
アルミン「5年前、この領土を失った人類は残された2枚の壁の中で悟った」

アルミン「私達は、もう生きてはいけないのだと。なぜなら人類は巨人に勝てないのだから」

アルミン「だが、ある少年の心に抱いた小さな刃が、巨人を突き殺し、その巨大な頭を大地に踏みつけた」

アルミン「それを見た人類は、何を思ったのだろう」

アルミン「ある者は誇りを」
アルミン「ある者は希望を」
アルミン「ある者は怒りを叫び出した」
アルミン「では、ウォール・マリアを奪還したなら、人類は何を叫ぶだろう」
アルミン「人類は生きていいのだと、信じることができるだろうか」
アルミン「自らの運命は自らで決定できると」
アルミン「信じさせることができるだろうか」

アルミン「ウォール・マリアさえ奪還すれば」



ジャン 「左に巨人!!全体停止!!」

ハンジ 「大丈夫。ぐっすり寝てる」

ハンジ 「この子も夜に動くっていう新種ではないようだね…はは…残念だな。ほっといてやろう」

エレン 「こんな距離まで近づかないと気付かないなんて…」
ハンジ 「あぁまったくだ。私達はきっとこの闇夜に守られている。月の光は太陽光の反射だからね」
ハンジ 「新種の巨人は、その微量な月光を糧にして動いてるって仮説が正しければだけど、新月を選んで正解だった。あの時と同じことが起こらない保証は何もない。今の子も月光の巨人だったのかもしれないからね。いつか捕獲できたらな~」


アルミン 「そうなの?僕なんかずっと震えが止まんないんだけど…ほら」

エレン 「思い出したんだ。お前が俺に本を見せた時のことを…」

エレン 「あの時お前の話を聞いてお前の目を見るまでは」
エレン 「お前は楽しそうに夢を見てるのに、俺には何もなかったそこで初めて知ったんだ。俺は不自由なんだって…」
エレン 「広い世界の小さな籠でわけのわかんねぇ奴らから自由を奪われてる。それがわかった時、許せないと思った」

エレン 「(俺の家はあの辺りだ)」

エレン 「(あそこに…すべてを置いてきた…)」

エレン 「(大丈夫だ!)」

エレン 「(取り返してやる!)」


エレン 「ありがとう」


リヴァイ 「穴は?」

調査兵 「しっかり塞がってます!」

アルミン 「少なくとも3人が壁の上にいたようです」
エルヴィン 「我々は馬と立体機動を駆使して、全力でここに到達した。ここから我々の接近に音や目視で気付いたのなら早くて2分前が限度のはず。使用直後のポットが2分で冷めるはずがない。恐らく5分かそれ以上前に我々の接近を知りそれに備える時間も十分にあったというわけだ」
アルミン 「壁の上にいた3人以外の斥候が存在して…

アルミン 「(なんで敵は穴を塞がれても出てこない?)」

アルミン 「(こんなに捜してもまだ見つからないなんて…まずい…どうする…失敗したらもう本当に後がない。終わりなんだ何もかも…)」


アルミン 「し…しかし敵は!いつだってありえない巨人の力を使って僕達を追い込んできました!



エルヴィン 「時に厳格に、時に柔軟に、兵士の原理原則に則り、最善を尽くせ!指揮系統を遵守せよ!我々は勝利するためにここに来たのだ」



アルミン 「再び二手に分かれ、壁面の調査を!

アルミン 「(僕らが壁の中の巨人を知っていると敵が知らないなら、そんな発想はしないと踏んでいるなら…あるいは…)」
調査兵 「ここだ!ここに空洞があるぞ!」




アルミン 「ライナー!!」









リヴァイ 「クソッ!」

エルヴィン 「奴は扉を塞いだ」
エルヴィン 「馬が通れない程度にな」
エルヴィン 「まず馬を狙い包囲する」
エルヴィン 「我々の退路を断ち、ここで殲滅するために」

































































































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