 大和敢助「ああ…入れたきゃ入れろ。奥さん、あんたはその馬を引き取りに来たんだろ?だったら馬連れてさっさと虎田家に帰れ。その黒鹿毛に飼い葉をやる時間だろーが」 ![]() 虎田由衣「もう昔のように名前で呼んでくれないのね…敢ちゃん…」 ![]() 大和敢助「悪いが、今のあんたは幼馴染の由衣でも、俺の部下だった上原でもねぇ。ただの被害者の妻…容疑者の一人だぜ」 ![]() ![]() 毛利小五郎「さっきから何してるんですか?」 ![]() 虎田繫次「こんなことになったからしばらく宝探しはできないと思って色々資料を取りに来たんだけど、ないんだよ。宝探しの経過を書き留めたメモ帳が」 虎田直信「しょせん、あの龍尾家の血を引く者。何を考えておるかわからん」 龍尾為史「景を捜しにですよ。もしかしたらここかと思って」 ![]() 遠山和葉「景さんやったら流鏑馬の練習済ませて今家に帰るトコやって平次から電話あったで」 ![]() 毛利小五郎「まあとにかくここはひとまずそれぞれの家に帰って待機しましょう。この事件が落ち着くまで」 ![]() 龍尾為史「では我々はこちらですので」 毛利小五郎「帰り道、気をつけてくださいよ」 虎田直信「フン!そんな山姥、恐ろしゅうて誰も襲わん」 龍尾盛代「その言葉、汝にそっくり返してくれるわ禿狸め!」
![]() 毛利小五郎「まあまあ…信玄も言ってるじゃないですか。“情けは味方、仇は敵なり”って。ここは両家のためにいがみ合わず協力して、事件を解決した方がいいんじゃないっスか?」 ![]() 毛利小五郎「え?へ?」 ![]() 龍尾盛代「貴様如きに言われとうないわ」 ![]() 虎田達栄「今のは甲斐巡査の口癖なんですよ。その言葉でよくこの両家のイザコザを治めておられました」 《ん?大きくなったら俺の嫁になる?ワハハ、そいつは勘弁してくれ》 ![]() 《敢助に恨まれちまう》 ![]() 《おいおい、先生なんてよしてくれ…年は離れていても、お前は俺のライバルだ》 ![]() 《甲斐先輩で構わねぇよ》 ![]() 『ドォーーン』 コナン「何だ今の音」 服部平次「雷みたいな音やったけど…」 ≫関連記事:最新107巻情報まとめ![]() 服部平次「何や和葉!どないしたんや!?」 ![]() 遠山和葉「大っきい音がして振り向いたら、繫次さんがいてなくて…踏切んトコまで捜しに戻ったら電車が止まっとって…その電車の先の方に」 ![]() 遠山和葉「人が燃えて倒れててん!あれ繫次さんやろか?」 劇場版『隻眼の残像(フラッシュバック)』情報まとめ ![]() | |||
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