あらすじ
エッグヘッドから脱出した巨兵海賊団の船上では、行方不明となったルフィたちの捜索が打ち切られ、目的地であるエルバフへと舵が切られる。一方、先行してエルバフの地を踏んでいたルフィ、ナミ、ウソップらは、巨大な樹木や吊り橋が連なる圧倒的な光景に驚愕していた。船上のロビンは新聞から世界情勢の激変を知り、ルフィたちは「冥界」と呼ばれる場所で、鎖に繋がれた巨大な王子ロキとついに対面を果たす。
概要
本エピソードでは、エルバフの戦士の王国「ウォーランド」の全貌と、王家に伝わる「呪いの王子」ロキの凄惨な過去が明かされる。ドリーとブロギーにかけられた18億ベリーという新たな懸賞金や、エッグヘッド事件の捏造報道、そして伝説の悪魔の実を巡る父殺しの罪など、エルバフ編の根幹を成す重要な設定が次々と提示される。ルフィとロキの出会いにより、物語は世界最強の王国の深層へと踏み込んでいく。
本文
1. グレート・エイリーク号での捜索終了と決断
行方不明となった仲間たちの捜索を続けていたフランキーたちは、現実的な判断を下し、全速力でエルバフを目指すことを決める。 船上のフランキーは、巨兵海賊団の戦士たちに対し、懸命な捜索を行ってくれたことへの感謝を伝えつつ、自分たちが捜しても見つからなかったという結論を出し、捜索の打ち切りを宣言する。
フランキーの確信:
- 仲間たちの無事を信じ、親身になって捜してくれた巨人たちに感動しながらも、あいつらは必ず生きていると力強く言い切る。
ロビンの提案:
- 目的地ははっきりしているのだから、焦らずにエルバフで合流を待つのが最善であると冷静に仲間たちへ説く。
ジンベエの謝意:
- 自らのサメ情報網を駆使し、巨人たちにも気をすり減らして捜索に協力してもらったことに深く感謝の意を表する。
ブルックの懸念:
- 船内の食糧が尽きかけている現状を指摘し、このまま捜索を続けて全員が餓死しては本末転倒であると現実的な問題を口にする。
ブロギーの決断:
- 仲間たちが無事だと言うのであればそれを信じるとし、野郎共へ向けてエルバフへ舵を取るよう豪快に命令を下す。
2. ルフィ一行が目撃したエルバフの巨大な樹木と城
先行して島の内陸部にいたルフィ、ナミ、ウソップ、サンジ、ゾロの5人は、目の前に広がる規格外のスケール感に圧倒される。 目の前にそびえ立つ樹齢数千年とも思われる巨大な樹木を見上げ、ルフィはそのあまりの巨大さに感嘆の声を漏らし、遠くに見える山のような城とそこに繋がる長い吊り橋に驚愕する。 圧倒的な風景:
- 全てが巨大なエルバフの景色の中で、ルフィはまるで山のように長い吊り橋を渡ってくる巨人族の姿を発見し、身を隠すよう仲間に促す。
橋を渡る巨人たち:
- 吊り橋の向こう側から、新巨兵海賊団のゲルズとゴールドバーグが歩いてくる姿を確認し、ルフィたちはその動向を注視する。
3. 吊り橋を渡るゲルズとゴールドバーグの密談
新巨兵海賊団に所属するゲルズとゴールドバーグは、航海士ロードへの不満や、島内の状況について会話を交わしながら橋を渡る。 ゲルズは船長ハイルディンがなぜあのような変人を仲間に加えたのかと不満を口にし、航海士としての腕はあるのかもしれないが、自分はあいつが嫌いであると断言する。
ロードへの嫌悪感:
- エルバフの恥はロキよりあいつだとまで言い切るゲルズに対し、ゴールドバーグはそんなことを言うとロードが喜ぶだけだと笑い飛ばす。
パイパーの報告:
- 梟のパイパーがロードのカラスを確認しており、ロードが自分で侵入者を作り出しては捕らえていることをゲルズは見抜いている。
ヤルル様への告発:
- ゲルズはロードの勝手な振る舞いを見つけ出し、エルバフの年長者であるヤルル様に言いつけてやろうと息巻く。
ウソップの興奮:
- 巨人たちの口から「エルバフ」の名が出たことを聞き、ここがずっと憧れていた地であることを確信して喜びを露わにする。
サンジの反応:
- 巨人族の中にも美しい女性がいることにサンジは目を輝かせ、ナミに侵入者として捕まるとたしなめられながらもその姿に見惚れる。
一触即発の気配:
- ルフィが声を上げそうになるのをナミが慌てて制止するが、ゲルズたちは何かの気のせいかと首を傾げながら通り過ぎていく。
4. 巨兵海賊団への巨額の懸賞金と赤鬼・青鬼の反応
巨兵海賊団の船上では、世界経済新聞の最新号によって、ドリーとブロギーにかけられた新たな懸賞金が判明する。 ロビンが読み上げる新聞記事には、100年の眠りから目覚めた巨兵海賊団が復活し、四皇ルフィと共にエッグヘッドを火の海に変えたという衝撃的な見出しが踊る。 18億ベリーの衝撃:
- 船長である赤鬼のブロギーと青鬼のドリーに対し、それぞれ18億ベリーという巨額の懸賞金がかけられたことが明らかになる。
ハネ上がった金額:
- かつて1億ベリーだった自分たちの首に、当時の18倍もの値がついたことに、ドリーとブロギーは驚きの声を上げる。
物価の変動:
- ロビンは100年前と今では物価が全く違うことを指摘し、現在のエルバフの戦士たちの長という立場を考えれば妥当な金額であると分析する。
5. 世界経済新聞の捏造報道とルフィの不自然な印
新聞にはエッグヘッドでの事件が歪曲して伝えられており、ルフィがベガパンク殺害の犯人とされていることに一同は憤慨する。 フランキーは相変わらず事実をねじ曲げた報道をする世経の手口に悪態をつき、自分たちは最後までベガパンクを守ろうとしたのだとリリスに伝える。 リリスの反応:
- 自分が殺されたことになっている記事を読んで笑い飛ばすが、ジンベエは世経の手先がどこにでもおり、写真は高く売れるからだと冷静に語る。
不自然な写真:
- ロビンは掲載された写真の中で、自由の姿(ニカ)になったルフィの腕に「X」のようなマークが出ていることに違和感を覚える。
くっきりとしたマーク:
- ルフィの全身は動き回っていてブレているにもかかわらず、その腕のマークだけが鮮明に写っていることに、ロビンは見覚えがある気がすると深く考え込む。
ハイルディンの話題:
- 若い世代のハイルディンがルフィの子分になったことを聞いたブロギーたちは、彼も一応は王の子であったと過去を振り返る。
エルバフのトラブル:
- カシーたちは、若手もルフィを迎えに行きたがっていたが、古参の自分たちだけで来たのはエルバフ国内で起きている問題が原因であると語り始める。
6. 王家を揺るがした「呪いの王子」ロキの父殺し
巨兵海賊団の戦士たちが語る、エルバフの王家で起きた凄惨な事件と、ロキが「呪いの王子」と呼ばれる理由が明かされる。 ドリーたちが不在の間にエルバフにもう一人正式な王の子が生まれ、その王子ロキが悪の限りを尽くした末に「磔の刑」に処されていることが語られる。 伝説の悪魔の実:
- ロキは王家に伝わる伝説の悪魔の実を欲するあまり、実の父親であり王であるハラルドを殺害し、その実を奪って食らったという。
世界を壊す力:
- 頭のネジが飛んでいると評されるロキがもし解放されれば、世界は壊れてしまうと言われるほど、彼はエルバフの恥として忌み嫌われている。
戦士たちの総出:
- 磔にされていたロキが逃げ出しそうになり、現在エルバフの戦士たちが総出で彼を取り抑えているという深刻な状況が伝えられる。
7. ウォーランド「冥界」における囚われのロキとの接触
ルフィは独り、ビリビリと感じる強烈な雄叫びの主を追って、全身を鎖で縛られた巨大な巨人ロキの元へと辿り着く。 雪が激しく降りしきる中、通常の巨人族よりも遥かに巨大な体躯を持ち、全身を幾重もの鎖で縛られたロキをルフィは発見し、その姿に圧倒される。
名乗りの要求:
- 鎖に繋がれたままルフィを見下ろすロキが名を名乗れと要求すると、ルフィは自分はルフィで海賊王になる男だと堂々と宣言する。
ウォーランドの王子:
- ここがエルバフの戦士の王国「ウォーランド」であり、かつて戦争に明け暮れた世界最強の国であることをロキは語る。
太陽の神の宣言:
- ロキは自らを「世界を終わらせる太陽の神ロキ」と不敵に名乗り、監獄のような場所に繋がれながらも、その圧倒的な存在感をルフィに見せつける。
まとめ
エルバフの戦士の王国「ウォーランド」の全貌が明かされ始め、王家の凄惨な過去と共に物語は新たな局面へと突入した。 世界最強の王国の威容:
- 樹齢数千年の巨木や山のような吊り橋が連なるエルバフの圧倒的な光景が、ルフィたちの冒険心を刺激する。
捏造されたエッグヘッド事件:
- 世経の報道によってドリーとブロギーに18億の懸賞金が懸けられ、ルフィが犯人に仕立て上げられる情勢が描かれる。
囚われの王子ロキの降臨:
- 父ハラルドを殺害し「磔の刑」に処されているロキが、自らを世界を終わらせる太陽の神と称してルフィの前に姿を現す。
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