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松田陣平「ったくよォ…何で風呂場がこんなに汚れてんだ?」.jpg)
伊達航「だから言ったろ?週末にある体育祭の予行演習でどの教場の奴らも泥だらけ。おまけに昨日は雨ん中でやってたからなあ」.jpg)
降谷零「そういえば体育祭の教場旗のヒロのデザイン、ホントカッコよかったよ」.jpg)
諸伏景光「サンキュー!まぁ警察で桜のデザインはベタかと思ったんだけどね」.jpg)
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松田陣平「この通り…ババーン!肌身離さず持ってるぜ?」.jpg)
萩原研二「色もいいねぇ」
鬼塚八蔵「お前も気づいていると思うが他の教官からも苦情が来ている。最近風呂場が汚れすぎているとな…」.jpg)
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諸伏景光「これは…」
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鬼塚八蔵「ああ、それは昨夜この管区で捜索願が出された女児の写真だ。おつかいに出たっきり帰って来ないらしいが…」
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鬼塚八蔵「何だ諸伏?その子の事知ってるのか?」
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諸伏景光「あ、いえ、前に街中で見かけた事がある程度ですが…コレもらっていってもいいですか?何か思い出すかも知れないので…」
松田陣平「あーもう!止めだ!止め!」.jpg)
松田陣平「諸伏が自分から言い出すまで待ってくれってゼロが言うから遠慮してたけどよ!お前、自分の父親と母ちゃんを殺した犯人を捜してんだろ!?」
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松田陣平「んで、さっきの捜索願の女の子が幼なじみに似てるから事件を思い出してモヤってる!違うか!?」
諸伏景光「そ…そうなんでけど…ダメだ!これはオレが解決しなはゃならない事件…もう誰も巻き込みたくないんだ!また誰かが死んだりしたら…」.jpg)
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伊達航「これまで散々…」
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松田陣平「ヤベェ橋渡ってきたけどよォ」
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降谷零「5人いれば」
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萩原研二「何とかなったっしょ?」
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松田陣平「だから話しちまいなよヒロの旦那。悪いようにはしねぇからよォ」
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諸伏景光「ぷっ…“悪いようにはしない”って悪者の台詞みたいだよね?」
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諸伏景光「わかった…話すよ」.jpg)
諸伏景光「今から15年前、オレの中の時計の針を凍りつかせたあの鉄の匂いが立ち籠める恐怖の夜を…」.jpg)
諸伏景光「それは父と母と3人で夕食を食べていた夜7時頃にやって来た」.jpg)
諸伏景光「来訪者の男は父と知り合いだったらしく玄関で穏やかに会話する声がオレに聞こえていたけど、その内、男が声を荒げ始め、母が玄関に様子を見に行った途端」.jpg)
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諸伏景光「しばらくここに隠れてなさい。私がもういいって言うまで出て来ちゃダメ。そう言ってオレを押し入れの中に入れた母が」
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諸伏景光「今度はその男と言い争っていたけど、やがてその母の声も聞こえなくなり」
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諸伏景光「鉄にも似た血の匂いが立ち籠め始めた…押し入れにいるオレにも匂うぐらいに…」
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諸伏景光「オレが子供の頃よく遊んだ女の子…昨夜、捜索願の出された女の子にそっくりな」
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諸伏景光「“有里”って子の名を」
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諸伏景光「ああ、その男、血で足をとられた様でオレの隠れてた押し入れに体ごとぶつかったんだけど、その男が押し入れから離れる時に一瞬見えただ。その肩にあるゴブレットの様なタトゥーが!」
諸伏高明〈景光、父と母が死んでいる。何があったか話せるか?〉
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萩原研二「じゃあここに入ったのはその犯人を捕まえる為に?」
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諸伏景光「ああ、最近色々思い出して来たし、おれがどういう状況だったかを警察官の目でしっかり判断して兄に情報を伝えようと思ってね」
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松田陣平「そうこうしている内に疑わしい3人に出会っちまったってワケね」
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松田陣平「その3人なら話聞いて来てやったぜ?なあ?」
降谷零「じゃあまずは班長から」
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降谷零「じゃあ次は萩」.jpg)
萩原研二「“外守一” 御年50歳で独り暮らし。元々叔父が経営していたクリーニング店をそのまま引き継いで今に至るらしい」.jpg)
萩原研二「二の腕の観音像のタトゥーは20年前に交通事故で亡くした妻と母を弔う意味で入れたそうだ。あのオッサン大学の工学部出身で簡単な電化製品とかよく直してたらしいぜ?同郷のよしみで入江さんと卓球でペアを組んでたらしい」
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松田陣平「ゴブレットに見えるっつたらバイク店の店員」
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松田陣平「物部周三って名前で歳は35歳。外守のオッサンと同じ独り暮らしだな。首の後ろのサソリのタトゥーを入れたのは二十歳の頃だっつーからギリ15年前」
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萩原研二「でも首の後ろだからな…ん?どうした二人共」
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諸伏高明〈急攻近利…功を焦って十分な思慮の無いまま私に相談し利を求めるな。あの時、お前が隠れていたのは押し入れではなく観音開きのクローゼット。そもそもあの家は洋風で押し入れも襖も無いよ〉.jpg)
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松田陣平「だとしたら変じゃねぇか?隠れてたのが観音開きのクローゼットなら犯人がぶつかった時扉が閉まるはず…」
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伊達航「だとすると、もしかして諸伏が覗いていた隙間は縦じゃなく横だったんだしゃねぇか?クローゼットのスリットなら扉が閉まったままでも外を覗く事は出来るだろ?」.jpg)
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諸伏景光「そうか!そうだったんだ!あの時オレはクローゼットの隙間越しに犯人を見ていた」
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松田陣平「その外守さんのオッサンが長野の方言を話す入江と同郷ってんならもう間違いねぇ」
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松田陣平「15年前諸伏の両親を殺したのは外守一だ!」
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諸伏景光「はっ!外守有里!思い出した!有里ちゃんのフルネーム」
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松田陣平「じゃその子は外守のオッサンの」
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諸伏景光「有里ちゃんは遠足の途中、急な腹痛を起こして教員だったオレの父さんが急いで病院に連れていったが、虫垂炎が悪化してもう手遅れだった。もし外守さんが娘の死を受け入れられず、オレの父さんが有里ちゃんをさらったと思い込んでいたら」
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松田陣平「他の洗濯機にも連動してるみてぇだから、この商店街が丸ごと吹っ飛ぶかもしれねぇな」
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松田陣平「まあ、この右端のヤツが大元みてーだから、こいつを止めりゃーなんとか」
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伊達航「とにかく松田は爆弾の解体!ゼロと萩原は周辺住民の避難誘導!俺と諸伏は外守さんを捜す!」
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松田陣平「待った!俺は今手がこれだから細けェ作業は無理だ。萩原なら俺の代わりに…」
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外守一「有里と仲が良かったお前のそばにいればお前の親がどこかに隠した有里にいつか会わせてくれると思ってな!」
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外守一「わかったら下がれ。本当は有里が生まれた今日の午後4時半、仲良く旅立つつもりだったんだがな」
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諸伏景光「そういえば遠足の日、有里ちゃん言ってましたよ。お父さんとケンカしたって。“もうこんな家帰らない”って家を出て来たって…」
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伊達航「よせ諸伏!」.jpg)
松田陣平「もう間に合わねぇ!」.jpg)
萩原研二「引き返せ!」.jpg)
降谷零「ヒロォー!」.jpg)
諸伏景光「表!桜!」.jpg)
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諸伏景光「(次に息をしたら煙で肺がやられる!)」.jpg)
諸伏景光「(だから大声で合図する事も窓の外を確認してるヒマもないけど…)」
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外守一「し…死なせてくれよ」
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諸伏景光「ダメです!自分の犯した罪はちゃんと償って貰いますから」
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鬼塚八蔵「風呂掃除が終わってなかったら」.jpg)
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鬼塚八蔵「だが!肝心なのは風呂場だ!そこが済んでなかったら」.jpg)
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鬼塚八蔵「これを一週間続けるように!」

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