ONE PIECE | 第116巻1183話『グッドモー人魚』ネタバレ

ONE PIECE
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『ONE PIECE』第1183話「グッドモー人魚」ネタバレ。エルバフの地で繰り広げられる最高権力者イムと巨人の王ロキによる神話規模の激突は、過去の因縁を巻き込みながら激化の一途を辿る。一方で、西の海におけるブルックの知られざる過去と、かつての平和な王国「エスペリア」の記憶が、現在の戦場に現れた天竜人の正体という謎を解く鍵として紐解かれる。
第1182話 第1184話

ワンピース 第1183話

ワンピース 漫画 第1183話 ネタバレ 感想 巻頭カラー 麦わらの一味 ONE PIECE Chapter 1183
原作 尾田栄一郎
サブタイトル グッドモー人魚
配信日 2026年5月25日
ジャンプ 2026年26号
単行本 116巻
登場人物 麦わらの一味
新巨兵海賊団
巨兵海賊団
神の騎士団
ロキ
ラタトスク
ネロナ・イム聖
ルーヴェン
キャンデル
シュリ/軍子

第1183話 グッドモー人魚


あらすじ

ロキとイムの戦場では、イムが謎の存在「鉄雷(ラグニル)」に対し、自分に復讐できる者を待っていたのだろうと問いかけ、麦わらのルフィやロキを過去の犠牲者「ドウザン」のように消し去ると宣言する。西の村では雨の神・ザザによる子供たちの連行を阻止せんとして、負傷したリプリーやアンジェ、オイモらが命を賭して立ち向かうが、チョッパーの必死の制止も虚しく窮地に陥る。場面は変わり、ブルックたちは凍結した軍子の処遇を巡り対立するが、ブルックは彼女が70年前に消息を絶った祖国エスペリアの王女・シュリに酷似していることを告白する。物語は70年前の西の海へと遡り、若き日の護衛戦団隊長ブルックと、天真爛漫なシュリ姫、そして王妃キャンデルらとの幸福な日々が描写される。

概要

第1183話は、現在のエルバフにおける絶望的な状況と、70年前の西の海の輝かしい平和を対比させることで、世界政府による介入がいかにして個人の幸福と国家の絆を破壊してきたかを浮き彫りにする。イムが口にする「復讐」や「ドウザン」という固有名詞は、空白の100年以降も繰り返されてきた粛清の歴史を示唆しており、ロキの頑強な肉体をもってしても苦戦を強いられるイムの圧倒的な神性が描かれる。一方、ブルックの回想シーンでは、音楽と楽器の国「エスペリア」での「速斬り」の名手としての勇姿が描かれ、軍子が持つ「三重の人格」の謎が、彼女の出生や聖地マリージョアへの移住と深く関わっていることが提示される。一途に王妃を慕い、王女に慕われていたブルックの人間味溢れる過去が、現在の骸骨の姿となった彼に重い決断を迫る。

本文:ネタバレ

1. ロキVSイム、宿命の武器と排除の宣言

エルバフの冥界では、ロキとイムによる神話級の激突が激しさを増し、過去の因縁を孕んだ言葉が交わされる。
復讐を待つ鉄雷:

  • イムはハンマーの鉄雷(ラグニル)に対し、自身に復讐できる者をずっと待っていたのだろうと語りかけ、ラタトスクは不気味な鳴き声を上げて敵意を剥き出しにする。

イムの頑強さと危機感:

  • ロキはあんなに頑丈な奴は見たことがないとイムの異常な耐久力に舌を巻くが、イムはロキや麦わらのルフィ達がどの道自分の兵にはならないと冷酷に言い放つ。

過去の粛清と大技の応酬:

  • かつてドウザンを消し去ったようにここで必ず全員を消し遂げるとイムが宣言すると、ロキは「鉄雷二武(ラグナジン)界(ヘイム)」を放ち、イムは「憤怒剣(グラム)」を繰り出して正面から激突する。
ワンピース 漫画 第1183話 ネタバレ 感想 イム ロキ ONE PIECE Chapter 1183


2. 西の村の惨状と大人達の命懸けの抵抗

雨の神ザザによる豪雨と子供達の拉致が進む中、西の村では負傷した大人達が自らの命を顧みずに立ち上がる。
チョッパーの必死の静止:

  • まだ輸血が完了しておらず動けば本当に死んでしまうとチョッパーが叫ぶが、リプリーやアンジェ、オイモ達はそれを拒絶する。

命を賭した親心:

  • せっかく助かった命であっても、子供を奪われるくらいなら命などいらないと、大人達はボロボロの体を引きずってザザに立ち向かう。
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キリンガムの冷酷な進軍:

  • 大人達の抵抗を意に介さないキリンガム聖は、拉致した子供が7人になったことを確認すると、十分な戦果であるとしてザザを伴い港への移動を開始する。

3. ブルックサイドの混乱と天竜人の謎

ブルックサイドでは、ウソップ達がブルックに対してなぜあの天竜人の女性(軍子)と戦いに行ったのかを問い詰める。

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ウソップの問いとブルックの混乱:

  • ただ事ではないと思って飛び込んだと語るウソップに対し、ブルックは彼女が敵ではないものの「顔も見たくない人」であったはずだと答え、現在の状況に激しく混乱している様子を見せる。

年齢の矛盾とナミの指摘:

  • もしあの人が大人の状態のままであれば現在は77歳になっている筈だとブルックが語ると、ナミは相手が天竜人である以上は別人ではないかと疑問を呈する。

ウソップの現実的な総括:

  • ブルックがどれほど葛藤を抱えていようとも、あの女がブルックの知り合いにそっくりな天竜人であり、エルバフを襲いに来たという冷酷な事実は変わらないとウソップは厳しく指摘する。


4. 三つの人格とジンベエの促し

フランキーによって凍結された女性の生死が不明なまま、ブルックは彼女が見せた不可解な行動について語り続ける。
ロープを解いた謎の行動:

  • 捕まっていた自分達のロープをさっき解いてくれたのは彼女自身であり、なぜそんなことをしたのか、そしてなぜ自分を知っているのかとブルックは疑問を抱く。
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悪魔化への恐怖と懸念:

  • 最初の人格、自分を助けた人格、そして悪魔の姿という3つの人格を見たようだとブルックが語ると、ナミは彼女が何者かに操られている可能性を推測する。

悪魔化への胸のざわつき:

  • 当時は思いもしなかったが、今日ここで目撃した人間の「悪魔化」という現象に、ブルックは激しい胸のざわつきを抑えきれずにいる。

ジンベエの決断の要求:

  • 話を聞いたジンベエは、あの女性を生かすか殺すかを急いで決めなければ自分達も次の行動に移れないと、ブルックに迅速な決断を促す。

5. 70年前の西の海、エスペリア王国の朝

ブルックの記憶は70年前の西の海、かつて彼が過ごした楽器職人達の国「エスペリア王国」の平和な日常へと遡る。
午前4時の歌声:

  • 若き日のブルックは、朝起きると同時に「グッドモー人魚♫新しい世界の始~まりィ♪海はいくつもあるらしい♫会ってみたいなグッドモー人魚♫」と大声で自作の歌を歌い上げる。

街への熱い挨拶:

  • 二日酔いの住人からうるさいと怒鳴られながらも、ブルックはおはようエスペリアと叫び、風待ちの時間は終わりだとして出航を促す。

不評な音楽と賑やかな港:

  • 裏街や港、アリーナに向けて「いつか会いたいセクシーな人魚♪魂抜かれて~バッドエンディン魚♫YEAH!」と歌い続け、再び黙れと一喝される活気ある風景が広がる。


6. 宮殿兵舎の日常と部下達の不満

エスペリア宮殿の兵舎では、奇襲部隊隊長であるブルックが部下達に囲まれながら、賑やかな時間を過ごしている。

  • エスペリア王国 護衛戦団 奇襲部隊隊長 ブルック(20歳)
  • エスペリア王国 王女 シュリ(7歳)
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速斬りの指導を願う部下:

  • 自分達にも「速斬り」を教えてほしいと隊長であるブルックにねだる部下達は、いつもシュリ姫ばかりに構っていることに不満を漏らす。

ブルックの教育方針:

  • 見苦しいと言いながら部下達をたしなめるブルックは、大きな夢を見る前にまずは基礎が大事であると説き、今日の夜ご飯は何だろうかとマイペースに歌う。

奇襲部隊隊長の肩書き:

  • この当時20歳であるブルックは、エスペリア王国護衛戦団の奇襲部隊隊長という重要なポストを務めている。

7. シュリ姫の登場とビンクスの酒

兵舎では、まだ幼い王女であるシュリがブルックと共に楽しげな時間を共有している。
お腹を空かせた王女:

  • おなかペッコペコと歌いながら現れたのは、当時7歳であるエスペリア王国の王女シュリである。

手を繋いでの行進:

  • ブルックとシュリ姫は互いに手を繋ぎ、「ビンクスの酒」を一緒に歌いながら仲良く歩き進める。

8. 王妃への恋心と国王の厳しい突っ込み

ブルックはシュリ姫の母親であるキャンデル王妃に対して特別な感情を抱いており、それを隠そうともしない。
人妻への許されぬ恋:

  • 王妃であるキャンデル様は自分の光であると熱烈に語るブルックに対し、シュリ姫は人妻に恋をするのはまずいと的確な指摘を入れる。

国王による死刑宣告:

  • 恋は自由だと主張するブルックの背後から、陰謀罪で死刑だと冷酷な声をかけて現れたのは、国王であるルーヴェンである。
  • エスペリア王国 国王 ルーヴェン
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国王への軽い挨拶:

  • 死刑という刑の重さに驚きながらも、ブルックはアニキ、あるいは国王様と言い直し、シュリ姫もパパと呼んで父親に甘える。


9. 家族のような会話と娘のプロポーズ

国王ルーヴェン、シュリ姫、そしてブルックの3人は、身分の垣根を越えた家族のような軽口を叩き合う。
暗殺の疑いと寿命の会話:

  • 自分を暗殺しようとしただろうと疑う国王に対し、ブルックは滅相もないと否定しつつ、暗殺などせずちゃんと寿命を待つと言い返す。

シュリ姫の結婚宣言:

  • ブルックに対し、母親のことは諦める代わりに自分が大きくなったら結婚してあげるとシュリ姫が無邪気に提案する。

父親の嫉妬とブルックの拒絶:

  • 娘の言葉に対し、そういう微笑ましいセリフは普通は父親に言うものだと国王が拗ねる中、ブルックは自分は鼻水を垂らした奥さんはいらないと即座に断る。

一途な剣士のこだわり:

  • おれの前で娘を振るなと国王から怒鳴られるが、ブルックは自分は一途な性格であるため譲れないと平然と答える。

10. ムーロン一家の襲撃と王妃の危機

楽しい会話の最中、港からギャングの騎馬隊が街に向かって急速に移動しているという緊急の報告が兵舎に飛び込んでくる。

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数の暴力と援軍の遅れ:

  • 護衛戦団も町に展開しているが数で敵わず、城から出した援軍も間に合わないという絶望的な戦況が国王に伝えられる。

ギャングの狙い:

  • 襲撃者達の目的は、現在街でオペラを観劇しているキャンデル王妃であり、彼女の名前を叫びながら進軍している事実が明かされる。

ムーロン一家の執念:

  • 国王ルーヴェンはあいつらが昔からキャンデル王妃を狙っていたことに気づき、即座にオペラ座に出るなと連絡を入れるよう命じる。

マナーモードの悲劇:

  • しかし部下からは、現在オペラ座の電伝虫がマナーモードに設定されているため、連絡がつかないという致命的な状況が報告される。

シュリ姫の訴え:

  • 母親が連れ去られてしまうと危機感を募らせたシュリ姫は、ブルックに向かって何とかしてほしいと必死に懇願する。


11. ブルックの不敵な報告と港の記憶

王妃の危機に慌てる一同に対し、ブルックは一人だけ落ち着いた様子で、ムーロン一家に関する奇妙な事実を語り始める。
王妃の強さへの信頼:

  • 国王に対して大丈夫だと声をかけるブルックは、そもそも王妃は非常に強い女性であるため、そう簡単に捕まるような人ではないと語る。

港での遭遇の事実:

  • さらにブルックは、周囲がギャングの襲撃に今更気づいたことへの困惑を示し、自分は今日すでに港で彼らに会っていたと口にする。

全員を斬り終えた過去:

  • 連絡がつかないと慌てる必要はないとし、港で出会った際、自分がすでにギャング達を全員斬り終えているという衝撃の事実を淡々と報告する。
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12. オペラ座の惨劇と二人のスター

オペラ座の周囲を包囲していたギャング達は、ブルックの報告と同時に、時間差で自らの死を自覚することになる。
遅れてやってくる斬撃:

  • 素晴らしい劇を終えた王妃キャンデルに対し、劇場の外を取り囲んだギャング達は出てこなければ撃つと脅し、首領ムーロンの愛を押し付けようとする。

鼻歌三丁矢筈斬りの威力:

  • しかし、自分達がすでに斬られていた事実に今更気づいたギャング達は、悲鳴を上げながら血を流して次々と倒れ伏していく。

部下達と街の歓声:

  • これが奇襲部隊隊長であるブルックの「速斬り」の威力だと部下達が叫び、ブルック様と呼ぶ黄色い声援が飛び交う中、王妃キャンデルが優雅に劇場から姿を現す。
  • エスペリア王国 王妃 キャンデル
ワンピース 漫画 第1183話 ネタバレ 感想 軍子の母 キャンデル ONE PIECE Chapter 1183

平和な国の二人のスター:

  • 70年前のエスペリア王国には、元護衛戦団団長であり現王妃のキャンデルと、音楽は不評だが斬られた者すら気づかない速斬りの名手ブルックという2人のスターがおり、国は確かな平和の中にあった。


まとめ

エスペリア王国の輝かしい過去と、現在のエルバフで起きている天竜人の悪魔化という残酷な現実が交錯し、物語は深い謎へと突入する。
イムの絶対的な粛清:

  • ロキとの死闘の中でイムが口にした「ドウザンのように消す」という言葉は、逆らう者を容赦なく歴史から抹消してきた世界政府の闇を象徴する。

戦士達の尊い犠牲:

  • 子供達の拉致を阻止するため、死を覚悟してザザの前に立ち塞がるエルバフの大人達の姿が、村の緊迫感を最高潮に高める。

シュリ王女の変貌の謎:

  • ブルックと手を繋ぎ、ビンクスの酒を歌っていた無邪気なシュリ姫が、なぜ70年の時を経て悪魔の姿を持つ天竜人となってしまったのか。

ブルックに課された決断:

  • 彼女を生かすか殺すかというジンベエの問いに対し、過去の強い絆を知ったブルックがどのような答えを出すのか、一味の動向に注目が集まる。

音楽が溢れていた平和な国が辿った悲劇の歴史が、現在のエルバフの戦場にどのように結びつくのか、次号への期待が否応なしに高まる。

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