SAKAMOTO DAYS | 第205話『3発の革命』ネタバレ

SAKAMOTO DAYS
原作(Original Story): 鈴木祐斗(Suzuki Yuto) SAKAMOTO DAYS 第205話ネタバレ
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サカモトデイズ 第205話
サブタイトル	3発の革命
配信日	2025年3月17日
ジャンプ	2025年16号
登場人物	坂本太郎 朝倉シン 坂本葵 陸少糖 トレース 有月憬 熊埜御 楽 ハルマ 赤尾晶 赤尾リオン キャロライナ・リーパー クラブジャム 勢羽夏生 勢羽真冬 虎丸尚
第205話 3発の革命 『殺連会長を暗殺したスラー。悪魔の演説』 有月憬《かつて日本には殺し屋機関がいくつかあった。なぜ殺連がここまで力を持つようになったのか。それは政府と殺連が裏で癒着しているから。政府を批判するジャーナリスト・学者・活動家…野党の有力政治家、与党内の権力闘争で邪魔な人物、国家機関に触れすぎた官僚や警察関係者…政府はそれらを処理する手段として殺連を利用してきた。見返りとして殺連は莫大な支援金と権限を受け取ってきた。資金源は防衛予算・公安機密費ODAを隠れ蓑にした送金…政府と癒着した企業の裏金…そうして殺連は国家公認の“合法的な暗殺機関”へ進化した。しかし殺しには依存性がある。“裏の暴力装置”として殺連を使っていたはずが次第に政府そのものが殺連に依存しすぎて逆らえなくなったのさ》 ハルマ《殺連をのっとれば実質政府の実権を握れるということだな》 キャロライナ・リーパー《でも現状の仕組みでうまく回ってんだろ。お前はそのバランスを壊して何がして～んだ？》 有月憬《何もしない。ただ壊すだけ。直すのは国民》 有月憬「自己紹介が遅れました。私はスラーと言うものです。今日は国民の皆さんにお話があります。大勢の前で話すのは慣れていないので緊張しています。日本には殺し屋が存在します。アマチュアも含めたら1万ほど。彼らは基本的に身分を隠して生活しています。おそらく皆さんの身近にも潜んでるでしょう。そしてそれら全てを統括しているのが日本殺し屋連盟という組織です。我々殺し屋は今まで語られぬ正義のために血を流し、暗躍してきました。裏社会で秩序を保ってきました。しかしあなた方は本当に守られるべき存在なのか…命をかけるに値する存在なのか…私は分からなくなりました。“優しい人が優しいままでいられる世界” それらを目指した時期もありましたが、ある根本的なことに気づいたのです。“善良な人間”なんていうのは社会の仕組みに甘やかされた幻想に過ぎない。人間の本性は暴力です。その証明をあなた方に委ねることにする。人は人生で平均3回、本気で人を殺したいと思うらしい。全国民一人ずつに銃と弾丸を支給します。弾数は3発。その3発はどう使っても罪には問われません。果たしてそんなこと可能なのかと疑う方も多いでしょう。その点についてはこの方に説明していただきます」 総理「国民の皆さん、私は日本国総理大臣として彼の言葉が“真実”であることを認めます。彼らはすでにこの国の中枢を掌握している。通信、電力、物流、金融…あらゆるインフラもコントロール出来る1億2450万の銃の手配も済んでいる。彼らは法でなく“力”によって秩序を創ることができる。せ…政府は新生殺連と同盟を結び、共に新しい国家を」 熊埜御「余計なこと喋んな。殺すぞ」 京「スラー、YouTubeの生放送からコメントが8千件きてるが」 有月憬「いくつか答えよう。晶、日本のだけ抜粋してくれ」 赤尾晶「え！？@完熟お餅マンさん。大量の銃をどうやって配給するんですか？」 有月憬「全国の殺連支部を受け取り拠点に設定するので、国民はマイナンバーカードを持って居住地域ごとの指定日に取りに行ってください」 赤尾晶「@バーディでぶさん。テロに関係のない市民を巻き添えにしてひどいよぉ！」 有月憬「無関係な人間など存在しません。この国のシステムの中で生きてきた時点であなた方は間接的にすべてに加担しています」 赤尾晶「@キルベイベーさん。ルールが理解できねェ！」 有月憬「知能弱者は何も理解する必要はない。もうすぐこの国の既成概念は崩壊する。日本は“選択する社会”となる。生きるか死ぬか殺すか…それを決めるのはお前自身だ。今まで暴力に縁のなかった者にも容赦無く地獄がやってくるだろう。“完全な自由”であり、“完全な無秩序”でもある。だが…もしその中で優しさを基盤とした社会が形成されれば…そこにはリオンが思い描いた世界が待っているだろう」 『坂本サイド 尾久旅城』 沖「ということだ。これから政府は新生殺連が率いる」 朝倉シン「これが…」 坂本太郎「スラーの本当の目的…」 『スラーの国盗り…破滅への秒読み』
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