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Bungo Stray Dogs
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原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri)
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第16話 文豪ストレイドッグ
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| CAST |
太宰治 Dazai Osamu CV.宮野真守 織田作之助 Oda Sakunosuke CV.諏訪部順一 坂口安吾 Sakaguchi Ango CV.福山潤 芥川龍之介 Akutagawa Ryunosuke CV.小野賢章 アンドレ・ジイド André Gide CV.三木眞一郎 種田山頭火 Taneda Santoka CV.立木文彦 |
| OPENING |
| Reason Living |
GRANRODEO |
| ENDING |
| 風が吹く街 |
ラックライフ |
| AIRDATE |
| 2016年10月21日 |
| EPISODE GUIDE |
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| TITLE CARD |
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織田作「おやすみ、コウスケ」
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織田作「おやすみ、カツミ」
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織田作「おやすみ、ユウ」
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織田作「おやすみ、シンジ」
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織田作「おやすみ、サクラ」
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織田作「静かに眠ってくれ」
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織田作「行ってくる」
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森鷗外「今日はお招きありがとう。本職に戻ってからの調子はどうかな」
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種田山頭火「ウチの若いもんをあんまり虐めんで頂きたいですな。ポートマフィアの親分さん」
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坂口安吾「早速ですが、本題に入らせて頂きます。異能特務課より、ポートマフィア鷗外殿への要求は2点。まず私坂口安吾について一切の感知をせず、危害を加えぬ事。もう一つは、日本に不法入国した異能犯罪組織ミミックを壊滅させる事」
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森鷗外「一つ目に関しては問題ないよ。でも二つ目は確約しかねるなぁ…とにかく恐い連中だからねぇ…」
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森鷗外「まぁ、条件にもよるがね」
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森鷗外「ふふふふふ…」
森鷗外「ははははははははは!」
太宰治「織田作、君が何を考えているかわかるよ。けどやめるんだ。そんな事をしても」
織田作「そんな事をしても子供達は戻って来ない」
太宰治「連中はまだ余力を残している。そして奴らの居場所は」
織田作「連中の居場所ならもうわかってる。招待状が来たからな」
太宰治「聞いてくれ。先程ボスが秘密の会合に出席したらしい。相手は異能特務課」
太宰治「この一件にはまだ何か裏がある」
織田作「何かなどないよ、太宰」
織田作「もう全て終わった」
太宰治「織田作…おかしな言い方を許して欲しい。でも聞いてくれ。何かに頼るんだ。何でもいい…この後に起こる何かに期待するんだ…それはきっとあるハズなんだ」
太宰治「ねぇ織田作、私がなぜポートマフィアに入ったかわかるかい?そこに何かあると期待したからだよ」
太宰治「暴力や死、本能や欲望…そういったむき出しの感情に近い所にいれば、人間の本質に触れる事ができる。そうすれば何か…何か生きる理由が見つかると思ったんだ」
織田作「俺は小説家になりたかった。再び人を殺したらその資格が無くなると思った。だから殺しをやめた」
太宰治「織田作…」
織田作「だがそれも終わりだ」
太宰治「行くな!織田作!」
江戸川乱歩「わっ!」
江戸川乱歩「君!何をするんだい!」
江戸川乱歩「ちゃんと前を見て歩かないとダメじゃないか!せっかく社長に貰った名探偵道具が…」
織田作「探偵?」
江戸川乱歩「探偵じゃなし!名探偵!直に日本中が僕の名前を知る事になる。僕こそが世界最高の名探偵、江戸川」
織田作「すまなかった」
江戸川乱歩「ちょっと待ったぁ!」
江戸川乱歩「僕の能力を見ればそんな無下な態度はとれなくなるよ~疑うなら見せてあげよう」
江戸川乱歩「どれどれ……君悪い事は言わない。目的地に行くのはやめた方がいい。考え直すべきだ」
江戸川乱歩「行ったら君、死ぬよ」
織田作「トドメはいるか?」
「ああ…頼む…」
織田作「何か言い残す事はあるか」
「ありがとう…戦ってくれて…司令官はこの先だ…彼も救ってやってくれ…この地獄から」
織田作「ああ、わかってる」
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森鷗外「おや太宰君、君の方から来るとは珍しいな」
太宰治「ボス、織田作を救援する為の異能力者部隊編成の許可を頂きたい」
森鷗外「いいよ、許可しよう。だが理由を教えて貰えるかな?」
太宰治「今織田作はミミック本拠地で単身による威力偵察を行っています。このままでは貴重な異能力者である織田作が死にます」
森鷗外「君の思考は理解できる。だが織田君は恐らく誰かの救援など望んではいないだろう。それについてはどう思うね?」
森鷗外「太宰君、ボスというのはね、組織の長であると同時に組織の奴隷だ。組織存続の為なら、どんな非道も喜んで行わなければならない」
太宰治「その封筒は!そうか…そういう事か…」
ジイド「子供達には申し訳ない事をした。だがその価値はあった様だ」
ジイド「ようこそ作之助、俺達の世界へ」
ジイド「やはりお前は最高だ」
太宰治「ずっと考えていました。ポートマフィアとミミックと黒の特殊部隊…いや、この場合は異能特務課というべきですね。この三組織を巡る対立は誰が操っていたのか…」
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太宰治「ボス、あなただ。その黒い封筒にはそれだけの価値がある」
太宰治「ポートマフィアがどれ程強大な力を持っていようとも、政府機関である異能特務課の機嫌を損ね、弾圧される可能性に常に怯えていなければならない」
太宰治「だからあなたはミミックを潰す対価として、この証書を発行させる取引を持ちかけた」
太宰治「異能組織として活動を許可するこの証書、異能開業許可証を」
織田作「(なんだ?これが安吾の言っていた…異能力の特異点)」
ジイド「これが俺の求めた世界だ」
織田作「なぜ求めた」
ジイド「お前はなぜ殺しをやめた?」
織田作「俺は小説家になりたかった。ある人に言われたんだ…そうすべきだと…その人は本をくれた。俺がずっと探していた小説の下巻だ」
織田作「読む前に酷い本だと釘をさされた」
ジイド「それで、どうだった?」
太宰治「織田作が養っていた孤児達の存在をミミックにリークしたのはあなただ」
太宰治「織田作をミミックの指揮官に唯一殺しうる異能力者として敵にぶつける為に」
森鷗外「太宰君…君はここにいなさい。それとも彼の元に行く合理的な理由でもあるのかね?」
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太宰治「言いたい事が2つありますボス。一つ、あなたは私を撃たない。部下に撃たせる事もしない」
森鷗外「どうしてそう思うね?」
太宰治「利益がないからです」
森鷗外「君にも私の制止を振り切って彼の元に行く利益などないと思うが?」
太宰治「それが二つ目ですボス。確かに利益はありません。私が行く理由は一つです」
太宰治「彼が友達だからですよ」
織田作「その下巻は素晴らしい本だったが一つだけ欠点があった。最後に近い数ページが切り取られていたんだ」
織田作「その下巻の切り取られたシーンの直前にこういうセリフがあった」
織田作「人は自分を救済する為に生きている。死ぬ間際にそれがわかるだろう」
織田作「今になって思う。本をくれたあの男は俺を殺し屋だと知っていたのではないか…知っていて殺しをやめさせる為に声をかけたのではないか…」
織田作「最初に会った時、その男は俺に名乗った。ずっと忘れていたが、つい最近になって彼の名を思い出した」
織田作〈あなたは誰なんです?〉
夏目漱石〈わしか?わしの名は夏目漱石〉
ジイド「俺は軍人として死ぬと仲間に誓った。それ以外になるのは不可能だ。いや…あるいはできたのかもしれない。生き方を曲げ、軍人ではない何かになる事は可能だったのかも知れない…お前が殺しをやめたように」
織田作「一つ心残りがある。友にさよならを言っていない。この世界でただの友人でいてくれた男だ。この世界に退屈し、ずっと死を待っている様に見えた」
ジイド「その男は俺と同じように死を求めていたのか?」
織田作「いいや…違うと思う」
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ジイド「作之助…最後まで素晴らしい弾丸だ」
織田作「太宰…お前に言っておきたい事がある…」
太宰治「ダメだ!やめてくれ!まだ助かるかもしれない!いや、きっと助かる!だからそんな風に…」
織田作「聞け!お前は言ったな…暴力と流血の世界にいれば生きる理由が見つかるかもしれないと…」
太宰治「ああ言った…言ったがそんな事今は」
織田作「見つからないよ。自分でもわかっているハズだ」
織田作「人を殺す側だろうと救う側だろうと、お前の予測を超えるものは現れない。お前の孤独を埋めるものは…この世のどこにもない…お前は永遠に闇の中をさ迷う」
太宰治「織田作…私はどうすればいい…」
織田作「人を救う側になれ。どちらも同じならいい人間になれ。弱者を救い孤児を守れ…正義も悪もお前には大差ないだろうが…その方が幾分か素敵だ…」
太宰治「なぜわかる?」
織田作「わかるさ…誰よりもわかる…俺は…お前の友達だからな…」
太宰治「わかった…そうしよう…」
織田作「人は自分を救済する為に存在する…か…確かに…その通りだ…」
太宰治「転職先を探していましてね。どこかオススメはありませんか?」
種田山頭火「何が希望かね?」
太宰治「人助けができる所」
種田山頭火「…聞きたい事は山程あるが、君の経歴は汚れ過ぎとる。洗う為には2年程地下に潜る必要があるぞ。だがまぁ、心当たりがないわけでもない」
太宰治「伺いましょう」
種田山頭火「異能力者を集めた武装組織だ」
種田山頭火「そこの社長は心ある男でな、君の希望に沿うかもしれん」
太宰治「人を救う仕事ができますか?」