?原作者(Original Story): 諫山創(Isayama Hajime)

ハンジ「(雷槍だ…一体何が…)」


フロック「音の方向に何かあるはずだ」


イェレナ「迅速な対応に感謝致します。全兵団に一切の抵抗を禁じ、我々の要求通りにここシガンシナ区に兵士を集結下さるとは」

ピクシス「脊髄液を盛られたのであれば残された手はあるまい。いつ巨人にされるやも知れんのだ。人払い済みのシガンシナ区以外に我々を収容できる場は無かろう」

ピクシス「何より、幾人もの仲間に背中から銃口を向けられては為す術は無い」

ピクシス「どうやらより早く寝返るほどより良き立場につけるらしいの。誇らしげに巻きつけておられる腕の白い布はイェーガー派だと顕示する勲章じゃな?」
ピクシス「ならば赤い布はワインを飲んだ上で脊髄液を服用したと知らされ、服従を強いられた者か」

ピクシス「ん?世界が救われると申したのか?」

ピクシス「これよりジークとエレンは接触し、小規模の地鳴らしを発動させ、世界の国々に今後50年、島には手出しできぬと思い知らせることが計画のはず」

ピクシス「救われるのはこの島だけではないのか?」
イェレナ「すべてが遅い」
イェレナ「ジークは十分あなた達を待った」
イェレナ「その慈悲に対し、あなた達は寝首を掻こうと応じた」
イェレナ「ジークは世界を救う神でありますので、罰が下ることでしょう」
コニー「それで…俺達はここで事の成り行きを見てるだけか?」
アルトゥル「お茶飲むかね?」

コニー「アルミン、巨人の力でここから出ることはできるか?」

アルミン「超大型巨人はそんな器用なことはできない」
アルミン「エレンのようには」

ジャン「で、お前は何でエレンにタコ殴りにされたんだ?」

ジャン「奴が正気だとしたら、何の意味もなくそんなことするとは思えない」

ジャン「何か…そこに奴の真意があるんじゃないのか?」


イェレナ「このような場所での再会、とても心苦しいです」

コニー「オイ…お前もそっちかよ!!出せよ!!」

オニャンコポン「オレを軟禁して散々連れ回しといてそれは虫が良すぎるんじゃないのか?ジークとエレンが接触を果たすまでここで大人しくしてろ」

ジャン「よかったなイェレナ。上手く事が運んで気分がいいだろう」

ジャン「エレンはお前を介してジークの思い通りに動き」

ジャン「マーレを襲撃させ、ここエルディア国の住民の支持を得て、脊髄液入りのワインで兵団を支配ちしまったんだからな」

ジャン「これでお前達はエルディア国と始祖の力を手に入れ、マーレを滅ぼして祖国の復讐を果たす。これがこの島に来た本当の目的だったんだろ?」

ピーク「ガビ」
ピーク「エレン、ポケットから手を出して」
エレン「従わなければどうなる?」

エレン「始祖の巨人を殺すことは許可されてない。命令は”必ず始祖を奪還せよ”だ」
エレン「この期に及んでもあんたは一旦巨人になってからオレを生かしたまま食わなくちゃいけない、だろ?」

エレン「収容区の家族も一緒だ」

ピーク「あなたが始祖の力を使えたら、マーレを倒せるんじゃないかと思って」

ピーク「勝算も無しに全世界を敵に回したわけじゃないんでしょ?でも勝算って”始祖の力”以外に何かある?」

エレン「だとしたら何が望みだ?」

ピーク「私はたった一人の家族である父にまともな医療を受けさせるために戦士になった。父の命は延びたけど、私に任期が残されていないことを知った父は悲しみに暮れている。死ぬ前に一人残される父に私の手でエルディアの明るい未来を見せたい」
ピーク「そのためには、マーレを叩き潰す必要がある。私は何でも協力する。マーレ人を皆殺しにできるのなら私は何だってやる」
ガビ「マーレを襲撃した首謀者はジークさんだった…ピークさんもなの?私達は何のために戦ってきたの?善良なエルディア人だと世界から認められたら、いつかエルディアは解放されるんじゃなかったの?」

ピーク「スラバ要塞で見た通り、巨人の力はいずれ通用しなくなる。つまり、私達はマーレにも用済みとされていずれみんな殺されるの。善良なエルディア人であることを証明し続けても私達が解放される日は来ない。私達は私達の力で人権を勝ち取るしか無いの」
エレン「あんたがこっちに協力するってんなら何か証拠を見せろ」
ピーク「この街に潜む仲間の位置を教える」

イェレナ「そうです。それがジークの安楽死計画」

イェレナ「この世から巨人がいることで存在する苦しみが生じなくなるのです。ゆっくりと、安らかに」

ジャン「いや待て、安らかなもんかよ!ユミルの民が消滅するまで人口が減り続けたら国の晩年は老いぼれしか生き残らなくなるんだぞ?そんな状態でどう国を守る?他の国が放っておくとでも?」

イェレナ「そこに関しては従来通り”地鳴らし”の抑止力を行使できるよう始祖と王家の継承維持が不可欠なままです」

イェレナ「幸いにしてヒストリア女王は世継ぎを授かっております」

イェレナ「その子が天命を全うするまで数名のユミルの民が始祖の巨人を継承すれば」

ジャン「それですべては万全だと言うつもりか?」

イェレナ「万全、絶対、そんなものどこの国にも存在しません。どの国も様々な問題を抱えています」

イェレナ「ただ一つ確かなものは、強大なる巨人の脅威、血と涙の歴史に終止符を打つ者が存在したという真実です」

イェレナ「ジークとエレン、人類史があと何千年続くことかわかりませんが、これほどの偉業を成し遂げる者がこの先現れるのでしょうか?彼の兄弟はこの先何千年も語り継がれる象徴となるのです。古代の神々がそうであるように」


ピーク「”信じてほしい、俺はお前の理解者だ、エレン、いつかお前を救い出してやるからな”」
ピーク「あなたになら特別な能力の秘密も話したんじゃないの?例えばその秘密が始祖の巨人の力を引き出すことと繋がっているとか」

ピーク「私はマーレを信じてない。私は一緒に戦ってきた仲間を信じてる」


























































































