エレン 「こうなること…わかってたはずなのに…でも…お前の力に頼るしかなくて…アルミン…お前は…どうして逃げないんだよ…」
エレン 「巨人!?」
エレン 「クソッ!それ以上近づいてみろ!こいつを奪われるくらいなら殺すからよ!」
エレン 「(なんだ!こいつ…目の周りに巨人化の痕が…獣の巨人か…?)」
ジーク 「前が…エレン・イェーガーか?」

ハンジ 「中身を改めてからね」

ハンジ 「さて…聞きたいことは山ほどあるんだけど…君の口も鎧のように堅そうに見える…君は…私達が知りたいことを教えてくれるかな?」

ハンジ 「ありがとう。覚悟ができてて助かるよ」
ジャン 「待って下さい!いいんですか?その力…奪えるかもしれないのに!」

エルヴィン 「今日説明するのは、この注射薬の最も有効な活用方法についてだ」
エルヴィン 「この薬を使えば超大型巨人や鎧の巨人、獣の巨人らの力を奪うことができる」
エルヴィン 「その術とは、この注射を打たれた者が巨人となり、エレンのように巨人化できる人間を食うこと。そうすることで、一旦は知性のない巨人となった者も、人間に戻り巨人の力を操る人となるのだ」
エルヴィン 「それが果たせれば、巨人の力や情報を得られるばかりではなく、瀕死に至った人間をも蘇らせることができる」
エルヴィン 「もし、巨人の力を持つ敵を捕らえ、四肢を切断した後、安全が確保されたなら、リヴァイ兵士長を呼び求めよ」
エルヴィン 「注射器はこの1本限り。その使用権はリヴァイ兵士長に託してある」

ミカサ 「もうほとんど残ってません…ですがエレンとアルミンの元への片道分はあります」

ハンジ 「私よりはあるな…ミカサすぐにエレン達の状況を見てきてくれ。そしてガスを補給しリヴァイから注射薬をもらってこい」
ハンジ 「何らかの理由でそれが叶わない場合には、信煙弾を撃て。それを合図にライナーを絶つ」
ミカサ 「了解です!」
ジャン 「ハンジさん…俺は…」

ミカサ 「エレン!!」

エレン 「だってそうだったでしょ…トロスト区を岩で塞いで守ることができたのも…」
エレン 「アニの正体を見抜いたのも…」
エレン 「夜間に進行することを思いついたのもアルミンだ…」
エレン 「潜んでいたライナーを暴き出したのも…ベルトルトを倒すことができたのも全部アルミンの力だ!」

エレン 「人類を救うのは俺でも団長でもない!!アルミンだ!!そうだろミカサ!?「」
ミカサ 「渡してください!」


ミカサ 「黙ってて!!」

フロック 「黙ってられるか!お前らばっかりがつらいと思うなよな!!まだ知らないだろうけど、あの壁の向こう側に生きてる兵士はもう誰もいねぇ…」

フロック 「誰も助からないと思った…でもエルヴィン団長だけは違った!あの状況で獣の喉笛に食らいつく算段を立て…実行した」

フロック 「みんな作戦どおりバラバラに砕けたよ」

フロック 「最後に感じたことは…きっと…恐怖だけだ…」


フロック 「でも…それじゃ生ぬるいと思った…この人にはまだ地獄が必要なんじゃないかって…」


フロック 「そしてわかったんだ…」


フロック 「巨人を滅ぼすことができるのは悪魔だ!悪魔を蘇らせる!それが俺の使命だったんだ!それがおめおめと生き残っちまった俺の意味なんだよ!」

モブリット 「ハンジ さん!!」






ハンジ 「でも…わかっているだろ?誰にだっていつかは別れる日が来るって」

ハンジ 「とてもじゃないけど受け入れられないよ…」
ハンジ 「正気を保つことさえままならない…」
ハンジ 「つらい…つらいよ…」
ハンジ 「わかってる」
ハンジ 「それでも前に進まなきゃいけない…」



エレン 「兵長…海って…知って…ますか?」

エレン 「いくら見渡しても地平線の果てまで続く…巨大な湖だって…アルミンが…」
エレン 「この壁の向こうにある海を…いつか見に行こうって…でも…そんなガキの頃の夢../俺はとっくに忘れてて…母さんの仇とか巨人を殺すことと…何かを憎むことしか頭になくて…」

エレン 「でも…こいつは違うんです…アルミンは戦うだけじゃない!夢を見ている!」


リヴァイ 「全員ここから離れろ!!ここで確実にベルトルトをエルヴィンに食わせる!!」
ハンジ 「さぁ…行こうミカサ」
ジャン 「クソ…クソ…」

コニー 「アルミン…またな…」


アルミン 「だから!まずは海を見に行こうよ!見てろよ!絶対あるんだから!」



リヴァイ 「お前の夢ってのが叶ったら…その後はどうする…」
エルヴィン 「…わからない…叶えてみないことにはな…」
エルヴィン 「俺は…このまま地下室に行きたい…」

リヴァイ 「獣の巨人は俺が仕留める」

エルヴィン 「リヴァイ…ありがとう…」



ベルトルト 「みんなぁー!!助けてぇー!!」




フロック 「兵長…どうして…ですか?」
リヴァイ 「こいつを…許してやってくれないか」
リヴァイ 「こいつは悪魔になるしかなかった…それを望んだのは俺達だ…」






































































































































