WIND BREAKER | 第15巻120話『闘争』ネタバレ

WIND BREAKER
ウィンドブレイカー 120話 ネタバレ 感想 梅宮一 中学 ウィンブレ ウィンドブレーカー Wind Breaker Chapter 120
『WIND BREAKER』第120話「闘争」ネタバレ。大通り方面で対峙する椿野と桝田の激しい問答と戦いが描かれる。桝田は梅宮の下にいる椿野を連れ出そうと勧誘するが、椿野はその身勝手な言葉を笑い飛ばして拒絶する。梅宮を侮辱された椿野が激怒して蹴りかかる中、物語は椿野の中学時代の過酷な記憶へと移る。
第119話 第121話

ウィンドブレイカー 第120話

ウィンドブレイカー 120話 ネタバレ 感想 椿野佑 中学 ウィンブレ ウィンドブレーカー Wind Breaker Chapter 120
原作 にいさとる
サブタイトル 闘争
配信日 2023年10月4日
掲載サイト マガジンポケット
単行本 15巻
登場人物 梅宮一
椿野佑
桝田恭介

第120話 闘争


あらすじ

大通りの戦場で桝田は椿野に対し、自分と一緒に来るようにと勧誘を持ちかける。椿野は自分の好きなものを侮辱する人間とは一緒にいられないと大声で笑い飛ばして拒絶するが、桝田は今の風鈴には興味がなく、ダサい梅宮の下にいる椿野を救いたいのだと主張を続ける。梅宮のセンスや人間性を徹底的に侮辱された椿野は、怒りのあまり言葉の途中で桝田に蹴りかかる。桝田に攻撃を躱される中、椿野の脳裏に中学1年生の頃の記憶が蘇る。当時から好きなものを貫くために周囲からの嘲笑や非難と戦い続けていた椿野は、学校の先輩たちから髪を切られそうになり全員を叩きのめす。しかし倒れた男から背後を襲われそうになった瞬間、割って入った梅宮に助けられ、これが二人の初めての出会いとなる。

概要

本話は、椿野と桝田の現在進行形の思想的対立から、椿野の強固な精神性のルーツである中学時代の過去回想へと繋がる重要なエピソードである。前半では、他者を見下し自身の価値観を押し付ける桝田の傲慢さと、それに対して毅然と言い返す椿野の対比が鮮明に描かれる。中盤からは椿野の回想へと切り替わり、彼が現在の容姿や生き方に至るまでに経験した、周囲からの理不尽な侮蔑や孤独な戦いの歴史が明かされる。後半では、学校内で孤立し肉体的にも精神的にも疲弊していた椿野の前に、現在の風鈴高校総代である梅宮が文字通り救世主として現れる瞬間が描写される。ハサミを向ける卑劣な敵を蹴り飛ばし、椿野の身を真っ直ぐに案じる梅宮との出会いが、その後の椿野の人生を決定づける始まりであったことが語られる。


本文:ネタバレ

1. 桝田の身勝手な勧誘と椿野の爆笑 | 大通りでの問答

大通り方面の戦場において対峙する二人は、戦いの最中に互いの生き方を巡る言葉を交わす。

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桝田からの突然の誘い:

  • 桝田は趣味が良い人間を殴る行為は自分にとって本当に苦しいことであると前置きをした上で、椿野に対して自分の仲間として一緒に来ないかと提案を持ちかける。

椿野の突然の爆笑:

  • そのあまりにも身勝手な勧誘の言葉を聞いた瞬間、椿野は思わず吹き出して大きな声をあげて大笑いし始める。

本気度への疑問の提示:

  • 椿野は笑いを堪えきれない様子でその言葉を本気で言っているのかと問いかけ、冗談は本当に勘弁してほしいと伝える。

拒絶の理由の表明:

  • 自分自身の好きなものを最初から馬鹿にしてくるような人間と一緒にいたいと思うはずがないと、椿野は桝田の誘いを完全に拒絶する。

2. 桝田の語る参戦理由と風鈴への不満 | 過去の風鈴との比較

椿野から明確な拒絶を突きつけられた桝田は、自分が今回の喧嘩に参加した本当の目的について語り始める。
参戦の理由の問いかけ:

  • 桝田はため息を吐きながら、自分がなぜこの大きな喧嘩に参加することを選んだのかその理由が分かるかと椿野に尋ねる。

椿野の無関心な態度:

  • 問いかけに対して椿野は相手の事情など全く知らないと答え、そもそもそんな内容については微塵も知りたくもないと冷たく突き放す。

現在の風鈴への失望の吐露:

  • 桝田は今回の目的が椿野自身であると明かし、正直に言って今の風鈴高校には少しの興味も抱いていないと語る。

過去の仲間たちへの未練:

  • 自分がいた頃の風鈴高校に存在していた、ギラギラとしていて格好の良かった奴らが一人もいなくなった場所には価値がないと不満を口にする。


3. 梅宮への侮辱と椿野の激しい激怒 | センスと人間性の否定

桝田は現在の風鈴高校の総代である梅宮の名前を挙げ、その存在を徹底的に見下す言葉を投げかける。
心残りの存在の告白:

  • 風鈴高校を軟弱な組織へと変えてしまったあのダサい男の下に椿野が留まっていることだけが、自分にとって唯一の心残りであったと桝田は話す。

救済の主張と運命の確信:

  • あのような場所はとても椿野が居るべき環境ではないため、自分がお前をそこから救い出したいと考えており、今日ここで出会えたことは運命だと主張して再び手を差し伸べる。
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侮辱の言葉への反応:

  • 桝田の長い話を聞いていた椿野は、相手が今まさに梅宮のことをダサいと言ったのかと静かに確認の言葉を挟む。

梅宮の容姿と人間性の否定:

  • 桝田は自分の言葉を認め、訳の分からないふざけた衣服を選んでしまうセンスや、それを気にせず平気でへらへらと人前に出てくる人間性が信じられないほどダサいと言い放つ。

街を守る行為への嘲笑:

  • そのような男が街を守るなどと主張していることについて、守られている周囲の人間の方こそ大迷惑を被っているのだと桝田は言葉を続ける。

4. 椿野の奇襲と中学時代の孤独な戦い | 見た目への偏見との対峙

梅宮への度重なる侮辱に耐えかねた椿野は、桝田の話が終わるよりも前に激しい怒りを持って攻撃を仕掛ける。
怒りの突撃と暴言:

  • 桝田の話の途中で怒りを爆発させた椿野は、静かにしろとクソナルシストという強い言葉を投げつけながら容赦なく相手に蹴りかかる。

桝田の素早い回避:

  • しかし桝田はその鋭い蹴りを寸前のところで素早く躱し、椿野の最初の一撃は直撃を免れる。

梅宮への思いの反芻:

  • 攻撃を躱されながらも、椿野の心の中には梅宮という男の存在が強く思い返される。

中学1年生の記憶の蘇り:

  • 激しい戦いの最中で、椿野の意識は自分が中学1年生だった頃に梅宮と初めて出会った時の古い記憶へと移り変わる。
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公園での多人数との喧嘩:

  • 当時の椿野は、公園において一人で4人の相手を同時に喧嘩で相手にしており、周囲の人間が倒れる中で一人だけその場に立っている。

相手からの不満の吐露:

  • 地面に倒れ込んだ相手の一人は悔しそうに声を漏らし、なぜこちらがしゃがみ込むような結果になったのかと不満を口にする。

見た目への偏見に対する反論:

  • それに対して椿野は、そちらが先に自分の見た目に対して勝手に文句をつけてきて手を先に出してきたのだろうと冷静に言い返す。


5. 好きなものを貫く決意と周囲の拒絶 | 嘲笑や非難への耐性

中学時代の椿野は、自分の好きな生き方を選ぶことと引き換えに、周囲からの過酷な扱いに直面していた。
祖父母との出会いと変化:

  • おじいちゃんとおばあちゃんに出会ったことで、椿野は自分の好きなものを好きだと胸を張って口にできるようになったと当時を振り返る。

周囲の人間たちの離反:

  • しかしながら、その自分の好きという感情を周囲に向けて表に出せば出すほど、反比例するように周りから人がどんどん離れていった。

絶え間ない攻撃の発生:

  • 人が離れていくだけにとどまらず、周囲からは常に嘲笑や侮蔑、さらには激しい非難といった様々な攻撃を向けられるようになる。

好きを守るための戦闘の継続:

  • それでも椿野は、自分にとって大切な好きという気持ちを何としても守り抜くために、一人で周囲と戦い続ける道を選ぶ。

身体の傷と心の傷の比較:

  • たとえその戦いによって自分の身体がどれほど傷つくことになったとしても、自分に嘘をついて心が傷つくよりは遥かにマシであると強く信じていた。


6. 学校での嫌がらせと椿野の圧倒的な反撃 | 髪とはさみを巡る因縁

場面は学校の中へと変わり、そこでも椿野は容姿を理由に上級生たちから理不尽な嫌がらせを受ける。
男であることへの嘲笑:

  • 学校において上級生の一人が椿野に目をつけ、可愛い子がいると思ったら中身は男ではないかと大声で笑いものにする。

期待の裏切りへの不満:

  • その言葉に同調した別の生徒も、可愛い女の子だと期待してしまったではないかと先輩に向けて言葉を返す。

有名な存在への侮蔑:

  • 椿野が1年生の間で有名になっている女男という存在なのだろうと指摘し、非常に紛らわしいからその長い髪を今すぐ切れと要求を突きつける。

はさみの準備と芝刈りの宣言:

  • 別の生徒がちょうど都合の良い場所にはさみを見つけて先輩に手渡し、それを受け取った先輩は自分に任せるようにと言いながら芝刈りは得意だから坊主頭にしてやると脅す。

はさみを持つ男への鉄槌:

  • その言葉を聞いた椿野は即座に行動を起こし、はさみを手に持っていた上級生の男を強烈な拳によってその場で叩きのめす。

残りの人数の一瞬での片付け:

  • 椿野は全くの手加減をすることなく、その場に残っていた他の5名のメンバーについても一瞬の間にすべて完璧に片付けてみせる。
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7. 男の不意打ちと疲弊する椿野の心境 | 背後からの襲撃

周囲の敵をすべて倒した椿野であったが、重なる嫌がらせと戦いによってその心身は限界を迎えつつあった。
自身の状態への不満:

  • 戦いを終えた椿野は大きなため息を吐きながら、爪が欠けてしまったことに対して最悪だと愚痴をこぼす。

度重なる喧嘩への疲弊:

  • 自分の髪の毛もボサボサになってしまい、毎日このような理不尽な出来事ばかりが続く現状に対して、心の中で何だかもう疲れてしまったと静かに限界を感じる。

倒れた男の執念の起床:

  • しかし椿野が油断したその瞬間に、先ほど地面に倒されていた男の一人が執念で再びその場に立ち上がる。

はさみを持った背後からの襲撃:

  • 男は手元のはさみを再びしっかりと握り締め、無防備な状態にある椿野の背後から容赦なく襲いかかろうとする。

髪への執着と強制的な切断の宣告:

  • それほどまでに自分の長い髪の毛が大切なのかと言い放ち、それならばなおさらハサミでバッサリと切り落としてやらなければいけないと男は叫ぶ。
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8. 梅宮の乱入と初めての出会い | はさみの制止と怪我の確認

不意打ちに対処が遅れた椿野の前に、突然一人の男が割り込んで危機を救う。
意表を突かれた椿野の硬直:

  • 相手からの想定外の不意打ちに対して椿野は完全に意表を突かれ、その場で瞬時に動くことができなくなる。

見知らぬ男の割り込みと撃退:

  • しかしその危機の瞬間に、椿野の前へと誰かが素早く割って入り、はさみを持って襲いかかってきた男を強烈な蹴りによって遠くへと吹き飛ばす。

はさみの危険性への説教:

  • 男を蹴り飛ばした人物は梅宮であり、はさみを他人の体に向けてはいけないということくらい小学校の授業で習わなかったのかと呆れた様子で告げる。

椿野への怪我の有無の確認:

  • そのまま梅宮は椿野の方を振り返り、自分に向かって怪我はなかったかと真っ直ぐに心配の言葉をかける。

返答のない椿野への問いかけ:

  • 突然の出来事に椿野が何も言葉を返せずに黙り込んでいると、梅宮は自分の声が聞こえているかと言い、大丈夫かと何度も確認を重ねる。

梅宮との最初の出会いの認識:

  • これらの一連の出来事こそが、椿野にとって梅宮という男と初めて言葉を交わした生涯忘れることのない最初の出会いの瞬間となる。
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まとめ

第120話は、大通りで桝田から侮辱された椿野が激怒し、自身の生き方の原点である中学時代の梅宮との初めての出会いを回想する話である。
桝田の傲慢な勧誘と拒絶:

  • 大通りで戦う桝田は、自分の好きなものを馬鹿にする人間とは一緒にいられないと大笑いする椿野に対し、今の風鈴には興味がないが軟弱な梅宮の下にいるお前を救いたいと勧誘する。

梅宮への侮辱と椿野の激怒:

  • 梅宮の衣服のセンスやへらへらした人間性を徹底的にダサいと見見下し、街を守る行為すら大迷惑だと断言する桝田に対し、椿野は怒りのあまり言葉の途中で蹴りかかる。

中学時代の孤独な戦いと葛藤:

  • 回想の中で中学1年の椿野は、公園で自分の見た目に文句をつけてきた4人を相手に一人で喧嘩に勝利するが、好きなものを貫くほど周囲から人が離れ、嘲笑や非難を受けていた。

学校での嫌がらせと一瞬の撃退:

  • 男のくせに髪が長いと上級生たちから絡まれ、はさみで坊主頭にされそうになった椿野は、はさみを持つ男を殴り倒し、残りの5人も一瞬で片付ける。

心身の疲弊と背後からの不意打ち:

  • 爪が欠け髪もボサボサになり、理不尽な日々に疲弊していた椿野の背後から、倒れていた男がはさみを手に持って再び襲いかかる。

梅宮の乱入と初めての出会い:

  • 意表を突かれた椿野の前に突然梅宮が割って入って男を蹴り飛ばし、はさみを人に向けるなと言いながら怪我がないかと声をかけたことが、二人の初めての出会いとなる。

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