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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第198話ネタバレ | |||
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黒執事 第198話![]() | |||
配信日 | 2023年3月17日 | ||
サブタイトル | その執事、電報 | ||
Gファンタジー | 2023年4月号 | ||
扉絵 | シエル、セバスチャン、フィニアン | ||
単行本 | 34巻 | ||
登場人物 | フィニアン スネーク テオドア アーティ メイベル オリバー ニック ジニー スーザン | ||
第198話 その執事、電報職員「はいみなさん、はしゃぐのはそれくらいに。では今日は予定を変更して旅立つジニーのために巣立ちの衣を縫いましょう」 スーザン「あなた達は厨房の手伝いに行ってくれる?」 フィニ・スネーク「はい」 職員「今日はお祝いだからクラス全員同じメニューだけど、普段はクラスごとに違うの。気をつけて配膳して」 フィニ・スネーク「はい」 「おめでとうジニー!」 ニック「いいな~っ。こんなに早く巣立ちが決まるなんて」 「新しい家族はどんな人達なんだろう」 「届いたヤドリギを見せて!」 ジニー「これだよ」 フィニアン「ヤドリギ…?」 テオドア「巣立ちが決まった子供にはヤドリギが贈られる慣例なんです」 フィニアン「テオドアくん」 テオドア「テオでいいですよ。ヤドリギは永遠の命の象徴とされる神聖な植物。だから新しい家族との永遠の絆を願って贈られるんだとか…」 フィニアン「へぇ~」 スネーク「素敵。なんだかロマンチックねってエミリーが言ってる」 フィニアン「でもヤドリギって寄生樹で、あれがくっつくと栄養が取られて主木が弱っちゃうんだよね。最悪、主木が枯れちゃうから見つけたら刈り取れっ…あっ」 テオドア「ずいぶん植物に詳しいんですねフィニアンさん」 フィニアン「前にガードナーの手伝いをしたことが…ごめんね。急に変なこと言って」 テオドア「変じゃないですよ。誰だって養分を吸われたくないですよね」 フィニアン「え…」 メイベル「ジニー!こんなに急に巣立ちが決まるなんて…」 ジニー「メイベル、お馬さんの乗り方も体操もいっぱい教えてくれてありがとう」 メイベル「お別れなんてやだよ…!」 ジニー「施設を出たらお手紙は書けない決まりだけど、いつかきっとお金持ちになって新聞に尋ね人の広告を出すよ!」 メイベル「ううう~うわあああんっ」 テオドア「メイベル、そんなに泣いたらジニーも悲しくなるだろ。ねぇ、フィニアンさん」 テオドア「だ…大丈夫ですか?」 フィニアン「ごめん。悲しいことじゃないのに。テオくんは落ち着いててすごいな」 テオドア「僕だって本当は…叫び出したいのを我慢してます。この施設を巣立てば僕達は二度と会えなくなる。血の繋がりはないけど、きょうだいとの別れはやっぱり」 テオドア「フィニアンさん?あの…ちょっ…く…苦し…」 スネーク「フィニ!ストップストップ!ってワイルドが言ってる」 フィニアン「本当に君が辛そうに見えてつい…」 テオドア「優しいですね」 スネーク「俺も…俺達も…テオ達の気持ちはよくわかる。サーカスにいた頃は団員の皆を家族だと思ってた。だから離れ離れになった時は本当に悲しかった」 フィニアン「(スネークさん…)」 スネーク「でも、生きていればまた会える。俺達とドールみたいに…ってオスカーが言ってる」 テオドア「…そうですね。僕らも希望は捨てないでいたいです」 スーザン「さあメイベル、泣くのはもうやめにしましょう。グラス行き渡った?」 子供達「はーいっ!」 スーザン「では、ジニーの巣立ちを祝して…乾杯!」 『その日の夜 フィニ&スネーク』 フィニアン「今日はいろいろありましたね」 スネーク「まず施設に潜入できて一安心じゃな。ドールには感謝せんとってゲーテが言ってる。ドール、夕食にも顔出さなかった。心配だわ…ってエミリーが言ってる」 フィニアン「で…ですね~…あっ…明日も早いし今日はもう寝ましょう」 スネーク「ええ。おやすみなさいってエミリーが言ってる」 フィニアン「(ど…どうしよ~~~~まさか潜入先にノアの方舟サーカスの元団員がいるなんて。ドールさんはサーカス団が坊ちゃんの命を狙ったのを知ってる?僕達、サーカス団の人やっつけちゃったし…もしF.O.L.が坊ちゃんの予想通り子供の血液を集めてたら…ドールさんは坊ちゃんの敵ってこと?スネークさんはどうするんだろう?ダメだ~~どうすればいいか全然わからないよ~~)」 フィニアン「(とにかく坊ちゃんに知らせよう。電報を打つには①郵便局に行く。②無理ならパブに行き店員にチップを渡してお願いする…だよねここに来る途中、街があったはず)」 オリバー「う…動かないでください。ごめんなさい」 テオドア「こんな深夜にお散歩ですか?命が惜しければ黙って僕らについて来い」 | |||
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