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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru)![]() カグラバチ 第73話ネタバレ | |||
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カグラバチ 第73話 | |||
サブタイトル | 黎明 (れいめい) | ||
配信日 | 2025年3月31日 | ||
ジャンプ | 2025年18号 | ||
登場人物 | 座村清市 座村イヲリ 幽 六平千鉱 六平国重 柴登吾 | ||
第73話 黎明 (れいめい)座村清市「お前が死んでイヲリがこっちの学校に編入してしばらく経つ。やっぱり心配だよ。名字はそのままだが“座村清市の娘”ってのは周知だ。イヲリは元気にやってるよ。時折お前がいなくて寂しそうだけどな」 イヲリ「ただいま」 座村清市「学校どうだ?楽しいか?」 イヲリ「うん。今日はね、授業でお父さんのこと習ったの」 座村清市「大丈夫だったか?」 イヲリ「そりゃあもうね本当困ったよ。チヤホヤの嵐…吹き飛ぶかと思ったね」 座村清市「そうか…馴染めてるようで安心したよ」 イヲリ「イテ」 座村清市「たんこぶ」 イヲリ「転んだの」 座村清市「返事が遅い。ウソだ」 イヲリ「ケンカ」 座村清市「ケン…なななななんでケンカなんで…!」 イヲリ「大袈裟!ケンカくらいするよ」 座村清市「何があった?」 イヲリ「クラスの子が…」 《でもさー、殺しだろ?》 座村清市「(やっぱりあるか…)」 イヲリ「それで言い返したら」 座村清市「手ェ出されたのか」 イヲリ「でも私、ちゃんとケンカしたよ。そのために毎日心身鍛えてるんじゃん。お母さんが言ってたよ。お父さんはどうしようもない男だけど、国を…大切なモノを守った英雄で、そこは尊敬してるって。そう思うから私も大切なもの守れるようにお父さんみたいになるの。私も一緒に戦えるよ。だから大丈夫」 座村清市「ありがとうな。まあでもほどほどに」 『数日後』 座村清市「なんだ…?ゴミか?誰がこんな…」 イヲリ「誰、こんなところに捨てたやつ!ゴミ捨て場も知らないわけ?壁もちょっと汚れて…私掃除しとくから…はいこれ捨てに行ってくれる?」 座村清市「ああ」 「おい見たか、さっきの」 「すげぇゴミの量だったな。俺ら以外にも捨ててるぜきっと」 「落書き今まであったけ」 「あそこまで仰々しいのは初めてだろ」 「まあどうせ見えないしな」 「あっ座村」 座村清市「ゴミ、お前らの仕業かおい…あ?なんで?」 「座村清市…いい加減気持ち悪いからよ。この際だ。直接確かめてやる。聞いたぞ、あんたらの真実。半年前、ある情報が広まった」 『その情報は少国民の掃討、剣聖が起こした事件について』 座村清市「(まさか奴が情報を…いやでも…)」 『毘灼側』 幽「証拠はない。神奈備が全て削除したからな。町にばら撒いたのは条約と剣聖の事件の一連を記した文書と条約の調印式の偽造写真」 毘灼メンバー「まあ説得力はあるさ。何せ真実を基にしてるんだから」 幽「これだけじゃ利口な人間は流されないだろう。渦巻くのはただ英雄への疑念だけだ。だが、そもそも英雄を人殺しと中傷する輩はもとより居て、疑念はそういった火種を大きくするには十分。しかしまあ相手は最強の剣豪。どいつも直接的な中傷は尻込みするようだ。だからじわじわと…」 『座村側』 「この町ではとっくに皆知ってるぞ」 座村清市「(半年前…イヲリが学校に通い出した頃にはすでに…)」 イヲリ「(本当はあんな光景存在しない。お父さんのことで苦しい目に遭ってると思われたら、またお父さんが遠くへ行っちゃうかもしれないから。バレなければ、隠し通せば一緒にいれる。お父さんは英雄で私はその娘。私が強くなって耐え抜くんだ。遠くへ行ってほしくないから。大丈夫…大丈夫)」 座村清市「(あんなの(たんこぶ)は氷山の一角で…イノリを、お母さんを失ってから半年もの間、一人で戦ってたのか…俺のせいで)」 『約一年半の父娘の生活は、イヲリが母イノリの妹の元に預けられることで終わりを告げ』 『座村&柴』 柴登吾「剣聖の罪を知るもの…ああ爺さんから聞いたよ。蠱が…また起きるとかなんとかってのも」 座村清市「言うまでもねぇが六平のことは頼むぞ。守り抜いてくれよ。未来のために」 『国重殺害により現実味が増す“蠱” 座村は…』 | |||
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