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WIND BREAKER | |||
原作(Original Story): にいさとる(Satoru Nii)![]() WIND BREAKER 出張読み切りネタバレ | |||
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ウィンドブレイカー 出張読み切り | |||
配信日 | 2025年3月5日 | ||
掲載サイト | マガジンポケット | ||
登場人物 | 兎耳山丁子 十亀条 鰐島勇吾 有馬雪成 鹿沼稔 佐狐浩太 | ||
出張読み切り『このトンネルの向こうにはとあるチームがある。その名は獅子頭連。力の絶対信仰を掲げる超武闘派集団である。これはそんなチームの頂点に史上最年少で立った兎耳山丁子が頂点に到達する少し前の話…』 有馬雪成「イエーイあがりー。またオレ大富豪」 「本当有馬はトランプ強いね」 「オレこーゆーのだめだぁ」 兎耳山丁子「ねぇねぇそれよりさー、この前の風鈴とのケンカ、めちゃくちゃ楽しかったよね。梅ちゃんがさ~」 『獅子頭連メンバー 兎耳山丁子』 有馬雪成「またその話かよ。梅宮梅宮って…一応対立してるチームのやつだぜ?」 『獅子頭連メンバー 有馬雪成』 鹿沼稔「そーだよ」 『獅子頭連メンバー 鹿沼稔』 有馬雪成「それに聞いただろ。ケンカの発端になったヤツはもう風鈴のヤツじゃなかったんだ。お前もいつも真っ先に突っ込む癖直せよな。もっとちゃんと状況を確認するとかだな」 兎耳山丁子「梅ちゃんはー梅ちゃんがー梅ちゃんのー梅ちゃんもー」 有馬雪成「おい…なんとか言えよ…十亀も」 十亀条「え…ちょーじは楽しそうだしいいんじゃない?」 『獅子頭連メンバー 十亀条』 有馬雪成「こんののほほんとしやがって!」 鰐島勇吾「仕方ないだろ雪成。条が丁子に甘いのは今に始まったことじゃない。だがな丁子、“力で自分を押し通す” 確かにそれがオレたちのルールだが、力があれば仲間の声や気持ちを聞かなくていいわけじゃないぜ。特にお前は頭取を目指しているんだろう?」 『獅子頭連メンバー 鰐島勇吾』 有馬雪成「わかった。じゃあさじゃあさ、ワニちゃんの話聞かせて」 鰐島勇吾「いや…なんでそうなるんだ?」 兎耳山丁子「だって話聞けって言ったから」 鰐島勇吾「そうではなくてだな、人が話している時は自分の話はせずその人の話に集中しろと言ったんだ」 兎耳山丁子「うん。だから聞いてるよ」 鰐島勇吾「まぁ確かに今はそうだな…よしじゃあなんの話をするか」 兎耳山丁子「えっとね」 十亀条「あ、ちょーじ、この前言ってたあれは?」 有馬雪成「…まったく…あの3人の空気というか、バランスは変に絶妙だな」 鹿沼稔「本当だねー」 有馬雪成「ケンカの実力で言っても、十亀・兎耳山・鰐島の3人が突出してる。あいつらが揃えば、1時間ももたねーだろーな」 鹿沼稔「次期頭取はこの3人の内の誰かだろうってみんな話してるよね」 有馬雪成「でもなぁ、兎耳山が勝手に競争だって言ってるだけで、十亀はさらさらそのつもりはなさそうだし、そもそもチームを仕切るってタイプじゃねーよなぁ」 鹿沼稔「それじゃあ…兎耳山と鰐島の一騎打ち?」 有馬雪成「まぁ…後はオレとか?まっコミュ力No.1のオレから見ても鰐島は面倒見もいいし、人望もある。いい頭取になるだろうよ。ただ、そもそも本人はどう思ってんのかよくわけんねーんだよなぁ」 「おいお前ぇら!動けるヤツは全員来い!この前、うちにちょっかいかけてきたCOBALTのヤツら、懲りずにまた来やがった。オレらの自由を邪魔するヤツらには徹底的にわからせてやらねぇとな」 鰐島勇吾「あいつ凄いな」 有馬雪成「つい昨日、十亀と兎耳山が連れてきたヤツさ。無愛想なヤツだけど、ケンカにはかなり積極的みてーだな。でも、やっぱあいつがダントツだわ」 兎耳山丁子「おーワニちゃん!かめちゃん!でも全然大丈夫なのに」 鰐島勇吾「お前の心配なんてしてない」 十亀条「こっちはオレらがやるからなぁ」 鰐島勇吾「お前はそっちで存分に暴れてろ」 有馬雪成「結局…この辺は全部兎耳山が倒しきったな」 鰐島勇吾「凄いな。この人数を一人で…」 有馬雪成「お前も凄かったじゃねーか」 鰐島勇吾「いや…あいつの戦いには“華”があるんだ。底ぬけに明るくて天真爛漫な性格も相まって、あいつほど自由を体現するケンカができるヤツは他にいない。兎耳が頭取になった獅子頭連は…きっと楽しいだろうな」 有馬雪成「へへっ、そーだな。同感だ。今日のオレもなかなかだったな」 鹿沼稔「はいはい」 十亀条「楽しかった?」 兎耳山丁子「うん!」 鰐島勇吾「お前も凄かったな」 佐狐浩太「……」 | |||
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