煉?獄杏寿郎「胡蝶か」
煉?獄杏寿郎「鬼の新しい情報が入ってな、向かわせた隊士がやられたらしい。一般大衆の犠牲も出始めている。放っては置けまい」
胡蝶しのぶ「難しい任務のようですが、煉獄さんが行かれるのであれば心配ありませんね」
我妻善逸「いーーやーー!!これ以上飲めないよー!」
我妻善逸「だってそれまずすぎでしょ!まずいにも程度ってものがあるでしょ!」
神崎アオイ「腕が元通りにならなくても知りませんからね!」
村田「なんか最近の隊士はめちゃくちゃ質が落ちてるってピリピリしててみんな…那田蜘蛛山行った時も命令に従わない奴とかいたからさ…その育手が誰かって言及されててさ…」
村田「俺みたいな階級の者にそんなこと言ったってさ…柱…怖ぇよ…」
胡蝶しのぶ「ではそろそろ機能回復訓練に入りましょうか」
竈門炭治郎「機能回復訓練?」
胡蝶しのぶ「はい!」
我妻善逸「(炭治郎と伊之助は柱のしのぶさんに連れてかれて機能回復訓練ってのを始めた)」
我妻善逸「(しのぶさんっていう人の音は独特なんだよなぁ…今まで聞いた事のない感じだ。規則性がなくてちょっと怖い)」
我妻善逸「(でも蜘蛛にされた人達を治療してる時は女神のようだったな。みんな泣きながらしのぶさんの所に行ってたからな)」
我妻善逸「(そして、めちゃくちゃかわいいんだよ。顔だけで飯食っていけそう)」
我妻善逸「そのかわいい人に体力を戻すために機能回復訓練へと連れていかれた炭治郎達がそろそろ…」
我妻善逸「こんな感じで戻ってくるんだけど…」
我妻善逸「おかえり炭治郎、伊之助。今日はどんな感じだった?何があったの?どうしたの?ねぇ…」
竈門炭治郎「ごめん…」
我妻善逸「女の子と毎日キャッキャキャッキャしてただけのくせに」
我妻善逸「何やつれた顔してみせたんだよ!土下座して謝れよ!切腹しろーー!!」
竈門炭治郎「なんてこと言うんだ!」
嘴平伊之助「わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇよ!自分より体小さい奴に負けると心折れんだろ!」
我妻善逸「やだかわいそう!伊之助女の子と仲良くしたことないんだろ!山育ちだもんね遅れてるはずだわ!あーかわいそー!」
嘴平伊之助「カッチーン」
嘴平伊之助「はぁー!?俺は子供のメス踏んだことあるもんねー!」
竈門炭治郎「(なんで俺は勝てないんだろう…俺とあの子の何が違う?)」
竈門炭治郎「(まず反射速度が全然違うんだ。俺が万全の状態でも多分負ける。匂いからしてまず違う。柱の人達に近い匂いがする。あとは…目か?目が違う!気がする)」
きよ「炭治郎さん…あの…」
竈門炭治郎「(そんな硬いのをあんな華奢な女の子が!?)」
きよ「だんだんと瓢箪を大きくしていくみたいです。今カナヲさんが破裂させているのは」
きよ「この瓢箪です」
竈門炭治郎「でっか!頑張ろう!!」
竈門炭治郎「(よし、かなり体力が戻ってきた。そして、以前よりも走れるし肺も強くなってきたぞ。いい感じだ)」
竈門炭治郎「(昼間は走り回って速い動きで肺を酷使してるから今はゆっくり、ゆっくり深く呼吸して、指先まで空気を巡らせる。瞑想は集中力が上がるんだ。鱗滝さんも言ってた)」
竈門炭治郎「(鱗滝さん…)」
鋼鐵塚蛍「よくも折ったな!俺の刀をー!」
胡蝶しのぶ「お友達二人はどこかへ行ってしまったのに」
胡蝶しのぶ「一人で寂しくないですか?」
竈門炭治郎「いえ、できるようになったらやり方教えてあげられるので」
胡蝶しのぶ「君は心が綺麗ですね」
竈門炭治郎「あの、どうして俺たちをここへ連れて来てくれたんですか?」
胡蝶しのぶ「禰豆子さんの存在は公認となりましたし、君たちは怪我も酷かったですしね」
胡蝶しのぶ「それから…君には私の夢を託そうと思って…」
胡蝶しのぶ「そう、そうですね、私はいつも怒っているかもしれない」
胡蝶しのぶ「鬼に最愛の姉を惨殺された時から、鬼に大切な人を奪われた人々の涙を見る度に、絶望の叫びを聞く度に、私の中には怒りが蓄積され続け膨らんでいく」
胡蝶しのぶ「体の一番深い所にどうしようもない嫌悪感がある…他の柱たちもきっと似たようなものです」
胡蝶しのぶ「まぁ、今回彼らも人を喰ったことがない禰豆子さんを直接見て気配は覚えたでしょうし、お館様の意向もあり誰も手出しすることはないと思いますが」
胡蝶しのぶ「でも、それが姉の想いだったなら私が継がなければ…哀れな鬼を斬らなくて済む方法があるなら考え続けなければ…姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく…」
胡蝶しのぶ「だけど少し疲れまして…鬼は嘘ばかり言う。自分の保身のため理性も無くし剥き出しの本能のまま人を殺す」
胡蝶しのぶ「炭治郎君頑張ってくださいね。どうか禰豆子さんを守り抜いてね」
胡蝶しのぶ「自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うと私は安心する。気持ちが楽になる」
竈門炭治郎「くんくん、しのぶさんいいことがあったんですか?」
竈門炭治郎「ここで大正こそこそ噂話」
竈門炭治郎「アオイさんはしのぶさんから指導を受けているので簡単な薬なら調合できるらしいですよ」
竈門炭治郎「くんくん、なんだか…」




